ごちゃついた部屋からの脱出!「捨てられる」人になるための第一歩とは?

#くらし   
のを捨てることは、 今までの自分を卒業して、 新しいステップに進むこと


部屋をすっきりしたい!と思っているのに、「捨てられない→モノが散らかる→イライラ→捨て過ぎる・怖い不安→最初に戻る……」こんな負のスパイラルに陥っていませんか?「ものを捨てることは、今までの自分を卒業して、新しいステップに進むこと」と、勇気づけホームオーガナイザーの丸山郁美さん。感情を無視してむやみに捨てるのではなく、自分らしく捨てられる方法を教えてもらいました。

自分らしく捨てるために大事な3つのこと


【画像を見る】散らかった部屋を見て、うんざり、イライラ ……


①捨てられない原因を追及しない

散らかった部屋を見て、うんざり、イライラ……。「多くの人は、なぜこうなったのかと原因を探しがち。そうすると自分を責めたり、家族のせいにしたりして、前向きな片づけができません。原因よりも、片づいた部屋で何をしたいか、具体的な目的を探してみて」。

マイナスの感情を持った自分と向き合うこと


②今の感情を大事にし、なりたい自分を見つける

片づいた家とわが家を比較して、自分はダメだと否定してしまうことも……。「実は〝捨てられない〞のではなく、〝捨てたくない〞と思っているのかも。なぜ捨てたくないのか、マイナスの感情を持った自分と向き合うことで、自分のなりたい姿が自然と見えてきます」。

捨て られた自分をしっかり認めてあげましょう


③できた自分を認めてあげる

ものを執着として見てしまうと、苦しくて捨てづらくなります。「ものは今までの暮らしをつくってきた仲間。自分がレベルアップすれば、役目を終えたものたちを自然に手放せます。完璧に整理ができなくてもOK。捨てられた自分をしっかり認めてあげましょう」。

ライフスタイルのタイプを知ろう


自分らしく捨てる第一歩!


5つのライフスタイルを動物に例えて、捨てられない思考を分析しました。自分に当てはまる項目にチェックを入れ、最もチェックが多かった動物があなたのタイプ。

欲張りなリス


●TYPE1:欲張りなリス

□感謝や愛情は、ものや金銭で示されるべきだと思う

□お気に入りのものがどうでもいいものに埋もれていても平気

□世の中は危険なので、ものは多く持っていたほうが安全だと思う

□人が自分の期待に応えてくれないと、腹を立てて攻撃しがち

□自分が話題の中心人物であると、満足する

→捨て過ぎちゃうと不安になり、また新しく買い足してしまう、とにかく物量が多いのがこのリスタイプ。いざというときのために常に備えている。

甘えん坊なコアラ


●TYPE2:甘えん坊なコアラ

□何かあるたびに誰かの手助けを期待してしまう

□自分が片づけられないのは、体力不足だからだと思う

□どちらかといえば甘やかされて育ったと思う

□整理や収納方法は、誰かに決めてもらいたい

□周囲の人の機嫌が悪いと、自分のせいだと思ってしまう

→面倒くさいのが苦手で、捨てる判断が自分でできないいかにラクができるかを考えるタイプ。ものは多くないけれど、出しっぱなしにしがち。

完璧主義なネコ


●TYPE3:完璧主義なネコ

□ルールや手順が定まっていないと安心できない

□完璧な片づけをしたいが、失敗するなら今のままでいいと思う

□突然たくさんのいただきものをすると、置き場所が見つからず焦る

□ものを手放すのも、家具選びも、決めるのに時間がかかる

□メールの文章は何度も書き直し、読み直しをしないと気になる

→周りの目が気になってしまい、捨てられないと思われたくない人から見える場所をキレイにするために、見えない場所にものを詰め込んでしまいがち。

好奇心旺盛なイヌ


●TYPE4:好奇心旺盛なイヌ

□大きなことを夢みたり企てたりするのが好きなわりに行動が伴わない

□興味があるとすぐ手をつけるが、そうでないときはやらない

□お祭りやイベントで騒ぐのが好きで、ついはしゃぎ過ぎてしまう

□規則に縛られるのは居心地が悪く、退屈だと思う

□最新の便利グッズを見ると、つい買ってしまう

→新しいものに目がなく、次から次へとものを増やす。にぎやかなことを好み、いろんなものに興味があるので、家はカラフルな小物でいっぱい。

ちょ突猛進なイノシシ


●TYPE5:ちょ突猛進なイノシシ

□無意識に他者に対して支配的・高圧的になってしまう

□人の意見を聞くよりも、自分のペースで片づけたい

□何もしないでボーッとしているのが苦痛だと感じる

□この世は結局、人との競争だと思う

□自分のことを有能だと思う反面、時々無力感もある

→どうせ片づけるなら、一気にまとめてやりたい片づけは得意なほう。でもほかのことに忙しくなると、とたんに部屋が散らかる。

いかがでしたか? ライフスタイルのタイプを知り、自分の感情を尊重するところから、まずは始めてみましょう!

撮影/原田圭介 イラスト/ももろ 取材・文/鈴出智里 監修/丸山郁美

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Information

☆教えてくれた人
丸山郁美さん
勇気づけホームオーガナイザー。片づけがうまくいかなかった自身の経験を生かし、アドラー心理学を取り入れた「勇気づけのお片づけ®」を提案。セミナーを通して自分らしく片づけられる方法を伝えている。著書『あなたのお部屋がイライラしないで片づく本』(かんき出版)


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