“白黒”テレビ、昔は単なる「テレビ」だった! 名前が変わる現象“レトロニム”って?
Per Gosche / TV Junkie (from Flickr, CC BY 2.0)

レトロニム(retronym)という言葉をご存じでしょうか?

これは新しく出たものによって、古いものが再命名されることを意味します。例えば「白黒テレビ」は、元は「テレビ」と呼ばれていたのですが、映像に色が付いたテレビの登場により「白黒テレビ」と呼ばれ始めましたよね。

レトロニムという言葉がネットで注目されたことで、Twitterでは「これもレトロニムでは?」といった言葉を多くのユーザーがあげています。


■一般的なレトロニム

レトロニムには「テレビ」から「白黒テレビ」の他にも、「電話」から「固定電話」、「電球」から「白熱電球」、「LAN」から「有線LAN」、「コーヒー」から「レギュラーコーヒー」、「数」から「実数」なんてものがあります。


■ライトな言葉のレトロニム

しかしTwitterユーザーの間ではもっとライトな言葉もレトロニムになっていると話題になりました。例えば「ファーストガンダム」といった呼び方。これは「ガンダム」シリーズ第一作目のアニメ「機動戦士ガンダム」を表すのですが、次々と新たなシリーズが作られていったことで、「機動戦士ガンダム」から「ファーストガンダム」「初代ガンダム」と呼ばれるようになったのです。

また、「スターウォーズ エピソード4/新たなる希望」もレトロニムとの意見も。こちらは公開当時は「スターウォーズ」だったのですが、続編が作られていったことでこのようなタイトルになりました。

このように続編が作られていって呼び方が変わったものは、「ドラゴンクエスト1」「ターミネーター1」「美少女戦士セーラームーン(無印)」「ふたりはプリキュア(無印)」といったものなど数多くあります。

「水餃子」もレトロニムという指摘があります。中国が発祥と言われている餃子ですが、日本では「焼き餃子」が主流なのに対し、本場中国では「水餃子」が主流で一般的です。そのため、「焼き餃子」や「揚げ餃子」の出現により、「餃子」が「水餃子」と呼ばれるようになったという意見があるのです。

他にも「日本人力士」「手ごねハンバーグ」「回らない寿司」「紙の本」「ホワイト企業」なんて言葉もレトロニムなのでは、と言われています。

普段何気なく使っている言葉のルーツを辿ってみると、意外に面白い発見がありますよね。ぜひ皆さんも身近なレトロニムを探してみては?

【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】