リトアニアってどんな国? 世界の地理や歴史が学べる人気ゲームのイベントで現地の食を体験♪

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桃太郎電鉄ワールドの画面を前に。右が在日リトアニア共和国大使館特命全権大使オーレリウス・ジーカス氏。左が「地球の歩き方」編集部・梅崎愛莉さん

うちの子たち、ゲームばっかりしてちっとも勉強してくれない! そうお嘆きの親御さんは多いのではないでしょうか。わが家もまったく一緒。困り果てていたところ、ママ友から「地理や歴史の知識が身につく面白いゲームがあるよ」との情報をキャッチ。そのゲームの名前は「桃太郎電鉄」。ちょうど昨年11月、世界を舞台にした「桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~」が発売、2月にゲームにも登場する食品をリトアニアの大使が紹介するイベントが開催されるとの情報を聞きつけ、参加してきました!

リトアニア大使と「地球の歩き方」編集者も登場!

「桃太郎電鉄」シリーズは、1988年にファミコン向けの第1作が登場して以来、幅広い年代に親しまれている国民的なボードゲームです。プレーヤーは会社の社長になって、日本、もしくは世界の各地を巡って「牧場」や「発電所」といった「物件」を買い集め、総資産ナンバーワンを目指します。
昨年発売された「桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~」は、これまでの「日本国内を、おもに鉄道で巡る」スタイルから、飛行機でも世界を飛び回ることができ、さまざまな国の地理や歴史が学べる内容へとスケールアップ。各国の特色がわかる物件や名産品もたくさん登場します。

桃太郎電鉄ワールドの画面

これまでもゲームに登場する国々とのコラボレーションイベントを開催してきた「桃太郎電鉄ワールド」ですが、今回はバルト海の東岸に位置するリトアニアとのコラボ。日本ではまだあまり知られていない同国の魅力を紹介したいと、在日リトアニア共和国大使館 特命全権大使 オーレリウス・ジーカスさんが駆けつけました。
特別ゲストは、ガイドブック「地球の歩き方」で、リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト三国を担当した、「地球の歩き方」編集室 梅崎愛莉さん。旅行でも訪れたというリトアニアの魅力を、ジーカス大使とともに語ってくれました。

ゲーム内に登場するリトアニアの首都ビリニュスで購入できる物件


農業王国の生ハチミツ、ハーブティー、チーズはどれも絶品!

この日のイベントは、ジーカス大使が「食糧自給率100%以上」と胸を張るほど農業が盛んなリトアニアらしく、「食」がテーマ。ゲーム内ではリトアニアの首都ビリニュスが紹介され、プレーヤーの購入できる物件として「生ハチミツ専門店」「ハーブティー店」「ハーブ農園」「酪農牧場」などが登場します。そこで、ジーカス大使から参加者に、リトアニアの生ハチミツ、ハーブティー、チーズがふるまわれました。

リトアニアの名産品・ハーブティー、チーズ、ハチミツ

日本語が堪能なジーカス大使によると、ハーブティーはリトアニアの伝統的な飲み物で、ハーブの種類豊富なリトアニアの人々は、毎日欠かさずハーブティーを飲むのだとか。
「とくにラズベリーなどのベリー類を使ったハーブティーは多くの種類があり、お土産にも大人気ですよ」と梅崎さん。
6種類用意されたハーブティーのなかから、私はジーカス大使イチ推しのストロベリーをチョイス。美しい柄のカップを手にすると、自然にアフタヌーンティー気分が盛り上がります! 口に含むと、自然な甘みがあり、ストロベリーの豊かな香りがふわんと鼻に抜けます。日本のものとは違うしっかりした「イチゴ」の味わいに、おかわりしたくなったほど! 

生ハチミツは、添加物を一切加えていないので、液体ではなくペースト状。植物によって色も味もまったく違うそうですが、今回は、初夏に採取されるボダイジュのハチミツが登場。口に含むと、ねっとりした食感で、濃厚なのに甘さは程よく、ジンジャーのようなぴりっとしたアクセントもあり、これだけを食べても充分おいしい。

酪農王国のリトアニアは、チーズの種類も数え切れないほどあり、料理にもたっぷり使うそうです。ジュガスという有名ブランドのチーズは、12か月熟成のものと3年熟成のものでは味がまったく違いました。若いチーズはミルク風味が豊かであっさり味。長く熟成したチーズは酸味が程よくプラスされ、濃厚な味わいです。「ハチミツと一緒に食べてもおいしいですよ」とジーカス大使。

このほか、リトアニアには通称ピンクスープと呼ばれるビーツを使った冷製スープがある、ハチミツをキュウリにつけて食べる、ビールもおいしいなど、食を巡る話題が次々登場しました。

リトアニアのピンクスープ

楽しく世界が学べて、子どもの興味が広がるゲーム

これまでリトアニアという国のことをほとんど知らなかった私ですが、ジーカス大使や梅崎さんの話を聞けば聞くほど興味がわき、自分でもリトアニア風サウナのことや観光名所トラカイ城のことなど、あれこれ調べてしまいました。

リトアニアのトラカイ城

「桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~」はシリーズ初の球体マップを搭載しているので、ゲームをプレーすると地球上でのその国の位置が把握できるし、「生ハチミツ専門店」「ハーブティー店」などの物件を見れば、その国の産業や特徴を知ることができます。

リトアニアを知ったら、バルト三国のほかの国はどういう名産品があるのかな、と興味が広がりますよね。隣のラトビアは銀細工や琥珀細工が有名だし、海岸線が長いエストニアはイワシやニシンがたくさん獲れます。こうやってどんどん知識が広がると、ますます子どもの知的好奇心が刺激されるし、知識が増えるほどゲーム内でも有利になるから、子どもたちも世界の国々のこともっと知りたいと思うはず!

「桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~」には、歴史上の偉人が登場したり、各地のお祭りにちなんだ精霊が登場するそうですから、地理だけでなく歴史なども学べます。

桃太郎電鉄ワールドに登場する偉人たち

難しい操作がないし、最大4人までオンライン対戦ができるから、小さい子もおじいちゃんおばあちゃんも、家族みんなで盛り上がれそう。私も初めて「子どもたちと一緒にやってみたい!」と思えるゲームに出会えました♪

世界が舞台の最新作「桃太郎電鉄ワールド~地球は希望でまわってる!~」

昨年35周年を迎えた「桃太郎電鉄」シリーズ。デジタル教材として制作された「桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~」は、学校教育機関向けに無償提供されています。その最新作「桃太郎電鉄ワールド~地球は希望でまわってる!~」では、世界各地の特色を活かした物件や名産品が続々登場。移動手段やイベントも新要素が満載で、初めて「桃鉄」にふれる方はもちろん、シリーズのファンも新鮮に楽しめます。累計販売本数(ダウンロード含む)100万本(2024年1月11日時点)突破のこのゲームで、ぜひお子さんと一緒に世界の地理や歴史に触れてみませんか。6930円(税込み)

「桃太郎電鉄ワールド~地球は希望でまわってる!~」

(C)さくまあきら (C)Konami Digital Entertainment



文=高梨奈々

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