【クイズ】眼鏡の「鼻あて」が生まれた国はどこ? 頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(34)
「一晩置いたカレーがおいしくなるのはなぜ?」「ポン酢のポンってなに?」…というような学校では教わらないけれど子どもに話したい雑学を集めました!
子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう「おもしろ知識」「生活の知恵」が盛りだくさんの『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から、第34回目をお送りします。
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眼鏡の「鼻あて」は鼻の低い日本人が考案した
眼鏡が日本に伝えられたのは16世紀のことで、ヨーロッパの宣教師あるいは商人が持ってきたと考えられている。フランシスコ・ザビエルが、周防(すおう)(現在の山口県東部)の戦国大名・大内義隆(よしたか)に献上したのがはじまりという説もある。
当時の眼鏡は、フレームの両側に穴を開け、ひもを通して耳にかけるというものだった。
しかしこれでは、鼻のつけ根が低い日本人は、まつげとレンズが接触してしまう。
そこで考え出されたのが、現在の眼鏡のフレームにもついている、一対の「鼻あて」だった。東京メガネの会長だった白山晰也(しらやませきや)氏は、その著書『眼鏡の社会史』の中で、「鼻あて」は日本人の発明だというベルリン大学のグリーフ教授の説を紹介している。
「鼻あて」によって、眼鏡のレンズは顔のちょうどいい位置に固定されるようになった。
たかが「鼻あて」と言うなかれ。今や世界中の眼鏡に用いられている小さな大発明なのだ。
監修=多湖 輝/「頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学」(KADOKAWA)
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Information
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監修:多湖 輝
1926年、スマトラ島生まれ。東京大学文学哲学科卒(心理学専攻)、同大学院修了。千葉大学名誉教授。東京未来大学名誉学長。幼児教育から高齢者問題まで、多岐にわたる研究活動を行なうかたわら、各種執筆はもちろん、テレビ出演やゲームソフトの監修など、幅広い分野で活躍。2006年、瑞宝中綬章受勲。2016年に逝去した後も、その柔軟な考え方は、いまだ高い支持を得ている。
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