ポイントは「何にどうやってメモするか」 1週間分をまとめ買いする節約上手さんの「献立手帳」

STEP1．まずは在庫チェック
手帳右ページ右上の「残りもの」欄に、現時点で冷蔵庫や乾物ストック棚に残っている在庫食材を記入。ここに書いたものは優先的に使うように。

STEP2．献立案を書き出す
翌週の月～土曜日に作りたいもの、食べたいもの、最近家族からリクエストされた献立などを思いつくまま「献立案」の欄に書く。

STEP3．献立案を1週間に割りふる
STEP2の案を基に、手帳の各曜日に夕飯の献立を記入。日曜は実家で食べることが多いので献立欄は空欄。朝食は献立が決まっているのであえて書かない。

STEP4．買い物リストを作る
献立を見ながらスーパーで買う食材を記入する。何のためにその食材を買うのか、食材の使い道も書いておくと使い忘れがない。日用品なども併せて記入を。

昼と夜の献立がかぶらないように小学校の給食の献立も書く
「給食でカレーだったけど夜もカレー……」とならないように小学校の給食の献立も転記。給食の献立が翌週の献立の参考になることも。

お酒とお菓子は小遣いから買うルール
夫のお酒やおつまみ、子どもたちのアイスやおやつ、あやさんのスイーツなど、しこう品は食費からではなく各自の小遣いで買うのがルール。

節約上手さんのメモをプロが解説！

献立に家族の反応マークをつけるとリピートの目安に

翌週の献立を書く前などに、今週の献立をざっと見返して、家族から好評だった献立には♡、いまいちだった献立には△をつけるなど、家族の反応マークを記入しておくと、後でまた作るときの目安になりますよ。

買い物リストの食材横にその使いみちを書くのはGOOD

買い物リストを書いたときはその食材を何の料理に使うかが明確でも、しばらくたつと何のために買ったのか、すっかり忘れることがありますよね。食材に吹き出しをつけて、その用途を書いておくのはナイスアイディアです。

過去の手帳も見返すとレシピ代わりになって◎

3年以上、手帳に書き続けていることがすばらしい。過去の献立はあやさんちオリジナルの貴重なレシピにもなりますから、時々見返すといいですね。過去の見たい月の献立を秒で探せるのも、アナログ手帳ならではのメリットです。

しこう品は食費を圧迫しがち。ルールを決めるのはいいこと

食費が膨らむ原因になりがちな、お酒やお菓子など「自分へのごほうび」系しこう品。これらを食費に含めず、各自の小遣いから支出するのはいいですね。家族全員が納得できるルールをつくって、しこう品の支出を増やさないように。

【MATSUZAKI's VOICE】プロの感想

あやさんのウイークリー手帳での食材管理術は、在庫確認→使い切り→まとめ買いの順でムダなく回っていて感心しました。「食べ残しも食品ロスもゼロ」というあやさんのコメントに深く納得。手書きの手帳は記録として積み重なっていくよさもありますね。

＊　＊　＊

買い物メモは自分に合ったツール選びが大切。アナログ派のあやさんのように、1週間の献立が明確に決まっていると、帰宅してからのバタバタ時間をイライラせずに乗り切れそうですね。

監修／松崎のり子　編集協力／宇野津暢子

【レタスクラブ編集部】