日本の秋の風物詩、旬の「かき」を食べておいしくアンチエイジング!

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日本で古くから親しまれている「かき」。海外では「kaki」の名でも知られています

秋を代表するくだものといえば、「かき」です。「かき」の旬は9月下旬から11月下旬。スーパーで美しいオレンジ色に熟した「かき」を見かけるようになると季節を感じますね。古くから日本で栽培されてきたくだものですが、いまでは「kaki」と呼ばれて世界各国でも人気です。
そんな「かき」は美容に関する栄養素もいっぱい。女性にうれしいくだものなんですよ!

美肌をつくるビタミンCや老化を防ぐ栄養素が豊富な「かき」


「かき」にはビタミンが多く含まれています。特にビタミンCが豊富で、「かき」1個で一日の必要量に達するほどの量を含んでいるのだとか。ビタミンCは皮膚や骨を構成するコラーゲンの生成に必要な栄養素で、美白、美肌、アンチエイジングが期待できるので、積極的に食べたいですね。

熟した「かき」は甘くとろりとした食感に


体に余分なナトリウム(塩分)を排泄するカリウムも多く含んでいます。むくみを防ぎ、血圧を調整する働きがあるので、水分を摂りすぎたときなどに食べるのがおすすめです。

もう1つ、女性にうれしい「かき」の栄養素が、タンニン。「かき」の渋みのもとでもありますが、体を酸化させる活性酸素を除去して老化を防ぐ抗酸化作用を持ち、アンチエイジングを助けてくれます。

また、ビタミンCとタンニンには血液中のアルコール分を体外に排出する働きも。「かき」に含まれる酵素もアルコールの酸化・分解を促してくれるので、飲みすぎてしまったときにもぴったりのくだものです。

品種は1000種以上! 縄文・弥生時代から日本で愛されてきたくだもの


「かき」は古くから日本で親しまれてきたくだものです。縄文・弥生時代の遺跡から「かき」の種が出土していることから、この時代にはすでに食用として広まっていたといわれています。いまのように大きな「かき」は奈良時代に中国から入ってきたという説が有力。『古事記』や『日本書紀』にも記述があることから、古くから秋を代表するくだものとして日本人に愛されてきたことがわかります。

日本の果樹園で本格的に栽培されるようになったのは昭和初期。日本各地で栽培され、なんと、1000種以上の品種があるそうです。主に「甘柿」と「渋柿」に大別され、「甘柿」は種が入らなくても渋みが抜ける「完全甘柿」、種が多く入ると果実全体の渋みが抜ける「不完全甘柿」に分けられます。「渋柿」は種が入っても渋いままの「完全渋柿」、種が入ると種の周辺だけ渋みが抜ける「不完全渋柿」があります。

代表的な品種をご紹介します。

【甘柿】

◆太秋(たいしゅう)
収穫期は10月中旬~11月中旬。果樹研究所ブドウ・カキ研究拠点で作られた品種。1995年(平成7)年に「太秋」として品種登録されました。「完全甘柿」で、果実は400gほどと大きめ。肉質はシャリシャリしていて歯ごたえがよく、果汁が多く、とても甘い品種です。

◆富有(ふゆう)
収穫期は10月中旬~12月中旬。晩生(おくて。ゆっくり成長するもの)の代表的な「完全甘柿」で、品質や外観、日持ちともに優れ、現在最も主要な「かき」の品種です。原産地は岐阜県本巣郡巣南町居倉。農業技術者の福嶌才治さんが1899(明治32年)に岐阜県農会主催の第1回蔬菜果実品評会に「富有」と名付けて出品したところ一等に入選したことで、岐阜県の奨励品種になり、広く栽培されるようになりました。大きさは約280g。

国産の「かき」を代表する品種「富有」


◆次郎(じろう)
収穫期は10月中旬~11月下旬。弘化年間(1844~1848年)に、静岡県周知郡森町で松本次郎吉さんが河原にあった幼木を持ち帰って植えたのが起源とされています。大きさは約280g。晩生の「完全甘柿」で、甘みがやや高く、果汁の量は「富有」より少なく、歯ごたえがあります。

甘さと歯ごたえを楽しめる品種「次郎」


【渋柿】

◆平核無(ひらたねなし)
収穫期は10月中旬~11月中旬。新潟県新津市古田南の川崎栄次郎さんの宅地内にあった古木が原木とされています。古くから「八珍」「核無」「おけさ柿」などと呼ばれていましたが、1909(明治42)年、山形県農会主催の品評会が開催された際、審査長の原熈(ひろし)博士によって「平核無」と命名されました。中生(なかて。収穫までの期間を早・中・晩と分けたとき、早生と晩生の中間のもの)の「不完全渋柿」で、大きさは約250g。果汁が多く甘みが強く、種はありません。干し柿としても多く使われています。

