おしゃれな絵×大阪弁のユニーク絵本でセンスを磨く

#くらし   

緻密かつスタイリッシュなグラフィック。そして大阪弁がキーワードのユニークな絵本のシリーズが6月30日と7月21日の両日に「株式会社 学研プラス」より発刊された。

著者はベルギーのTom Scamp(トム・スカンプ)氏。美術大学卒業後、ポーランドでグラフィック・アートを学んだ人物で、作品は絵本のみならず、ポスターやハガキ、おもちゃ、切手などと多岐にわたっている。「ニューヨーク近代美術館」も彼の作品を扱っており、その才能は世界的に評価されている。そんな彼の絵本に大阪弁を添えたのは、自称「アホな大阪人」の寿 太郎氏。大阪の某保育園園長を務めた経歴を持つ寿氏は、アレルゲンとなる卵や乳製品を除いた給食を開発するほか、遊びの空間とトイレをマッチングさせた「オープントイレ」でキッズデザイン賞を受賞している。

「センスええこにそだつ本やで〜!」シリーズは、ネズミのニャゴまるくんが主人公。『ニャゴまるのあっちゃこっちゃ くるまでいこか〜』ではパパと一緒にドライブに行くのだが、色えんぴつのハリネズミカーなどちょっと変わった車が登場する。また『ニャゴまるのノリノリ! りょこういこか〜』は飛行機に乗って南の海へと旅行するストーリーで、空港内にはかわいいキャラクターがいっぱい。

いずれも上下半分ずつ逆さまに書かれており、行きは下半分、帰りはひっくり返して上半分を読むという仕掛けだ。しかも各ページに施されているのは、美しい色調の緻密なイラストの数々。よく目を凝らしてみると、ちょっとした「ネタ」があちこちに盛り込まれている。

視覚で感性と発想力、コミュニケーションをはぐくむ絵本。さらにツッコミのセンスも磨けるこの絵本、子どもに読み聞かせたり、またプレゼントにしてみてはいかが?【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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