なかなか片づかない人こそ知ってほしい!「捨てる、捨てない」のシンプルな基準とは

#くらし   

「そろそろ片づけないと」「いつか整理したいな」と思いながら、なかなか片づけに着手できないこと、ありますよね。「人からもらったものをどうするか」とか「いつか使うかも」などと、ついつい感情に流されて判断がにぶり、後まわしにしてしまいがちです。

もともとものであふれ、散らかった家で暮らしていたという整理収納コンサルタントの金内朋子さん。今はお子さんが4人いるにも関わらず、家にあるものを厳選し、すっきりしたおうちに暮らしています。どうやってものを整理していったのでしょう?

 なかなか片づかない人に贈る!「捨てる、捨てない」のシンプルな基準とは


大切なのは「今」。使っているものだけを残したら、暮らしが豊かになりました!

雑貨好きで、ものがとにかく多かったという金内さん。

「そのせいで探したり忘れたり、迷ったりと、ものに振り回されていて。長男が生まれて、これじゃいけないと、ものを減らしていきました」。

当時は明確な基準がなく、なんでもかんでも捨てすぎてしまい、後悔や失敗も多かったそう。そんな試行錯誤の末にたどり着いたのが、超シンプルな基準でした。

「今、それを使っているか」

実際に使っているかどうかで選べば、感情に左右されることもありません。

「これって今使ってる?と1つずつのものと向き合うことで、本当に自分が好きなものが見えてきました。処分する力がついたら、同時に選ぶ力もついて、前よりもものが少ない中で、とても暮らしやすくなりました」

大切なのは「今」。使っているものだけを残したら、暮らしが豊かになりました!


金内さんの捨てる基準をチェック!

使っている → 残す
使っていない →捨てる

「使っている→ 残す。使っていない→捨てる」という判断基準


「使っていない」のなかには、使えるもの、旬でなくなったもの、壊れているものなど、いろいろあると思いますが、事実として現在使っているかどうか、が判断基準になります。

「好きか嫌いか、で分けようとするといろいろな感情が邪魔をして、なかなか進みません。でも今使っている=今必要としているものに焦点を当てることで、圧倒的に使っていないものが多いと気がついたんです。もしも迷ったら、もう少しだけ保管をしておき、1年に1回程度、見直してみるといいと思います」

「今」を大切にしながら豊かに暮らす金内さんの工夫

思い出のスカーフは額装して観賞する

昔、自分へのご褒美として買ったスカーフを額に入れて。「年月とともに劣化し、使うことはないけれど、どうしても捨てられないもの。飾ることで、また違った価値のあるものになっています」

思い出のスカーフは額装して観賞する


子どものものは枠を決めて、本人にお任せ

自分の持ち場を決め、そこからあふれてしまう場合は見直すルールに。

「無理強いをしなくても、枠があるとその中でどうにかしようと自分で考えてくれるようになりました」

子どものものは枠を決めて、本人にお任せ


家族写真ではなく、シンボリックな雑貨を

子どもの成長につれ、写真は際限なく増えてしまうから……、と子どもたちを象徴する雑貨をディスプレイ。

「キャンドルは3人の息子と1人の娘をイメージして並べています」

家族写真ではなく、シンボリックな雑貨を


買い過ぎたカゴを捨て、好きなものだけを残す

以前はカゴが100個近くあったそう。

「いつか使うかもと思って残していたけれど、やっぱり不要だと手放しました。使い勝手のいいもの、よく使うものだけにしたら、気持ちも軽やかになりました」

買い過ぎたカゴを捨て、好きなものだけを残す


「今、使っているか」という基準は、とってもシンプルだけど、意外と盲点な判断基準。家にあるものの稼働率が100%に近づけば、生活が快適になることがよく分かりました。

感情に流されないものの見直し方、是非参考にしてみてください!

教えてくれた人▷金内朋子さん

金内朋子さん

夫と息子3人、娘1人との6人家族。自称、元片づけられない主婦。出産を機に整理収納コンサルタントに。子どもが多くても、ものが少ないシンプルな暮らしを提唱。著書『散らかし屋さんが片づけたくなる部屋のつくり方』(ワニブックス)。

撮影/砂原文
取材/レタスクラブ編集部T

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教えてくれた人▷金内朋子さん

金内朋子さん
金内朋子さん撮影/砂原文


夫と息子3人、娘1人との6人家族。自称、元片づけられない主婦。出産を機に整理収納コンサルタントに。子どもが多くても、ものが少ないシンプルな暮らしを提唱。著書『散らかし屋さんが片づけたくなる部屋のつくり方』(ワニブックス)。



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