◆刀根早生(とねわせ)
収穫期は9月下旬~10月中旬。奈良県天理市の刀根淑民さんの農園で「平核無」の枝変わりとして発見された早生(わせ。早く成熟するもの)の品種。1980(昭和55)年に品種登録されました。大きさは250gほどで「平核無」よりも成熟が10日ほど早く、「平核無」と同じく種がなく、とても甘いかきです。

◆西村早生(にしむらわせ)
収穫期は9月下旬~10月中旬。滋賀県大津市坂本の西村弥蔵さんのかき園で発見された品種。「富有」と「赤柿」との自然交雑で生まれたといわれています。1960(昭和35)年に「西村早生」と名付けられました。種が多いほど果肉にごまのような黒い斑点ができ、種が4つほど入ると渋みが抜けて甘くなる「不完全渋柿」です。大きさは220gほどで果肉は粘り気が強く、カリカリした食感とさっぱりした味が特徴です。

冷凍やグラタンも!? 「かき」の上手な選び方やおいしい食べ方をマスター


おいしい「かき」の選び方

果実を手に持ったときに重みがあるものを選びましょう。ヘタは4枚がそろっていて乾燥しておらず、ヘタの近くまでムラなく色づいたものがおすすめです。「不完全甘柿」の品種は種がある部分が甘くなる特徴があり、果実の形が左右対称で整っているものは全体に種が入っているため渋みがありません。

上手な切り方

「かき」はよく見ると果実に4条の溝があります。これに沿って切れば、種を切ることなく、切り分けることができます。また、熟しすぎた場合などは、果実上部のヘタ部分を切り落としてスプーンで食べるのもおすすめです。

4条の溝に沿って切り分けると、種に当たらずに切ることができます


上手な保存法

乾燥を防ぐため、ポリ袋に入れて密封しておくと長持ちします。

「かき」が渋いときは?

渋みのもとはタンニン。アルコールに漬けたり、乾燥させて干し柿にすることでタンニンが変化し、渋みが抜けます。

そのままでは食べられない渋柿を数日間乾燥させ、渋みを抜いた「干し柿」


冷凍保存もできます

熟しすぎて柔らかくなってしまった「かき」は、丸ごと冷凍保存するのがおすすめです。少し解凍してヘタを切り落としてスプーンですくって食べれば、まるでシャーベットのようなデザートに!

「かき」を凍らせるとシャーベットのようなデザートに。熟した「かき」がおすすめです


柿とクリームチーズのオープンサンド

スライスした全粒粉パンにクリームチーズをぬり、薄切りの「かき」をのせれば、朝食にぴったりのおしゃれな一品に。クリームチーズのさわやかな酸味と「かき」の甘さがよく合います。「かき」には腸の働きを活発にする食物繊維や、風邪の予防にもなるビタミンCが多く含まれていて、手軽に摂取できるのは嬉しいですね。全粒粉のパンを使えば、さらに食物繊維の摂取量がアップしますよ。

手軽に食物繊維やビタミンCが摂れる「柿とクリームチーズのオープンサンド」は朝食にぴったり

食べ方提案= 牧野直子  撮影=澤木央子

焼いても美味! 「柿のグラタン」

耐熱皿(直径約12×深さ3cm)2個分のレシピをご紹介します。
①最初にカスタードを作ります。卵黄1個分、砂糖大さじ1をボウルに入れて白っぽくなるまで泡立て器ですり混ぜます。小麦粉小さじ1を茶こしでふるい入れて、さらに混ぜます。
②小鍋に牛乳3/4カップを入れて火にかけて沸騰直前まで温め、①に加えて泡立て器でよく混ぜます。ざるでこしながら小鍋に戻し入れ、弱めの中火にかけてさらに混ぜ、ふつふつとしてとろみがついてから、さらに約1分焦げないように手早く混ぜます。さらっと軽くなったら火を止め、バター5gとバニラエッセンス少々を加えて混ぜます。
③「かき」1個を一口大に切り、耐熱皿に並べます。②をかけて適量のアーモンドスライスを散らし、オーブントースターでうすく焼き色がつくまで焼きます。お好みで粉糖をふっても。

カスタードをかけて焼いた「柿のグラタン」もおすすめ

レシピ制作=八田真樹 撮影=公文美和

なめらかなカスタードと、加熱されてとろりとした食感の「かき」がよく合います。これから寒くなる時季にぴったりの温かいデザートです。


これから本格的に多く出回る旬の「かき」。そのままはもちろん、冷凍やグラタンなど、さまざまな食べ方で今年の秋を楽しんでみませんか?


文=岡田知子(BLOOM)
【レタスクラブ編集部/PR】

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