2017年4月、ガスも自由化に!「エネファーム」って光熱費の節約になるの!?

#くらし   
電気と同時にお湯を作るエネファームでは、こんなことが可能


東京ガスからの電話で「エネファーム」の説明を聞くことに


先日、東京ガスから1本の電話がありました(2016年秋ごろの話です)。最近、家の固定電話にかかってくるのはセールスの電話ばかりなので、今回もまたそうか、と思いつつ応対をしました。セールスの電話には違いないのですが、東京ガスから「エネファームの説明をしに行きたい」という内容で、ちょうど光熱費の節約の原稿を書いていたときだったので、聞いてみることにしました。

予定を合わせて1~2週間後に担当の「エネルギーアドバイザー」の方に来てもらいました。エネファームについては以前リフォームの記事の中で説明したことがあったけれど、そんなにキチンと理解しているわけではないことに気づいて、改めて説明してもらいました。

エネファームは災害時に役立つシステム


説明によると、エネファームとは、ガスをもとに電気を作り出し、発電時に出る熱でお湯をつくる装置です。ガスから電気を生み出すものなんですね。これを導入すると、ガスの使用量は増えるけれど電気代が下がるということです。

エネファームのいいところは、電気代が下がること、二酸化炭素の排出量を低減できること、自家発電できるため災害時に数日分は最低限の電力がとれること、などがあります。

都市ガスを利用して電気を作り、そこで作られたお湯も活用できる


じゃあ、そんなにいいことが多いエネファームの最大の欠点は、導入費用がまだまだ高いということです。私がもらったチラシでは、工事費込みで133万円。しかし、エネファームの設置は政府のエネルギー基本計画でも推奨されているので、国や自治体から補助金が出ています。私が住んでいる東京都国分寺市では、国からの補助金が18万円あり、東京都の補助金が10万円、それに国分寺市からの補助金が4万円出ることを考えると(いずれも平成28年度の補助金額)、すべての補助金が受け取れたとして32万円となるので、約100万円程度で導入は可能になります。

けっこう高いけれど、給湯器交換の際の選択肢に


「けっこう高いですよね」というと、「そうですが、今の性能がいい給湯器も40万~50万円くらいしているんですよ」と教えてくれました。それで、「今の給湯器を交換するときの選択肢として考えてみますね」という話をしました。

私が考えていたのは、「そんなに大きなお金をかけて元がとれるのかどうか」。エネファームにして電気代は少し下がるのかもしれませんが、本体代金を100万円と考えて、1年に2万円節約できると50年、5万円節約できても20年はかかる計算になります。

しかし、環境にやさしい、災害時に役に立つというメリットのためにゆくゆくは導入を検討してもいいかなと思いました。ネットで調べると、発売当時のエネファームは300万円以上していたようです。もう少しすると機器の価格もさらに下がってくるだろうし(そのときには補助金額は下がりますが)、導入もしやすくなるかもしれません。【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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文/生島典子 イラスト/尾代ゆうこ

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