パート主婦必読!2018年から「働き損」にならないパート収入はズバリいくら?

#くらし   

パート主婦がよく耳にする、家計に影響する“収入の壁”。税法改正により2018年から新たに「150万円の壁」が登場する予定です。じゃあ、一体いくらまで働けば損しないの?と、思う人は大勢いるはず。そこで、ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんに「働き損」にならないパート年収はいくらか、教えてもらいました!

Question:来年から「働き損」にならないパート年収は?

Answer:損にならない年収は、夫の年収やパート先の会社の規模などで異なります。下の3パターンを参考にして。

 

「働き損」にならない年収は勤務先によって大きく変わる


「社会保険の壁」はパート先企業によって異なります。従業員501人以上の企業で1年以上働く見込みで週20時間以上働く人は、年収が106万円を超えると勤務先の社会保険に加入することに。それ以外のケースでは、年収130万円を超えると夫の社会保険の扶養から外れ、パート先で社会保険に入るか、自分で国民年金と国民健康保険に加入する必要があります。社会保険料の分だけ手取り額が下がることに。

 

夫の年収700万円(手取り約530万円)とした場合の「損得の分かれ目」


【A】大手企業のパート

【写真を見る】従業員501人以上の企業で1年以上働く見込みで、週20時間以上働く人の、手取り収入推移のグラフ


チェーンのスーパーなど基準を満たす“大企業”で働く場合、勤務時間などの条件を満たし年収106万円を超えたら勤務先の社会保険に加入。

社会保険の壁→106万円 損する年収→106万円超え125万円未満 目標にする年収→125万円以上

 

【B】A以外のパート1 壁を越えたら勤務先の社会保険に加入する人

パート先が従業員501人以下の企業で、年収130万円を越えたら勤務先の社会保険に加入する人の、手取り収入推移のグラフ


年収が130万円を超えた場合、自分で社会保険に加入する。勤務先によっては会社の厚生年金や健康保険に加入できるケースもある。

社会保険の壁→130万円 損する年収→130万円超え153万円未満 目標にする年収→153万円以上

 

【C】A以外のパート2 壁を越えたら国民年金と国民健康保険に加入する人

従業員501人以下の企業で、年収130万円を越えたら国民年金と国民健康保険に加入する人の、手取り収入推移のグラフ


年収が130万円を超え、勤務先では社会保険に加入できないケース。自分で国民年金や国民健康保険に加入する。

社会保険の壁→130万円 損する年収→130万円超え171万円未満 目標にする年収→171万円以上

※写真の表の金額は、夫婦ともに40歳以上、東京23区在住、夫は会社員、子どもは中学生以下の場合の一例です。「損する年収」と「得する年収」は、年齢や住むエリア、夫の年収、パート先の会社の規模などにより異なりますのでご注意ください。c深田晶恵(試算、グラフともに)

考慮すべきは「社会保険の壁」。まずは、自分のパート先がどれにあてはまるか、チェックして!

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Information

教えてくれたのは:深田晶恵さん
ファイナンシャルプランナー、生活設計塾クルー取締役。家計相談、講演、メディア出演などで活躍。『30代で「そろそろお金を貯めよう」と思ったら読む本』(PHP文庫)など著書多数。

取材・文=千葉はるか イラスト=あべさん



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