「かけ離れた」経験も仕事のプラスに!家事代行からWebライターに転身した女性の成功の秘訣とは

#くらし   
 一見ライターとはかけ離れた経験も仕事のプラスに!家事代行からWebライターに転身したみつはしさんに聞く

時間や働く場所にとらわれない「在宅ワーク」。なかでもWebライターは人気の職種です。興味があるけれど、記事執筆の仕事経験もなく、私には無理だろう...となかなか一歩を踏み出せない人もいるでしょう。

今回は、未経験からWebライターの仕事を始めたみつはしさなこさんにお話を伺いました。家事代行として作り置きの仕事をしていたことや、今まで書いてきたブログ、法人営業の経験もプラスになったそう。やりたいことを諦めたり、我慢したくない!と考えている人のヒントがきっと見つかりますよ。

30代専業Webライター みつはしさなこさんはこんな方
→Webライター・元家事代行/夫・小3・保育園年長・年少のお子さんの5人家族

【きっかけ】家事代行からブログを始め、Webライターに

――みつはしさんは、何がきっかけでWebライターになったのですか
家事代行をやりながら料理のコツやレシピなどをブログに書いていましたが、集客がうまくいかなかったのがきっかけですね。

ブログは1年で70〜80記事ほど書いてました。アフィリエイトではなくて、料理教室に人を集めるのが目的です。ですが、なかなか人が集まらないのでWebライターをやってみようかと。

――それまでは家事代行をやっていたんですね。お仕事の内容を教えてください

冷蔵庫にある食材で3時間の間に作り置きの料理を作る仕事です。
今まで2年間で50件ぐらいのお宅で家事代行の仕事をしてきました。

――その場で料理を作るために、レシピを用意していくのですか

レシピは用意してないです。いろいろな野菜の特徴を把握しているので、その場でレシピを考えます。この野菜とこの素材を合わせれば美味しいものが作れるのではないかと。

その時の料理のノウハウや気づきをブログにまとめたりもしていました。

【始めの一歩】クラウドワークスに登録

――Webライターになるのに、何から始めたのですか

まずはクラウドワークスに登録して初心者OKの案件に応募。ブログを実績にしたら1件目にすんなり採用されました。

――やはり、ブログを持っていると強いんですね。どのようなお仕事内容ですか

食に関するメディアに執筆する仕事です。3000字で構成あり、フリー素材の画像挿入7~8枚、WordPressに入稿する案件で1文字0.5円ですね。

そこは低単価でしたが、マニュアルやフィードバックもしっかりしてもらったので、すごく勉強になりましたね。

――始めからフィードバックがもらえるクライアントに出会えたのは幸運でしたね

【自分の強み】「料理が苦手」と思っている人に役立つ記事が書ける

――みつはしさんの得意な記事は何でしょうか

料理が苦手な人のことをよくわかっているのが強みなので、料理の手間を減らすためのヒントになる記事を書くのが得意です。
自分は実は料理が苦手で、どうしたら手間なく料理ができるかということを常に考えています。

――料理が苦手なのに、家事代行のお仕事をされたとのことですが、それまでの経緯を教えていただけますか

食に興味があったので、野菜ソムリエの資格を取りました。それから、実際に野菜を知りたいと思い青果店で働いていたことがあります。その青果店は、「自分で味わってお客さまに特徴や食べ方を伝える」ことを大切にする姿勢のところでした。

そこに1年半ぐらい勤める間、色々な野菜を実際に手に取り、料理もして味を確かめました。国産の野菜にこだわった青果店なので、生産者の状況や産地の移り変わりなど学ぶことも多かったです。

