花粉の刺激で肌までムズムズ...この時期の「ゆらぎ肌」対策

#美容・健康   
小林智子先生に教わる!花粉の刺激で肌までムズムズ...「ゆらぎ肌」対策

だんだんと寒さが和らぎ、日差しが暖かく感じる日も増えてきました。花粉症の人にとっては、気が重いシーズン突入です。鼻水や目のかゆみにだけにとどまらず、肌までムズムズ……。お肌の不調でさらに気分も下がってしまいます。この時期を乗り切るために、皮膚科専門医の小林智子先生に対策をお聞きしました。

教えてくれたのは▶皮膚科専門医・医学博士 小林智子先生

皮膚科専門医・医学博士 小林智子先生

日本医科大学医学部卒業後、名古屋大学皮膚科入局。同大学大学院博士課程修了。小児皮膚科からアンチエイジングまで幅広い知識と豊富な臨床経験を持つ。YouTubeチャンネル「こばとも先生のスキンアカデミー」も大好評。

いつもと違う! ? 肌のゆらぎを感じたら「最低限スキンケア」にスイッチ

肌にトラブルが起こると「何を塗ればいいの?」と、ついプラスのケアを考えてしまいがちですが、実は真逆だったことが判明。不快な花粉時期の肌不調を乗り切るケア方法を教わりました。

与え過ぎは逆効果! シンプルケアでリセットを

「春先に飛散量が増える花粉や黄砂など、目には見えないミクロの粒子ですが、肌に付着すると微弱炎症が起こり、肌がヒリついたり、赤くなったりする原因に。マスクによる摩擦も重なり、肌のバリア機能が低下。肌内部の水分が蒸発しやすく、負のスパイラルに。

肌のバリア機能が弱っているときは、攻めのスキンケアはお休みして、洗顔と化粧水だけなど、シンプルなケアに切り替えましょう。アイテムを減らせば、肌に入れる成分も摩擦も減らすことができ、結果、肌への刺激を減らすことができます。花粉や紫外線などから肌を守るためUVケアは継続を」(小林先生)

ゆらぎ肌とは?
・医学用語ではない
・温度や湿度の変化、花粉やマスクなど物理的な刺激によって肌のバリア機能が低下してしまい、一時的に敏感な状態

こんな肌習慣、続けていませんか?

こんな肌習慣、続けていませんか?

□いつもの化粧品がしみると感じてもそのまま使っている
□熱いお湯で顔を洗っている
□高濃度レチノール配合など、攻めのエイジングケアをしている
□赤みがあっても拭き取り化粧水など角質ケアを続けている
□ニキビが気になるから日焼け止めは塗っていない
        ↓
肌のゆらぎを悪化させている可能性大

すべてのゆらぎ肌に!花粉などの刺激でバリア機能が低下「セラミド化粧水」で肌を立て直す

肌がゆらいでいるときは、レチノールやビタミンCなどの高機能成分が入ったものは避けるのが正解。肌にもともと備わっている成分の一つである"セラミド"が回復のカギに。

Q.どうしてセラミドがいいの?

A.バリア機能を高める本質的なケアができるのはセラミド!
ヒアルロン酸やグリセリンなど、肌の水分を保持する成分はいろいろありますが、肌のバリア機能を高めるのにオススメなのはセラミド。セラミドは肌の角層内で細胞と細胞を接着するセメントのような役割を担い、水分の蒸発を防いでいます。

セラミドが入っているかどうかはパッケージの全成分表示をチェック

セラミドが入っているかどうかはパッケージの全成分表示をチェック

Q.手でつけるのとコットンでつけるのはどっちがいいの?

A.基本は手で直接肌の状態を確認しながら。コットンはローションパックがおすすめ

手でつけるのとコットンでつけるのはどっちがいいの?

化粧水を手でつけると、その日の肌状態がよく分かります。乾燥の度合いなど、実際に触れてみて調子を確認しましょう。特に乾燥が気になる部分は、化粧水をたっぷりしみこませたコットンでパックをすると浸透力がぐっとアップ。

花粉などの刺激でバリア機能が低下「セラミド化粧水」で肌を立て直す

1.ゆらぎにくい肌を徹底的に研究した敏感肌化粧水
アトピー性皮膚炎の外用薬としても処方される成分「AHP」を配合。薬用ローション スーパーセンシティブEX[医薬部外品] 150ml ¥4,510/ドクターシーラボ


2.4種のヒト型セラミド配合美肌菌も育てる!
低刺激ながら肌が整う成分を高配合。ママ&キッズ スキンモイストローション しっとり 160ml ¥2,860/ナチュラルサイエンス

3.肌にやさしい微細ミスト設計
セラミドの合成を促すナイアシンアミドも配合。小林智子先生監修。HAL SKINスキンローション 150ml ¥3,780/SKIN AD

4.セラミド機能カプセル配合で素早く潤いチャージ
セラミドケアをこだわった乾燥性敏感肌の救世主。キュレル 潤浸保湿 化粧水Ⅲ[ 医薬部外品] 150ml ¥2,090(編集部調べ)/花王


* * *

肌に不調を感じると良かれと思って過剰なスキンケアをしがちですが、かえって悪化させてしまうこともあるんですね。ゆらぎを感じたら最低限スキンケアにスイッチしましょう!

撮影/古家佑実(SORANE) イラスト/福士陽香 モデル/yuristel 編集協力/倉永貴子

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文=徳永陽子

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Information

協力:ドクターシーラボ0120-371-217 ナチュラルサイエンス0120-122-783 SKIN AD03(6388)0293 花王0120-165-698

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<レタスクラブ ’24 3月号より>



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