抱きしめられる時間はあっという間に過ぎていく―『ママにしてくれてありがとう』何気ない日常の中に見つける最高の幸せ

#くらし   

大好きな娘ハナちゃん、夫のけいさんと3人で過ごす日常。妊娠から出産、ハナちゃんの保育園入園までの日常を描いたイラスト日記をInstagramに投稿したところ、瞬く間にフォロワーが増え、その優しい世界観にハマる人が続出。ほっこり癒されるだけでなく、勇気づけられたり、気づきのヒントがあったりの、盛りだくさんな『西山ワールド』には「カワイイ」「キュンキュンする」という声だけでなく、同じ育児中のママや育児経験者からの共感コメントも多数。1年半分の絵日記に、今回はともこさんが大量の描き下ろしマンガを加えたギフトコミックエッセイ『ママにしてくれてありがとう』が発売となったばかりの著者、西山ともこさんにスペシャルインタビュー。

インスタフォロワー75,000人待望の書籍『ママにしてくれてありがとう』


今回インタビューのために特別に描き下ろした初出のハナちゃんと読者の皆さんへのメッセージも!ファン必見です!!!

あなたに会えて、最高に幸せ


____書籍でもinstagramでも、エッセイは娘さんのハナちゃん誕生前の妊娠中のエピソードから始まっていますね。

出産後の育児や家事で超多忙な中、これまでエッセイを描き続けることができたのはなぜですか?きっかけとなったできごとや、出産前後の気持ちの変化(あるいは変わらなかったこと!)がありましたら、ぜひ教えてください!

出典:ママにしてくれてありがとう「第1章私の赤ちゃん」


「私はいつも能天気なのですが、出産直後だけものすごく心配性になったんです。

『娘を守らなきゃ!』という思いが強すぎて、いろんなことを心配しすぎていましたね。

その中でも怖かったのは、自分が病気や事故で死んでしまうこと。

『もしも幼いハナちゃんを残して死んでしまったら…。』

考えるのも恐ろしいですが、もしそうなった場合、ハナちゃんに『ママはあなたに会えて最高に幸せだったよ。』と伝えられる何かを残しておきたいと強く思いました。

出典:ママにしてくれてありがとう「欲望」より


…と同時に、夫や両親、家族にも伝えきれてない感謝の気持ちがあることに気が付いて、『これはもうマンガに描いて残すしかない!』そう思いました。

産後、忙しかった中でエッセイマンガを描き続けられたのは、『今描かなきゃ後悔する!』という焦りがあったからだと思います。」

『ママにしてくれてありがとう』より「産後ブルー」


『ママにしてくれてありがとう』より「産後ブルー」


ハナちゃんが寝た後がお絵かきタイム


____1コマ1コマ大切に、丁寧に描かれているエッセイ。1つの作品(例えば4コママンガ)を仕上げるまでまでの時間は、どうやって捻出されていますか?

「4コママンガは、だいたい2時間くらいかかってます。

話の流れや、ハナちゃんの表情など、悩みだすともっとかかったり…。

夜、ハナちゃんが寝た後がお絵かきタイムで、集中しだすとついつい睡眠時間を削ってしまいます。」

出典:ママにしてくれてありがとう より


____結婚前からお料理やお片づけは好きなほうでしたか…?疲れていたり、やる気が出ないときはどうされているんでしょうか?

「お料理やお片づけは、どちらかというと結婚前も好きな方でしたが、休日に手の込んだ料理やお菓子を作って楽しんだり、家じゅうピカピカにお掃除するキレイ好きタイプではなくて、最低限をササッとこなすのが気持ちいいタイプです!

