個人宅や商店主がサービス拠点を担う? ドライバー不足を解消する新しい宅配サービス

#くらし   
地域活性化につながる新しい宅配サービスとは?


自宅に荷物を届けてくれる宅配便。近頃はネットで買い物をする人が多くなってきたため、宅配ドライバー不足や段ボールごみ増加など様々な問題が浮き彫りになっています。そこで今回は、問題解決のために考えられた新しい宅配サービスについて見ていきましょう。

これまでの宅配サービスを変える画期的な取り組み


9月26日に放送された「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京系)では、ネスレ日本と佐川急便が共同で開始する宅配サービス「マチエコ便」を特集していました。

「マチエコ便」とは、地域の活性化を目指すサービス。どんな仕組みかというと、まず佐川急便が“エコハブ”と呼ばれるサービス拠点まで商品を運搬します。注文した人はエコハブの人に家まで運んでもらうか、直接取りに行くかを選択。また取りに行く場合は、商品代金から5%の割り引きを受けられる特典も。

ちなみにエコハブは、ネスレと契約した個人宅や商店主。サービス拠点を担うことでネスレ側からは手数料が支払われます。近所づきあいの延長線にあるような宅配サービスなので、地域コミュニティにも良い影響を与えてくれるかも。はじめはネスレの商品に限定してスタートしますが、今後はP&Gやファンケルの商品にも対応する予定。ネスレ日本の社長・高岡浩三さんは、「これからどんどん増えていく。できるだけ早く全国にこのシステムを広げる」と力強くコメントしていました。

またリクシルも、宅配サービスを変える新しい取り組みを発表。宅配業者の大きな負担になっている“再配達”を軽減するため、スマートフォンと連動した戸建住宅向け宅配ボックス「スマート宅配ポスト」を開発しました。最大の特徴は、宅配ボックスについたカメラで宅配業者と会話しながらスマートフォンを介して鍵を開けられること。スマートフォンを使って遠隔操作すれば、2つ目以降の荷物も不在時に配達してもらえます。

番組を見ていた視聴者からは、「社会問題の解決に向けたサービスが、ユーザーにも便利という点は素晴らしいと思う。早く全国展開してほしい」「これから益々通販がメインになっていくだろうし、宅配便問題には本格的に取り組んでいくべきだよね。画期的なサービスがもっと増えていけば、みんなが幸せになる」「『マチエコ便』がスゴく面白そう。自分の地域にも対応したらぜひ使ってみたいな」といった反響の声が続出していました。

個人向けの共同宅配ボックスで24時間いつでも荷物の受け取りが可能?


【写真】共同の宅配ボックスは誰でも使用可能!


自宅に宅配ボックスがないため、荷物の受け取りがなかなかできないという人も多いはず。そんな人のために最近では、駅、スーパー、ドラッグストア、駐車場など様々な場所に設置されている個人向けの共同宅配ボックスが普及してきました。

ヤマト運輸や佐川急便の“宅配ロッカー受取サービス”に対応した「PUDOステーション」は、パスワードを入れるとすぐに荷物を受け取れるオープン型の宅配便ロッカーです。自宅や会社の近くにある「PUDOステーション」を指定すれば、24時間いつでも利用可能。またネットオークション「ヤフオク!」に出品した商品を、「PUDOステーション」から発送できるサービスもスタートしています。

便利な宅配サービスが今よりもっと充実していけば、業者とユーザーどちらの負担も減らせますよね。ネット通販を頻繁に利用している人は、配達方法にもこだわってみては?

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