クリームシチューはかける派?わける派?「わけかけ論争」の結末やいかに!

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クリームシチューはかける派?わける派?「かけわけ論争」の結果とは

厳しい暑さが続いた夏も過ぎ、秋の気配が感じられるようになりました。季節の変わり目は体調を崩しがちなので、栄養バランスにも気をつけたいところです。一皿で肉も野菜もとれるシチューは、手軽に作れるので忙しい日にも助かるメニュー。今回はシチューについて、ハウス食品グループが食べ方に関する調査(※)を行いましたのでご紹介します。

(※)実施時期:2023年2月1日 ~2月7日/調査手法:インターネット調査 /調査対象 :各都道府県別に、クリームシチューを食べる10代~60 代の男女各180人ずつ・計8460人 /調査委託先:電通マクロミルインサイト ※構成比は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100にならない場合があります。

クリームシチューと一緒に食べるのは...

クリームシチューと一緒に食べるのは、ごはんorパン?

10~60代の男女8,460人を対象に、クリームシチューと合わせる主食について聞いたところ、「ごはん派」は66.4%、「パン派」は21.5%でした。シチュー単体で食べる人も1割いました。

クリームシチューの食べ方は...

「ごはん派」5,617人に、クリームシチューをごはんと分けて食べる「わける派」か、ご飯にかけて食べる「かける派」か聞いてみました。

自宅でクリームシチューを食べる時の食べ方は?


すると、ごはんと「わける派」が68.0%、「かける派」が32.0%という結果に。

クリームシチューの食べ方「わける派」「かける派」

次に年代別に聞いてみると、「かける派」は若い世代に多く、特に10代では2人に1人という結果に。
年代とともに「わける派」が増え、60代では8割以上と高い結果が示されました。

クリームシチューによく使う食材、今後使ってみたい食材は...

クリームシチューによく使う食材

今度は、シチューに入れる具材について質問。「玉ねぎ」(90.7%)「じゃがいも」(90.6%)「にんじん」(89.8%)などの定番食材が、上位にランクインしました。

クリームシチューに今後、使ってみたい食材

さらに、今後使用してみたい食材には「ホタテ」(32.7%)「エビ」(27.0%)「鮭」(19.0%)などのシーフードが人気を集めました。

今年は、いつもと違った食材にチャレンジしてみると新鮮な味わいが楽しめそうですね。


クリームシチューに関する都道府県別のランキング!地域ごとの特性とは?

次は、クリームシチューを「ご飯と一緒に食べる」と答えた「わける派」「かける派」5,617人を、都道府県別に集計しました。

わける県

「わける派」が多いのは「鳥取県」(80.2%)「島根県」(79.5%)「富山県」(78.9%)と西日本の都道府県が多い結果に。

かける県

一方、「かける派」が多いのは「沖縄県」(61.7%)「青森県」(49.6%)「東京都」(48.5%)など、1位の沖縄を除くと東日本に集中していました。

統計ジャーナリスト・久保哲朗さんによると、「かける派」に東日本の都道府県が多いのはごはんに具材をかけるのを好む傾向があるからだそうです。

たとえばカレールウの消費量や牛丼店舗数が東日本に多いことから、東日本で「かける派」が主流であることが頷けます。これは食品消費量の分類における「東西対立型分布」にあたり、産地や気候、食文化の違いによる結果なんだとか。

また東日本は、西日本と比べて冬が寒く、漬物や干物などの保存食を食べる習慣が根づいているため、塩や味噌の消費量が多く、 濃い味の文化圏となっています 。 味が濃い漬物や干物をごはんと一緒に頬張るように、クリームシチューをごはんにかけて一緒に頬張っているのではないかと考えられます。

一方、1位の沖縄県はタコライスに代表される具材とごはんを混ぜる文化が根づいていて、ワンディッシュの傾向があると考えられます。

都道府県別 クリームシチューと一緒に食べる主食は...

次に「ごはん派」「パン派」を、都道府県別にランキングしました。

クリームシチューと一緒に食べる主食は?

「ごはん派」が多い県は「新潟県」(80.0%)「富山県」(78.9%)「岩手県」(77.2%)など、全国的に米どころの県が上位にランクイン。

「パン派」が多い県は「東京都」(32.8%)「神奈川県」(31.7%)「大阪府」(30.6%)など都心部に集中する傾向です。

久保さんは、「シチューはパンと一緒に食べるほうがハイカラな食べ方」という意識があって都市部ではパンの人気が高いのではないか、と推測しています。

あなたの食べ方は、いまお住まいの都道府県では多数派でしょうか?少数派でしょうか?調査結果に当てはめてみるのも、面白いですね。

ハウス食品からカルボシチューが新登場!こだわりは「かけて楽しむシチュー」


今回の調査結果から20~40代に「かける派」が多いことが分かり、ハウス食品では、若い世代に多く見られる「かける派」にもおいしく食べていただけるよう、「ごはんにかけておいしい」に特化したシチューもご用意しています。それが新商品「カルボシチュー」
卵黄とチーズの濃厚さ、黒胡椒とガーリックの味わい深いアクセントが印象的な、カルボ仕立てのコクあるシチューです。

カルボシチュー

そのほかの定番のシチューを知りたい方は、以下をご覧ください。
▶ハウス食品のほかの商品についてもっと詳しく知りたい方はこちら

「わける派」のかたも、「かける派」のかたも、次は違う食べ方にチャレンジしてみては?新しいおいしさに出合えるかもしれませんよ!

文=冨田裕子

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久保哲朗(くぼ ・ てつろう)
統計ジャーナリスト。1970年生まれ 。東京大学文学部卒 、長野県在住 。 統計サイト「都道府県別統計とランキングで見る県民性」「年次統計」 などの統計サイトを運営 、一般公開している。著書に 「47 都道府県ランキング」 「47 都道府県の偏差値」 など 。

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