疲れているとき、一番やる気がでないのは料理で、すぐレトルトカレーに頼りますね。

2週間に1回はレトルトカレー(ハナちゃんはお子様用)を使っています。」

好き嫌いをしっかり把握できるようになって…


____エッセイの中で、「結婚前と比べると今は『手抜き料理でごめんね!』と思っていましたが、意外とポイント高くてビックリ!」というエピソードが。旦那さんやハナちゃんに「手抜きでも家族に喜ばれる」料理のポイントなどはありますか?

「我が家の場合は、夫が野菜嫌いで、好きな料理の傾向がハッキリしてるんです。

夫が好きなのは、野菜の食感ゼロの料理で、ハンバーグや餃子、カレーなども、野菜の存在が薄ければ薄いだけ喜んでくれます。

具体的には野菜は全部すりおろして入れれば、『うまい!』といってくれます(笑)

出典:ママにしてくれてありがとう「手抜き料理」より


好き嫌いをしっかり把握できるようになってから、料理で喜ばれることが増えたと思います。

嫌いな要素を入れず好みの味つけにすれば手抜きでも喜ばれると学びました。

ハナちゃんは柔らかいニンジンが大好物なので、それが入ってる料理なら『ニージン!ニージン!』と喜んでくれます。」

【特別描きおろし】食卓の人参を全て集めてご満悦。最近のハナちゃんの1コマ


わたしが変わらなきゃ!


___出産後の一時期、あまりの多忙元気を失ってしまった西山さん。その際の「もっと余裕を持たなくちゃ…そのために私が変わらなきゃ!」という一言がとても印象的です。『こうしなきゃ!母はこうでないと!』と、自分を追い詰めてしまうママはとても多いと思います。西山さんが気持ちを良い方向に切り替えるために、日ごろから心がけていることや、気分転換の方法があったらぜひ教えてください。

出典:ママにしてくれてありがとう「毎日が愛しい思い出」より


「私は一度落ち込むとネガティブになって何日も落ち込む癖があるので、ちょっとでも落ち込みそうな気配があったら、すぐがんばるのをやめて、自分を甘やかします。

具体的には家事をサボったり、お菓子を食べたり、しょっちゅうです。

他にも自分の時間(マンガを描いたり、ネットコラムを読んだり)があると、かなり気分転換になるので、夫に協力してもらってそのための自分の時間を作っています。

それでも落ち込んでしまった時は、夫に相談するようにしてます。

夫はポジティブで建設的な性格。1時間くらい話していると、解決策が見えてきて気持ちがスッキリするんです。

いつも私のウジウジした相談に根気よくつきあってくれる夫には感謝しています。」

夫には素直に頼って、かならず感謝


___エッセイを読んでいると、普段はクールだけど家事にも子育てにも意欲的な夫のけいさん。けいさんとの家事や育児の連携はどうやって?

「最初は全然上手く行きませんでした。

よくある話ですが、私は出産と同時に母、それも過剰に心配性の母になっていた一方で、夫は父になりきれていませんでした。

産後3ヵ月は産前と変わらぬ行動をとる夫に、常にイライラしていたと思います。

でも私がイライラしているせいで、夫もどう協力したらいいのか、手を出しづらかったと思います。

出典:ママにしてくれてありがとう「毎日が愛しい思い出」より


それまでは『なんで言わなきゃわからないの…?』と心の中で思っていましたね。

ハナちゃんが生後3か月が過ぎて私に余裕ができると、素直に『こうしてほしい』と夫にお願いすることができるようになりました。

その頃から夫は家事も育児も積極的になって、特に育児はどんどん上達しました。」

出典:ママにしてくれてありがとう「反省」より


___夫に「手伝って欲しくてもなかなか気づいてくれなかった時」に効果的だった声かけがあったらぜひ教えてください!

「手伝って欲しいときは、素直に頼って、何をしてほしいか具体的に伝えて、やってくれたら感謝を口にする、それが大切だと思っています。」

___夫のけいさんは、ともこさんのコミックエッセイを読まれていますか?

「Instagramに投稿している漫画は、ほぼすべて夫に読んでもらっています。

夫は最初の読者になってくれて、わかりづらい表現などがあると、『こうした方がいいよ。』とアドバイスをしてくれます。

感想をくれる時はいつも『いいんじゃない。』がほとんど。

でも、例えば夫の行動に感謝した漫画を描いたとき、感想は『いいんじゃない。』の一言でも、その後の夫の雰囲気や、いつもより優しくなる行動を見ると、喜んでくれているのが分かるのでとても嬉しいですね」

