食べながら非常食を備える「ローリングストック法」
1)最初に4日分の非常食を用意 (イラスト内田深雪)

非常食の備蓄は「1週間分」が推奨されています。多く感じますが、災害時、行政の物資がすぐ全員に行き届くとは限らないためです。

「1週間×家族の人数分」と聞くと膨大な食料を想像してくじけそうになりますが、安心して。普段の食材の活用とローリングストック法とを組み合わせることで、いつも食べているものを少し多めに買っておくだけでよくなります。

「まず4日分の非常食を買っておいて、月1回家族で1食分を食べるんです。食べたら早めにその分買い足すようにすると、消費期限過ぎやいざというときの食料不足を防げますよ」(NPO法人プラス・アーツ 村上彩さん)

1~3日目は冷蔵庫と冷凍庫の中の物を優先して食べ、残りの日はローリングストックしている食材を食べればOK。まずは消費期限が1年程度の市販食の中から、好みの味のものをセレクトすることから始めましょう。

<ローリングストック法の基本>

1)最初に4日分の非常食を用意:1日3食なので12食分×家族人数分。3人家族なら、12×3=36食分。これをキッチンの棚や引き出しなど、使いやすい所に収納します(物置の奥などはNG)。毎月食べていくので、消費期限は1年程度あればOK。いざというときにも安心して食べられる好みの味を買いましょう。

2)月に1回、家族で1食分を食べてみる:「第1日曜日の昼」など決まった日に家族みんなで食べましょう。味は好み? 災害時にも調理できそう? この量で足りる? などの確認もします。

3)食べたら1週間以内をめどに買い足す:同じものを再び買ってもいいし、新しい味にチャレンジしてもOK。(2)(3)を繰り返します。

<さらに>カセットコンロとボンベは必需品です:停電・停ガス時、冷蔵庫の食材や非常食を調理するために必須です。カセットコンロ1台、ボンベ15本(約1カ月分)を目安に常備しましょう。

<そして>飲料水も備えて:いざという時必要な飲料水は1人最低2リットル(1日)。3人家族なら、2リットル×3人×7日=42リットルが、常備しておきたい約1週間分の目安。ウォーターサーバーを普段から活用するのも手ですね。【レタスクラブ編集部】