薬味だけではもったいない! 味も食感も香りも最高な大分県のこねぎ「味一ねぎ」

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薬味として、料理に彩りを与える存在として、大活躍のこねぎ

料理に彩りと香りを与えてくれるこねぎは、食卓に欠かせない存在ですよね。
一般的にねぎと呼ばれる「白ねぎ」に対し、緑色の部分が大きいねぎは、「葉ねぎ」や「青ねぎ」と呼ばれます。その葉ねぎを、若いうちに収穫したものが「こねぎ」なんですって。

そのこねぎには、全国各地にさまざまなブランドがあるのですが、 ねぎが苦手な人でも食べられると評判なのが大分県の「味一ねぎ」です。

味一ねぎは料理の主役になれるんです!

味一ねぎは、ビタミンやミネラルも多く含まれ、香り高いのが特徴です。薬味にするのはもちろん、火を通し煮たり、炒めたりするとグンと甘みとコクが増します。


大分県が誇るブランド野菜、味一ねぎ

土耕栽培で育つ味一ねぎは、夏は約60日、冬は約120日という期間をかけてじっくり成長します。

香り高い味一ねぎ。栽培中の畑からはねぎ独特の香りが

味一ねぎが栽培されているのは、大分県の北部にある中津市、宇佐市、豊後高田市、国東(くにさき)市、杵築(きつき)市。瀬戸内海に面し、山や森などの自然にも恵まれた場所です。

大分県

このエリアの、良質な有機物がたくさん含まれた土で栽培されていることが、味一ねぎのおいしさの理由なんです。

中津市の展望台からのながめ



味一ねぎのおいしさが堪能できるレシピ

熱を加えてもシャキッとした歯ごたえと甘みや香り高い味わいがある味一ねぎ。「ねぎ焼き」「ねぎしゃぶ」なら、素材が持つ本来の味を存分に楽しめます。こうした「食べるネギ」を広めるため、大分県内にはJAおおいた大分味一ネギ生産部会の会長自らが営むお店「鉄板バル葱屋」もあるそうです。ここでは自宅で味一ねぎを楽しむためのレシピをご紹介します。

ねぎ焼き

ねぎ焼き

豚肉×味一ねぎの最強タッグ! 生地に味一ねぎをたっぷり加えた一品は、味一ねぎの風味や甘み、食感がしっかり感じられます。

ねぎ焼き
材料(2人分)
味一ねぎ…1束
豚肉…200g
お好み焼きの素…200g
卵…1個
水…1カップ

作り方
1.お好み焼きの素、卵、水を混ぜる。
2.熱したフライパンに1を薄く流し入れる。
3.好みの大きさに切った味一ねぎと豚肉を2の上に乗せる。
4.1をもう一度かけ、裏返して焼く。お好みでソースやマヨネーズをかけて召し上がれ。

ねぎしゃぶ

ねぎしゃぶ

やわらかくて甘い味一ねぎそのもののおいしさが味わえます。味一ねぎはシャキシャキ感が残るように、だし汁に長くつけすぎないのがコツ。

ねぎしゃぶ
材料(2~3人分)
味一ねぎ…3束
だし汁…鍋に7分目くらい
はもまたは白身魚…300g
しゃぶしゃぶ用の牛肉または豚肉…300g
かぼすじょうゆ(かぼすとしょうゆを半々で混ぜ、もみじおろしを加えたもの)またはポン酢…適量

作り方
1.水から昆布でだしを取っておく。
2.味一ねぎは、根の部分をとってそれ以外の部分を2~3等分しておく。
3.だし汁を鍋にかけ煮立ったら、味一ねぎ、はも、牛肉をしゃぶしゃぶする。
※肉から油が出るので、肉を入れるのははもまたは白身魚を食べ終わった後に。

栄養もたっぷり含まれるこねぎは、料理の脇役だけにしておくにはもったいない存在! ぜひ味一ねぎに出会ったら、甘みとしゃきしゃきの食感が味わえるこちらのレシピを試してみてくださいね。


文=山上由利子

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