悩まずに描こう。


___フォロワーが現在75,000人。ともこさんが描く『何気ない日常の中に見つける幸せ』に励まされる、癒される、という声がSNSでも多く見られました。

「一番いただくのは『何気ない子どもとの日常がとても愛しい時間なのだと気がつきました』という感想です。

少しはお役に立てた気がして、とても嬉しいですね。

不妊治療をがんばっている方から『ハナちゃんを見て我が子を想像すると、辛い治療もがんばれます!』というお声をいただいたときは、そのコメントに励まされました。

不愉快だという声も届いており、悩んでもいたのですが、『それなら悩まずに描こう。』と吹っ切れることができたので、ありがたかったです。」

保育園に入園したハナちゃん!


___さて、現在はともこさんのお仕事復帰にともなって、ハナちゃんの保育園生活がスタートしたところですよね。

西山さんが今、子育てで1番困っていることはなんですか?

「一番つらいのは朝、保育園に行きたくないと泣くハナちゃんを、無理やり保育園に連れていくことですね。

4月入園から4か月が経ちましたが、いまだに行きたくないと泣いています。

保育園に行けば楽しく遊んでるようなのですが、とにかく朝のお別れが寂しいようです。

心の中では『ごめんね』と謝りつつ、『保育園楽しいよ』と励ましながら登園しています。」

___お仕事が終わった後の、ハナちゃんとの一番楽しい時間の過ごし方を教えてください!

「帰宅後はすぐにおっぱいを欲しがるので、満足するまであげてます。

日中離れているせいか、うれしそうに飲む姿が本当に愛しいんです。」

___ハナちゃんが大きくなったとき、この本はどういった形でともこさんからハナちゃんに手渡してあげたいと思っていますか?

出典:ママにしてくれてありがとう「お散歩」より


「この本はハナちゃんが漫画を読める年齢になったら、渡したいと思っています。

小学校3年生くらいでしょうか…。

すぐに読んでほしいわけではなく、「読みたくなったら読んでね」と言った感じで渡して、部屋の隅にでも置いてくれたらと思います。

暇な時に読んで笑ってくれたらうれしいし、不安がある時に読んで、『何があってもママはとにかく私が大好きで、私はすごく愛しい存在なんだ』と安心してもらえたら嬉しいです。」

【特別描きおろし】「子様との愛しい思い出の一部にしてもらえたら嬉しいです」と西山さん。


お子さんへのメッセージを書き込めるページもある¨ギフトコミックエッセイ¨「ママにしてくれてありがとう」を出産祝いに添えるのも素敵なアイディア。ぜひご覧ください!

文=ayako**

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Information

『ママにしてくれてありがとう』▶掲載話一覧はこちら

単行本情報はこちら『ママにしてくれてありがとう 』

大好きな娘ハナちゃんと過ごすかけがえのない時間を描いた育児コミックエッセイ。親子で過ごす時間が生活の全てという期間は、長い子育ての中でも特別な濃い時間。その1年半に焦点をあてた絵日記に大量の描き下ろし漫画を追加して1冊に。出産祝いの贈り物・母の日のプレゼントにも喜ばれる2つのギフトカード付き。1)成長した子供へのメッセージを伝えるカード 2)頑張るママに気持ちを添えて贈るカード ほか、我が子の成長記録を残せる、育児メモ付き


▼単行本情報はこちらから



著:西山ともこ
インスタグラムにて育児漫画「娘のハナちゃん」を描いて人気に。フォロワー7万5000人。
▶Instagram:nishiyama_tomoko07

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

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