東京五輪をリサイクル素材でサポート!「みんなの表彰台プロジェクト」って何?

#くらし   
「みんなの表彰台プロジェクト」を実現しよう!


とうとう1年後に迫った「東京2020オリンピック・パラリンピック」。観戦チケットの抽選が始まったり、公式ショップがオープンしたりと、盛り上がってきましたね。

ところで「東京2020大会」では、リサイクルへの取組みを積極的に行っていること、知ってましたか? その一環としてこの度、新たなプロジェクトが始動することに。いったいどんなものなのか? まずはPRイベントに行ってきました!

プラスチック容器が表彰台に生まれ変わる!?


今回発表されたプロジェクトは、東京2020組織委員会主催、P&Gジャパン事業協力による「みんなの表彰台プロジェクト」。使い捨てのプラスチック容器を再生利用して、「東京2020オリンピック・パラリンピック」の表彰台を制作しようという画期的なプロジェクトです。

「東京2020大会」では「Be better,together/より良い未来へ、ともに進もう。」をコンセプトに、日本全国から集めたリサイクル金属で金・銀・銅のメダルを都市鉱山から作る「みんなのメダルプロジェクト」、全国63の自治体から集めた木材で選手村のヴィレッジプラザを作り、使用後に自治体に返却して木材活用リレーを行う「みんなで作る選手村ヴィレッジプラザ」に取り組んでいるそう。

プラスチックの処理や海洋汚染が顕著化し、問題視されていることを踏まえ、再生利用することで資源をムダにしないモデルを国内外に発信することを目的としています。その一環として、「みんなの表彰台プロジェクト」がスタートすることになりました。

イベントで挨拶する東京2020組織委員会の森喜朗会長


公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長は、「“スポーツには世界と未来を変える力がある”という言葉通り、今回のプロジェクトをP&G社はじめ、皆さんのご協力によって世界中に発信し、国民一人一人がリサイクルの有用性を認識する契機に繋げたいと考えております」と挨拶。

P&Gジャパンのスタニスラブ・ベセラ代表取締役社長


プロジェクトを提案したP&Gジャパンのスタニスラブ・ベセラ代表取締役社長も、「皆が協力することにより、プラスチックごみが国の誇りのシンボルになるということは、本当に素晴らしいことだと思います。当社は全世界で持続可能な社会の実現に向けて取り組んでおり、東京2020大会に向けて『世界を変える力、未来を育てる力』のテーマのもと取り組みを実施していきます。世界で初めてとなる今回の取組みは、東京2020の真のレガシーとなることを確信しております。皆さま、どうぞご協力をお願いいたします」と呼びかけました。

リサイクル素材で作られた回収ボックス


6月19日(水)より、全国のイオングループ約2,000店舗に使用済みプラスチック容器の回収ボックスが設置されます。P&G製品のプラスチックボトル、詰め替え用製品をはじめ、ペットボトル以外は他社の同種の製品も回収可能。さらに、回収ボックスもリサイクル素材でできているんだとか。

表彰台のデザインは、オリンピック・パラリンピックのエンブレムをデザインした野老朝雄(ところあさお)さんに依頼する計画で、2020年6月のお披露目を予定しているそう。どんな表彰台が出来るのか、今から楽しみですね!

五輪も環境問題も全員参加が大事!


PRイベントには、P&Gオリンピック・パラリンピックプロジェクトの熱血応援リーダー兼JOCスポーツ環境アンバサダーの松岡修造さん、東京2020組織委員会のスポーツディレクターを務める室伏広治さん、空手組手女子全日本強化選手の植草歩さん、パラトライアスロン日本代表の秦由加子さんが登場。4人によるトークセッションも開催されました。

アスリートたちによるトークセッション


「僕は東京2020に向け、『自分は灰になる』と宣言しました。すべてを出して応援します!」という松岡さんの熱すぎるトークから始まりました。

東京2020で「灰になる」と宣言した松岡修造さん


植草選手も負けじと「リサイクルされた表彰台の上に、一番高い所に上るという決意をさせていただきました。空手界を盛り上げていきたい!」と金メダルを宣言! ゴールドのネイルをしている植草選手に向かって、松岡さんが突然、「すいません。この爪は何ですか?」とつっこむ一幕も。秦選手からも「私がこのプロジェクトに関わったのは、(メダルを獲る)そういう意味なんだなと思いました」と頼もしい発言が飛び出しました。

ちなみに皆さんも日ごろから、環境問題への配慮を行っているそうです。「ペットボトルは買わない、レンジで温める際もラップを使わずシリコン製のフタを使うなど、できることはやっています」と秦選手。「環境にやさしい商品なのか、会社が環境を考えて物を作っているのか、そういうことも物を選ぶ選択肢に入れていきたい」と話していました。一方、植草選手のチームは、試合後には必ずゴミを拾って帰るのだとか。それを見た外国の選手たちも、協力してくれるようになったという心温まるエピソードも。

東京2020のスポーツディレクターを務める室伏広治さん


「我々は地球規模で考えなければならない。なぜなら海は繋がってる。自分の足元だったり、身近なところからスタートするのが大事ですよね」と室伏さん。今回のプロジェクトを通して、環境問題に対し自分に何ができるかを考えてくれれば…という思いが伝わりました。

まずは「みんなの表彰台プロジェクト」回収ボックスを見かけたら、積極的に投函してみてはいかが?

取材・文=角山奈保子

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