「誘惑フレーズ」にご用心! ネットやカードでの買い物で損しないために気をつけたいこと

#くらし   
「送料無料だから…」と、本当は必要のないものまで買ってない?


損せず、おトクに買い物したい。そんな気持ちはみんな同じ。でも、「損したくないという思いが強いほど、脳はカン違いして、結果的に損な買い物に走ってしまうことも」というの経済コラムニストの大江秀樹さん。例えばネット通販やカードでの買い物にも、そんなカン違いを引き起こす「誘惑フレーズ」はいっぱい! 思い当たること、ありませんか?

 

●ネット通販で送料を払うのはもったいない

●「カード会員様だけのポイント優待デー」には必ず買い物に行く

~「損したくない」と、買い物をする典型例~

「『ネット通販で~』は『無料』ということばに惑わされている例。送料無料になるまで買い続けることが目的になり、本当に必要なものを買っているかは二の次に」(大江さん)。「カード会員様だけ優遇、もいわば“おとり”。ここで買わなきゃ損とつい思ってしまいます」(やす子さん)。



送料を払うほうが安くすむこともある。買わせるための「おとり」に注意を。

 

●「30日間返品自由」という通販なら損はしない

●ネット通販の期間限定ポイントは買い物で必ず使う

~買い物への抵抗感を和らげるのがこれ~

「返品OKと聞くと、損はないだろうと感じて安心して買うのです。でも実際に返す人はほとんどいないそうですよ」。人は一度手にしたものは手放したくなくなる、と大江さん。限定ポイントも手にした以上は使わないと損、とつい買い物してしまうのです。



「返品自由」といわれて安心しないこと。ポイントを使うために無理に買い物してない?

最大の節約は、ムダな出費をしないこと。あ、おトクかも!?と「誘惑フレーズ」にふらふらつられて、つい買ってしまうこと自体が“ムダ”なんだ!と脳に言い聞かせましょう。

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Information

教えてくれたのは:大江英樹さん
経済コラムニスト。人はなぜか損につながる判断をしてしまうという「行動経済学」をテーマにした著書多数。著書に『教科書にないお金の増やし方・守り方』(大和書房)など。

教えてくれたのは:激★やす子さん
節約愛好家。雑誌編集者としての経験を生かして貯蓄や節約のアドバイスを行なう。著書に『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(松崎のり子名義・講談社)など。

イラスト=伊藤美樹 編集協力=松崎のり子


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