左利きは損?得?知られざるマイノリティの実情
左利きの人はどのような悩みを持っているのだろうか

「スポーツで有利」「天才型の有名人が多く頭が良さそう」など、一見華やかな個性に見られがちな左利き。日本人の約1割を占めるといわれているが、ドアノブ、自動販売機、改札など、世の中は右利き目線で作られていることから、不便を感じながら日々を過ごしていることも少なくなさそうだ。では、左利きの人は具体的にどんな悩みを抱えているのだろうか?

ゼブラ株式会社は、全国の左利きの人104名を対象に、左利きの悩みに関するアンケートを実施。アンケートによると、左利きは人一倍ストレスを抱えながら生活をしていることがわかった。左利きということで日頃の生活の中で不便に感じていることは?ときいてみたところ、「はさみやカッターが使いにくい」58%、「食事で左隣と腕がぶつかる」43%をはじめ、「ペンで手書きしにくい」24%など、右利きを基本に世の中が動いていることもあり、右利きの人が感じることが少ない悩みがいくつもあがった。

次に、左手で使いにくい筆記具をあげてもらったところ、3割以上の左利きが使いにくいと答えたのが「ボールペン」。特に最近人気の「水性ボールペン」は17%でトップ。インクの乾きが遅いため、書きながら手でこすってしまい、書いた文字や手が汚れてしまうことに難儀しているようだ。この状況を解消するために工夫していることとして、「手が紙につかないように少し浮かせて書く」「手の下に紙を引く」「紙をななめにする」など、各自で対策をとっていることがわかった。

そんな左利きの救世主として、ゼブラが2016年2月発売した『サラサドライ』が注目されている。水性ジェルインクのさらさらな書き味を保ちながら、超速乾性の新成分を配合。左手で書いても文字を手でこすることがない。東急ハンズ新宿店の文具担当者は、自身も左利きであることから良さを実感し、同商品をおすすめしている。

一昔前まで、左利きは幼少期に右利きに矯正されていたが、昨今、個性を重視し、矯正されない人が増えている。加えて、はさみ、カッター、定規、鉛筆など、左利き用の商品も発売されており、徐々にマイノリティとはいえない状況になりつつある。各分野における今後のさらなる商品やサービス展開を期待したい。【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】