よりステキな写真を撮りたい人必見!目からウロコのポイントがいっぱい写真の教科書

#趣味   

一億総カメラマンと言われる昨今。SNS全盛なこともあり、写真の「上手さ」「下手さ」は明確になっていく一方ですね。
自分だって撮るからには、「すてきに撮れた」「人に見せたいような作品になった」という一枚を押さえたいと思います。でも、いったいどうやって?
やっぱり、小難しい写真教室に通わないといけないの?

そんな風に考えなくても、「大事なのは、自分の『好き』を知ること。突き詰めることですよ」「まずはこんなことを意識してみて」とわかりやすく教えてくれるのが『撮り方の基本からSNS発信まで 「好き」を伝える 写真の教科書』です。
著者の武井宏員さんは、写真の学びサイト「CURBON.JP」を運営し、自身もカメラマンとして活躍するまさに写真のプロ。
常日頃から「写真の楽しさ」「自分のスタイルのつくりかた」「より満足の行く撮り方」を人に伝えているだけあって、本著でも4つのカテゴリで系統立てて、わかりやすく教えてくれています。

「なんとなく好き」を具体化しよう

「なんとなく好き」を具体化するとより楽しくなる


どのような写真でも前提にあるのは、「なんとなく好き」を掘り下げること。
自分が好きなもの、得意なことがわかってくると、写真はより楽しくなる。自分に合ったスタイルを見つけられたら、撮り方のポイントも押さえられるようになっていく、ということです。

〇スタイル1「フィルム」

ノスタルジックで独特な味を出せるフィルムカメラ

自分のスタイルは?


ノスタルジックで独特な味を出せるフィルムカメラ。フィルムカメラを持っていない…という人にとっても、光の使い方やアングルなど学ぶことの多いカテゴリーになっています。
人物を外で撮るとき、屋内で撮るときのほか、広がりある風景の撮り方などわかりやすく解説しています。自分の撮る風景写真がなんだかのっぺりしていたのは、手前に物や人を置いていなかったからだ!など目からウロコの発見が。

奥に広がる世界を写し取ろう

「しっかり描写しないこと」


〇スタイル2「シンプル・ナチュラル」
自然体の姿や、日常の風景の撮り方や、やわらかい自然の光の使い方、シンプルに撮りたいときの引き算の仕方などについて。
人の顔にどう光を当てると美しいかについても教えてくれています。鼻の斜め45度上から光を当てることで、頬に三角形のハイライトをつくれる「レンブラントライト」、ご存じでしたか? 

〇スタイル3「色の魔法」
どのような色の世界をつくるかによって、同じ写真でも捉え方が変わってくるというお話。「色」として被写体をどうとらえるか。自分の知らなかった新しい色に出会うには。

〇スタイル4「コンセプト・ファッション」
思い通りの世界をつくりあげ、写しとめることのできるコンセプト写真。また、服をメインとして表現するファッション写真について解説しています。さまざまなアイデアや技法が紹介されているので、表現の幅を大きく広げられるはず!


ほか、そもそも「いい写真ってなんだろう?」「なぜ、撮るのだろう?」という著者の思いや、スマホだからこその写真のメリットなどについても語られています。

写真をより楽しく、より思い通りに撮りたい人は必見の、まさに「教科書」。
なにより、例としてあげられている写真が本当に素敵で、眺めているだけでプラスになりそうです。

文=矢島史

【著者プロフィール】
武井宏員
写真家/実業家。大阪生まれ、アメリカ育ち。ニューヨークでスタジオを立ち上げたのち、2018年写真家プラットフォーム(株)CURBONを設立。経営者兼、人物や広告写真を撮影する写真家・映像作家として活動中。

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