家族がずっと家にいてユーウツなGW…夫と子どもを「100円台で大回り乗車の旅」へ送り出そう

#くらし   

大型連休はうれしいけれど、家族がずっと家にいるとなるとごはん作りがたいへんだし、すぐに散らかって掃除もヘビー。たまには一人での~んびりくつろぎたい!と思っているママ、いっそのこと夫と子どもだけを外へ送り出してみませんか? 鉄道ライターの杉山淳一さんに「大回り乗車」の楽しみ方を教えてもらいました!

片道切符でどこまでも! 鉄オタの裏技で景色&グルメを堪能


「予約がいらず、100円台の切符で気軽に遠出できるのが大回り乗車の魅力」と杉山さん。「子ども連れなので所要時間や乗り換え、昼食やトイレの場所など、事前にしっかり調べてルート決めを。乗車中はGPSのスマホゲームをしたり、写真をママに送ったり。ママは自由な時間を過ごせ、駅弁をお土産にすれば夕食作りも省けて一石二鳥!」。

大回り乗車とは?


【写真を見る】100円台の切符で手軽に遠出できる「大回り乗車」


JRの大都市近郊区間では、実際の乗車経路にかかわらず、最短経路の運賃が適用される特例が。「これを利用したのが、鉄道オタクたちが楽しむ『大回り乗車』。重複した経路を通らず、途中下車をしないのが原則ですが、隣駅までの片道切符で電車が乗り放題。山手線一周や、ルートしだいでは県外まで行けますよ」。

東京近郊以外にもある! 大回り乗車ができるエリア


大阪、福岡、新潟、仙台の4都市の近郊区間が該当。「大阪近郊区間なら琵琶湖をぐるっと回ったり、和歌山県まで足を延ばしたり。仙台近郊区間は、車窓から松島の絶景が見られる場所も!」。

大回り乗車を最大限に楽しむ3つのポイント


1. 乗り換え&トイレの時間は余裕を持って

2. 昼食は駅ナカグルメ、駅弁はママへのお土産に

3. ルートを示した路線図は必ず持参して

GWに行くなら! 東京近郊区間のおすすめルート


【海の景色を堪能! 房総半島一周ルート】

房総半島をぐるっと一周


千葉駅で昼食&駅弁を購入


神田駅を出発、山手線で秋葉原駅まで→総武線に乗り換え千葉駅へ。駅ナカで昼食&駅弁を購入→総武本線で成東駅、東金線で大網駅へ→外房線~安房鴨川駅~内房線で海の景色を見る→蘇我駅で京葉線に乗り、東京駅まで戻って終了。

【SLと花を満喫 関東外周ルート】

SLが見られる!


SLにちなんだ駅弁も高崎駅でゲットできる


武蔵小杉駅を出発。横須賀線で東京駅、駅ナカでショッピング→上野東京ラインの常磐線電車で友部駅→水戸線と両毛線を乗り継ぎ、車窓からあしかがフラワーパークを眺める→上越線で高崎へ。駅弁&SLを見る→高崎線・埼京線・武蔵野線・南武線を経由して武蔵中原駅で終了。

〝電車に乗ってお出かけ〟は「乗り鉄」じゃなくてもワクワク心が弾んでくるもの。お金はかけずに、時間をたっぷりかけて移動&景色を楽しむ大回り乗車は、まさにパパ&子どもたちの大冒険にぴったり。いい思い出になりますね。

編集協力=鈴出智里

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Information

教えてくれたのは:杉山淳一さん
鉄道ライター。鉄道に乗ることが好きな、いわゆる「乗り鉄」として、ネットメディアや雑誌など多方面で執筆中。


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