教えて！能登屋さん「ウォークインや押し入れが使いにくい」「夫のクローゼットがカオス」などクローゼットのお悩み相談

Q．子どもが４人！家族が多くて服が納まりません

A．もう着ていない服がないか、１人ずつ確認を！
家族が多い分、服以外のものも必然的に多くなります。服の収納場所を増やすより、１人引き出し１段と決めるなど、納まる工夫をしたいもの。一人一人、本当に必要な服を吟味すると、意外と不要な服がスペースを占領している可能性も。

Q．服好きで片づけ下手の夫。夫のクローゼットがカオスです…

A．決めた領域を超えなければよしとしましょう
服が多すぎる場合は、枚数の見直しと見やすい仕組みづくりが必要です。まずは自分のクローゼットを整え、お手本を見せたうえで、相手が興味を示してくれたら、一緒に取り組んでみては。ただ、領域からはみ出さない場合は、本人に任せるのがいいと思います。

Q．ハンガーが足りないけれど、増やすと管理できなくなりそう

A．ハンガーラックに収まる適正の本数を計算して！
まずはハンガーの適正本数をチェックして。1枚の服を取り出しやすくするための間隔は約3cm。ハンガーラックの幅（cm）÷3=ハンガーの本数です。ハンガーの適正本数を超える服は、畳んで引き出しにしまうか手放すか、見直しを！

Q．押し入れ収納が使いにくくて…。何かいい方法は？

A．奥行きを生かして手前と奥で別のものを
奥行きが深いため、手前と奥に分けて使うことで効率アップ。手前に奥行き44cm前後の引き出しを置き、奥はシーズンオフの家電など、大物を収納するのが理想的。すでに奥行きの深い引き出しがある場合、引き出し内を手前と奥に分けて活用して。

Q．玄関が狭いわが家…。でもコート類は玄関がいいの？

A．子どもの分だけでも玄関につるす検討を！
冬のコートはかさばるので、部屋に持ち込まず、玄関に置き場をつくるのがおすすめ。石こうボード用フックを使って、子どものアウターやよく着る1枚だけでも玄関に掛けると、服の管理が断然楽に！

Q．子どものお下がり待ち服…。量が多くて置き場に困っていて…

A．着る子どもに似合うか、先に見極めを！
お下がりの洋服は、着る予定の子どもに似合うのか、判断する前に仕舞い込んでしまうケースが多くあります。兄弟でも色や柄など似合う服の系統が違う場合もあるので、どの服を残すのか、先に厳選してから収納を考えましょう！

Q．ウォークインクローゼット、広さはあるけど使いにくくて…

A．最も出し入れしやすいエリアの確認を
背伸びをしたり奥に手を伸ばしたりせず、すっと出し入れできるエリアはどこか、改めて確認し、１軍服とそれ以外の配置を検討しましょう。床に物を置くと使いにくさが増すので、壁やポールに掛ける収納を徹底して。

＊　＊　＊

取材後「今よく着る服」を冷静に見直しました。毛玉のある服や昔大事にしていた服を少し処分したら、気分もすっきり！(編集：田中）

撮影／木村文平　イラスト／日江井香　編集協力／田中理恵

文＝徳永陽子