物語の世界観を完全再現! USJ“ハリー・ポッターエリア”に詰めこまれた魅力

#くらし   
美術監督こだわりのリアリティ!


イギリスの小説家J・K・ローリングが生み出した、世界的ヒット作「ハリー・ポッター」シリーズ。映画化もされて大ヒットを記録するなど、ファンタジー界を代表する作品となりました。その世界観が「リアルに再現されている」と、大阪のテーマパークが話題になっています。

職人技が詰めこまれたハリー・ポッターエリア


10月21日放送の「林先生が驚く初耳学!」(TBS系)では、スタジオにハリー・ポッターシリーズで造形美術監督を務めたピエール・ボハナさんが登場。ボハナさんが監修したユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」について、細部までこだわった魅力を紹介しています。

最初にボハナさんが注目してほしいと挙げたのが、濡れたように再現されている「地面」。作品の舞台となったイギリスは雨が多い気候で、その雰囲気を出すことで自然と映画の世界に入り込めるようにしているそう。

エリア内では煙突がゆがんでいる建物を見かけますが、設計ミスではなく映画の世界観を表現したデザイン。魔法で組み上げられた家屋は一部がゆがんだ形で仕上がるため、その設定をしっかり踏まえた外観になりました。

ボハナさんは自身の意匠だけでなく、細部にまでこだわった日本人ならではの職人技も紹介。例えばホグワーツ城の壁をよく見ると「苔」がついていますが、実は城壁の苔は職人が作ったニセモノ。色の濃さでコントラストを際立たせて立体感を出す演出で、ここまでリアリティを追及しているのは日本だけなのだとか。また城が大きく見えるよう樹木の高さを調整するなど、“遠近法”が用いられている点も注目したいポイントです。

日本独自の演出としては「トイレ」も挙げられ、イギリスの田舎町で見かけるような“汚れ”を再現。もちろん本物の汚れではなく塗装によるもので、営業終了後に専門スタッフが特殊塗料でメンテナンスする様子も紹介されています。ハリー・ポッターの世界観を作り出すために施されたこだわりに、ネット上では「ここまで細部にこだわってたなんてハリポタ好きとして涙出そう」「ハリポタの美術監督に認められる日本の技術力ってほんと凄いんだね~」「こんな情報聞いたらすぐにでもUSJ行きたくなっちゃうじゃないか!」といった声が続出しました。

ムーミン谷の世界を楽しむ新パーク


【写真】続々と登場する新テーマパーク


日本国内では今後も有名作を扱ったテーマパークが続々と誕生する予定で、2019年3月16日に埼玉県飯能市にオープンする「ムーミンバレーパーク」もそのひとつ。同パークはトーベ・ヤンソンが生み出した「ムーミン」の世界観を再現する施設で、“ムーミン屋敷”やムーミンの物語を追体験できるアトラクションなどが登場。ほかにも不思議なパーティーをイメージしたレストランなどが計画されているので、ムーミンファンにとって聖地になりそうですね。

大きな注目を浴びたのが、先日愛知県が発表した「ジブリパーク」開業のニュース。愛知万博が開催された「愛・地球博記念公園」に、スタジオジブリ作品を活用したテーマパークを整備するという内容でした。基本デザインとして公開されたエリアには、「もののけ姫」をモチーフにした「もののけの里」や「魔女の宅急便」「ハウルの動く城」の建物を再現する「魔女の谷のエリア」といったものが。2022年オープンと少し先の話ですが、絶大な人気を誇るスタジオジブリのテーマパークとあって早くもファンの期待が高まっています。

テーマパークへ出かけたら、日常を離れて作品の持つ世界観にゆっくり浸ってくださいね!

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