とろりとした食感がたまらない!初心者でも失敗知らず「さつまいものふわとろチーズテリーヌ」

#食   
さつまいものふわとろチーズテリーヌ

秋が深まると恋しくなるのが、さつまいものスイーツ! 定番レシピはいくつもあるけれど、今年のスイーツ界はふわとろ半生食感が人気。そこで、さつまいもを使った、初心者でも失敗しないシンプルなふわとろレシピをご紹介します!

取り上げるのは、近頃人気上昇中のテリーヌ。さつまいもにクリームチーズのコクとふんわりをプラスして、極上の食感に焼き上げます。冷やしてから、とろりとしたところを召し上がれ。

*  *  *

▶︎教えてくれたのは
荻田尚子さん
とっても簡単かつシンプルな材料で、ふわとろな食感を出しつつ、しっかりとさつまいもの風味が感じられる味を目指しました。


さつまいものふわとろチーズテリーヌ

材料を加えるごとになめらかに混ぜるのがコツ

[ 材料・18×8×高さ6㎝のパウンド型1台分 ]*1/6量で237kcal/塩分0.3g
・さつまいも・・・ 300g(正味230g)
・卵・・・ 2個
・クリームチーズ・・・ 200g
牛乳 ・・・1カップ
・砂糖・・・ 60g

[ 下準備 ]

・クリームチーズと卵は室温にもどす。
・さつまいもは皮を厚めにむいて1㎝角に切り、水にさっとさらして水けをきる。
・パウンド型にオーブン用ペーパーを敷く。ペーパーを約30×20㎝に切って中央に型をのせ、底の部分に合わせて折る。4カ所(下写真参照)に切り込みを入れ、型に敷き込む。

 


【編集部より】超重要!成功の秘訣は下準備にあり!!
この下準備がきちんとできるかどうかによって、仕上がりに差が出てしまいます。以下の3つのポイントをおさえて!

【下準備のポイント1】クリームチーズと卵は室温に戻しておかないと、ふわとろ食感にはなりません。クリームチーズはヘラがすっと入って、混ぜたときにクリーム状になっているのが目安。まだ少し固いというときは、ヘラでしっかりと混ぜるか、電子レンジで溶けない程度に温めてもよいでしょう。卵は冷たいままだと生地が分離してしまうので、手で持ったときに冷たさを感じない程度まで室温に戻します。まだ冷たいと感じるときは手で温めるのもOK!どちらも、1〜2時間前には冷蔵庫から出しておきたいところです。

さつまいも_卵の温め


【下準備のポイント2】パウンド型にオーブン用ペーパーを敷いたら、クリームチーズをのりのような感覚で少しだけ塗って型紙を引っ付けます。こうすることで、型紙の間に生地が流れ込んでしまったり、型紙が内側に折れてきてしまうのを防ぐことができますよ。

さつまいも_型紙の付け方


【下準備のポイント3】さつまいもの皮を厚めにむくのはアクによる変色を防ぐため。ピーラーの場合は2周くらいむくのが目安です。むいた皮は栄養価も高いので、ぜひ揚げ焼きにしてチップスにしたり、味噌汁やきんぴらにしたりして食べてくださいね。


[ 作り方 ]

1. さつまいもは、口径約22㎝の耐熱ボウルに入れ、ひたるくらいの水(約3/4カップ)を加える。ふんわりとラップをかけて、電子レンジで7~8分、竹串がすっと通るくらいまで加熱し、ざるにあける。オーブンを160℃に予熱する。ボウルの水けを拭く。

2. さつまいもをボウルに戻し入れ、熱いうちに砂糖を加える。フォークで混ぜながらなめらかになるまで潰し、粗熱をとる。

【作り方のポイント】
さつまいもをここでしっかり潰すと、口当たりがよくなる。多少、粒が残ってもOK。

 


【編集部より】砂糖の量は、さつまいもの甘みに合わせて調整しても
さつまいもの品種などによって甘さが異なりますよね。甘みが足りないと思ったら、砂糖80gまで増やしてOK。反対に甘みが強いと思ったら、砂糖40gまで減らしても。最初はレシピ通り作ってみて、自分好みに調整してみてください。

3. クリームチーズを2回に分けて加え、そのつど、泡立て器でなめらかになるまで混ぜ合わせる。卵を1個ずつ割り入れ、そのつど混ぜ合わせる。均一になったら牛乳を加えて混ぜ、下準備した型に入れる。

【作り方のポイント】
クリームチーズと卵は室温にもどしておくことで、さつまいもときれいに混ざる。

 


【編集部より】実は、分けて混ぜ合わせる方が効率アップ!
クリームチーズを2回に分けて加え、そのつど混ぜ合わせるのは、その方が効率がよいから!面倒だからと一気に入れてしまうと、反対に混ぜにくくなってしまうのです。卵も同様で、1個ずつ割り入れて混ぜ合わせるのがおすすめ。お子さんにも手伝ってもらいやすい工程ですね。

4. オーブンの天板にバットを重ねてをのせ、バットに熱湯を2㎝の高さまで注ぐ。160℃のオーブンの下段で約50分焼き、中心に竹串を刺してみて、液状の生地がついてこなければ焼き上がり。バットから型を取り出してさまし(熱湯には充分注意する)、ラップをかけて冷蔵室で3時間以上(できれば一晩)冷やす。型とペーパーの間にぐるりとナイフを入れ、型に皿をかぶせて裏返し、取り出して食べやすく切る。

【作り方のポイント】
湯せん&低温でじっくり焼き、しっかりと冷やすと生地が安定する。

 


【編集部より】オーブンの余熱、忘れてしまったらどうする!?
生地は時間が経つと分離してしまうため、余熱後に再度しっかり混ぜ合わせてから型に流し込むようにしましょう。特にテリーヌは生地を均一にするのが成功のコツ!万が一、型に流してしまった後に余熱を忘れたことに気がついたら、ボウルに生地を戻して混ぜ合わせるようにしましょう。
また、焼き具合が足りなかったときは焼き時間を約5分ずつ追加してみてください。


※電子レンジは600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。

*  *  *

さつまいもとチーズは抜群にあう組み合わせ。お店で売っているようななめらかテリーヌが、このレシピならカンタンに作れてしまいます。季節のフルーツと一緒にお皿に盛って、紅茶やハーブティーを添え、贅沢な秋のティータイムを過ごしてみては?

文/松田支信 調理/荻田尚子 撮影/田村昌裕(ライブ配信画像以外) スタイリング/諸橋昌子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/singt  
 
【レタスクラブ編集部】

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Information

※電子レンジは600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。

▶︎レシピ考案は
荻田尚子さん
とっても簡単かつシンプルな材料で、ふわとろな食感を出しつつ、しっかりとさつまいもの風味が感じられる味を目指しました。

<レタスクラブ22年11月号より>


▼「さつまいものふわとろモンブラン」作り方動画はこちら!






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