夏冷えを完全撃退!時間をかけずに体の芯からぽかぽかになる夏の入浴法とは?

#美容・健康   
夏冷えを防ぐには週2回は全身浴がおすすめ

暑い夏、冷たい食べ物やエアコンで体は冷えがち。だけど、面倒で湯船につからず、ついついシャワーですませてしまう…という人も多いはず。じつは、シャワーに週2回の全身浴をプラスすることで、夏冷えを完全撃退することができるんです。全身浴で効率的に体を温めるコツをご紹介しますよ!

▶教えてくれたのは
早坂信哉先生

早坂信哉先生

温泉療法専門医。東京都市大学人間科学部教授・学部長。温泉やお風呂の医学研究者として、25年にわたり4万人以上の入浴を調査。『おうち時間を快適に過ごす 入浴は究極の疲労回復術』(山と渓谷社)など著書多数。

夏の入浴。ポイントは全身をお湯につけること

冷房や冷たいドリンクで冷えてしまった体を、あまり時間をかけずに温めるためのコツは、次の3つです。

その1 40℃のお湯に10分つかる
冷えの改善やリラックス、美肌などに効果的な温度と時間が「40℃・10分」。中断してもOK。トータル10分を目安にして。

その2 肩までつかる全身浴
お湯につかる面積が広いほど、温熱効果は高まる。高血圧や心臓が弱いなど心配がある人以外は、肩までしっかりつかって温まろう。

その3 炭酸入浴剤を使う
真夏で40℃は熱いという場合は、38℃のぬるま湯に炭酸系の入浴剤を入れよう。温度に関係なく炭酸効果で血管が拡張され、血行が促進!

これはNG!
2日目のお湯は雑菌が6000倍
お湯が汚れていないと、翌日も追いだきして入りたくなる。ただし、目に見えなくても雑菌は6000倍に増殖! 衛生的におすすめできない。

実はNG!? 冷えが取れない入浴法

冷えを取るためには、一見よさそうに思えるこんなこと。実は要注意なんです!

熱いお湯につかる・・・×
お湯が熱いと体は早く温まるが、冷めるのも早い。また、交感神経が刺激され、血行も悪化するので、冷え改善には逆効果に。
※ただし、冷たいものをよく食べる、下痢や便秘をしやすいなどの特徴がある「内臓冷えタイプ」には有効。

半身浴で汗をかく・・・△
温熱作用、水圧による血行促進作用、浮力によるリラックス作用のどれもが、全身浴の倍の時間が必要。あえて長時間入りたいなら◎。

暑い日は半身浴?いいえ、温熱作用を得るには全身浴の倍の時間が必要


最後に冷水を浴びる・・・×
「毛穴が収縮して体に熱を閉じ込められる」といわれるが間違いで、体を冷やすと温熱効果が失われる。最後は温水で体を温めよう。

* * *

暑くてついおっくうになってしまう夏の入浴。でも、冷えは体の大敵です!浴槽につかるのは毎日でなくてかまいませんので、この入浴術を活用しながら、夏でもぽかぽか体質を維持しましょう。

イラスト/カラシソエル 編集協力/及川愛子 

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文=高梨奈々

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<レタスクラブ ’23 8月号より>



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