無料で楽しめる！「不思議の国のアリス」をモチーフに畑の世界を描いたデジタル絵本で野菜や自然について学ぼう

今回私が見つけたデジタル絵本は、「不思議の畑のアリス」というもの。世界中で愛され続けているルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」をモチーフに、さまざまな野菜や生き物が登場する、ドキドキとワクワクがいっぱいの不思議な畑の世界が描かれています。

デジタル絵本「不思議の畑のアリス」ってどんなお話？

読む前に、「不思議の畑のアリス」がどんなお話なのか少しは知っておきたいですよね。そこで、ちょっとだけ、内容をお伝えします♪

「不思議の畑のアリス」は、好奇心いっぱいの少女「アリス」がミミズや微生物などの個性豊かな生きものたちと出会い、それぞれの役割やつながり、いのちを循環させる神秘的なチカラがある不思議な世界を知ることで、自然の恵みへの感謝の心が芽生えていく…という冒険ストーリーです。

ある日、大慌てで畑の中へ走っていくウサギを見かけたアリスが、ウサギの落としものを拾うことから物語がはじまります。実は、その落としものはその日に行われる収穫パーティーへの招待状だったのです。はたしてアリスは招待されている仲間たちに、招待状を届けられるのか…というのがあらすじ。

このデジタル絵本は、物語を通じて、アリスと同じ目線で楽しく冒険しながら、畑のことや自然環境について学べる内容になっています。漢字にはふりがながふってあるので、平仮名が読める子はひとりでも読めますが、親子で読むのもおすすめ！

途中にある♪ボタンを押すと歌が流れるしかけもあり、娘は特にそこが気に入っています。また、登場するキャラクターたちが全て粘土で表現されているので、手づくり感あふれる個性的な絵本になっているのも魅力です。

デジタル絵本が野菜や自然のことを知るきっかけに

これは、カゴメ株式会社が“植育(しょくいく)から始まる食育”を広めるための「不思議の畑プロジェクト」の一環として行われている取り組みなのだそう。

「不思議の畑プロジェクト」は「よろこびを、一から土から。」が活動のコンセプト。活動を通じ、野菜を育む畑や土への理解を深め、自然への好奇心や感謝の気持ち、野菜と暮らす楽しさを伝えていくという。畑の世界に親しみを感じながら、好奇心や探究心をもって楽しく知ってもらえるよう、オリジナルストーリー「不思議の畑のアリス」を制作したのだとか。

カゴメによると、「『植育』を通して感じるよろこびが、食への関心を培い生きる力を養う『食育』の始まりだと捉え、野菜を栽培、収穫、収穫した野菜の調理といった一連の “植育” 体験は、自然や食への知的好奇心や感謝を育み、心と体を豊かにするさまざまな可能性を秘めている」と考えているそう。

なお、担当者は次のように語っています。
「(今回の狙いは？)このプロジェクトは『よろこびを、一から土から。』をコンセプトに、野菜を育む畑や土への理解を深めることで、野菜と暮らす楽しさを伝えていくために開始しました。ターゲットはお子様やそのご家族だけでなく、家庭菜園を楽しむ全ての方々です。“植育” を通して体験する、育てることの楽しさや難しさ、そして発見によって、野菜への愛着が湧き、収穫の喜びや美味しさの実感、さらには自然の恵みへの感謝を感じていただくことを目指しています」

「(今回の目玉は？)野菜を育む畑の不思議やワクワクを感じていただくための入口として、『不思議の畑のアリス』の絵本を制作しました。お子様だけではなく、大人も楽しめる物語になっています。また、みんなで歌って楽しめるテーマソング『一から、土から、この手から』も、ぜひお聞きください。アリスの物語や世界観を通じて、畑の世界に興味を持っていただき、楽しみながら学んでいただけたらと思います」
 
「(ユーザーへのメッセージは？) 『不思議の畑のアリス』の絵本をぜひ読んでみてください。畑や土への興味を持っていただき、野菜が食卓にのぼるまでのストーリーに思いを馳せていただくきっかけになると嬉しいです」

デジタル絵本「不思議の畑のアリス」は「不思議の畑プロジェクト」のWEBサイトで無料で見られるので、ぜひ一度読んでみて。これを読んで、親子で食べ物について話し合うのも楽しくて、おすすめですよ♪

ちなみに、今回の「不思議の畑プロジェクト」では、今後も「カゴメ野菜生活ファーム富士見」でのクイズラリー、全国でのイベントなど、楽しそうなコンテンツが登場するようなので、要チェックです！

文＝矢野 凪紗