――資格の取得だけでなく、実際に野菜に触れて調理した経験が今の記事に活きているのですね

【今の仕事】食のコラム記事など執筆中


――今はどんな記事を中心に書かれているのですか

食に関する記事の執筆が中心です。今契約しているのは4件ほどです。

1件目は食に関するアフィリエイト記事の執筆をしています。

2件目はライターを始めた段階で直契約をいただいたところです。
自分で企画・構成・撮影・執筆(1000~2000字)をするコラムを担当しています。

3件目は食品系の専門新聞社です。YouTube台本の文字起こしに応募したのですが、私の適性をみて他部署が運営しているメディアを紹介してくれました。

4件目は企業のメディアですね。忙しい人のための食事メニューの提案サイトで、簡単にできるレシピの記事を書いています。

【仕事のコツ】直契約の案件を取るコツは顧客の話を聞くこと

――みつはしさんは、直契約がほとんどになっていますが、営業の壁を感じたことはないのでしょうか

営業の基本は、相手にどうしたら満足してもらえるか考えることです。

以前、食とは関係ないのですが法人の営業をやっていました。その会社では営業とは「ごりごりこちらを押し出すのではなく、顧客の話を聞くのが8割」という姿勢でした。
相手の求めていることは何か、どのようなことをしたら満足してもらえるか、という営業の姿勢が、今の仕事に役立っているのかも知れません。

【苦労したこと】始めは記事を書くのが遅かった

――Webライターの仕事をするうえで困ったことはありますか

始めは本当に記事を書くのが遅かったのです。最初に契約した案件は初めてだったこともあって、3000字の案件を書き上げるのに2週間ぐらいかかりました。
慣れると10時間ぐらいになりましたね(構成、リサーチ、写真ありの案件)。

あのときはきつかったですが、今思えば修行だったんだなと思います。

【一日のスケジュール】生活リズムを守りながらスキマで自分時間を確保


――普段はどのように生活されているのですか
基本は、家族の生活を中心に仕事をしています。家庭と仕事のリズムを崩さないようにしながら、ストレッチや読書など自分の時間も取り入れています。

ある日のタイムスケジュール

6:00 起床
7:00 朝食の支度 子ども・自分朝食
8:30 保育園を送る…夫
    その他の家事・YouTubeでストレッチなど
10:00 仕事
12:00 昼食・買い物
14:00 仕事
16:00 夕飯の支度
17:00 実家へ顔出し・保育園のお迎え
18:00 夕飯の支度続き
19:00 夕飯
    お風呂・寝る支度・子どもの雑務
21:30 寝かしつけ
    自分の時間 案件探し・SNSチェック・読書など
23:30~24:00  就寝

【家事・育児と仕事とのバランス】仕事とプライベートの時間を分ける

――普段はどのように家庭生活と仕事のバランスを取っているんですか

休日には仕事をしないようにしています。休日で子どもがいる時間に仕事ができなかった場合、どうしてもイライラしてしまうと思うのです。そのときに家族に当たってしまうのが嫌なので。

やるとしても執筆以外のタスクで難しくないことをやりますね。休日と平日のメリハリがあるから、平日の仕事をがんばろうという気持ちになります。

――家庭と仕事とのメリハリをつけるのは難しいですが本当に大切ですね

【今後の展望】食関連に特化したい

――今度どのような記事を書いていきたいですか

やはり食関連に特化した記事を書いていきたいですね。食の記事は、ターゲットによって全然違う記事が求められています。ターゲットに合わせた記事を書いていきたいです。

【今後の夢】チームを作りたい

――もう少し先の夢は何ですか

記事を書くためにチームを作りたいですね。色々な案件をチームで一緒に仕事をまわしていきたいです。一口に記事を書くといっても、企業が求める内容やレベルは違います。自分が書きたいものより、サイトが求めるものは何か、たとえば商品を売りたいのか、サイトのファンを増やしたいのかなど。その目的に沿った記事を書けるように皆で協力したいです。

◇ ◇ ◇

みつはしさんは営業経験が豊富です。営業というとゴリゴリ自分を押し出していく印象が強かったのですが、とても柔らかい印象の方でした。相手のことを知り、相手の要求に寄り添っていった結果が、次の仕事につながっていったのでしょう。青果店や家事代行・ブログなどから直契約になった経緯もとても参考になりました。


著者プロフィール

たーこ
医療関係の事務として勤務。コロナにより患者が激減。人生後半戦にこのままこの仕事に就くことに絶望。何か副業をしたいと探しているときにWebライターの職業に出合う。年齢にも場所にもとらわれない働き方に魅力を感じ、早速クラウドソーシングサイトに登録。右も左も分からずだったが、最初にわずかながら稼げたことに感動する。数々の案件に試行錯誤して挑戦中。他のママライターに興味を持ち、インタビューをしてKindle出版を目指すことに。




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