Instagramで話題沸騰!阿部かなこさんの麹レシピで、いつものハンバーグが格段にレベルアップ

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どんな家庭にも、レシピを見なくても作れる「定番メニュー」がいくつかあるもの。そんなメニューにプラスするだけで、思わず「わっ、何コレおいしい!」と言ってしまうくらい、格段に味がレベルアップする……それが、麹調味料なのです!

インスタグラムのフォロワーは11万人超え、料理のオンラインサロンも順番待ちと大人気の麹料理研究家、阿部かなこさん。麹調味料の作り方や、麹調味料を使った手軽でおいしいレシピを、たくさん紹介しています。

「麹が健康や美容にいいのはよく知られているけれど、麹調味料を使うことで料理がラクになったり、毎日の暮らしが楽しくなることもぜひ知ってほしい」と阿部さんは言います。

確かに、麹調味料って体にいいイメージだけど、ちょっとだけ面倒くさそうなイメージも……。「料理がラクになる」って本当?

「麹調味料をプラスするだけで、自然とコクの深い味になって、味が決まりやすくなるんです。和・洋・中どんなレシピでも使えるし、毎日食べても飽きないから、麹調味料があるだけで安心です。料理が苦手な人こそ使ってみてください」(阿部さん)。

それはぜひ使ってみたい!
麹調味料のなかでも、とくに洋風メニューの味つけに便利という「玉ねぎ麹」の作り方を教えていただきました。

◆玉ねぎ麹を作ってみた

洋風メニューの味つけに便利という「玉ねぎ麹」


【材料】(作りやすい量)

乾燥米麹……100g
玉ねぎ……300g
塩…30g

【作り方】

1 ボウルに麹を入れて、固まっていたら手でほぐす。塩を入れて混ぜ合わせる。

2 フードプロセッサーでペースト状にした玉ねぎを加え、しっかり混ぜ合わせる。

清潔なスプーンを使って、底からしっかりかき混ぜる。


3 消毒した密封容器に入れ、常温で発酵させる。容器は少しフタを開けておき、1日1回、清潔なスプーンでかき混ぜる。気温によるが、4~10日で完成。

※25度〜30度が麹菌が好む温度。気温や湿度が高いと、カビが発生しやすく腐敗する可能性も高まります。冷蔵保存でもゆっくりと発酵は進みます。
1日1回、清潔なスプーンなどでかき混ぜることを忘れず、甘みが出たり麹自体が柔らかくなってきたなどの変化を見逃さず、冷蔵庫に移してあげてください。

色が茶色っぽくなり、ツンとした辛い香りから甘い香りに変化したら完成。


やってみると、思っていたよりずっと簡単!作った玉ねぎ麹は、冷蔵庫で3カ月くらい保存できるそうです。

早速、できあがった玉ねぎ麹を使ってハンバーグを作ってみました!
ちなみに阿部さんのレシピは、卵やパン粉を加えず、合いびき肉とたまねぎだけで作るというもの。しかも、玉ねぎは炒めなくてもOKだそうです。

「卵やパン粉を使わなくても、玉ねぎ麹を混ぜることで、ふんわりおいしいハンバーグになりますよ」(阿部さん)。

たねに混ぜる玉ねぎ麹の量は好みにもよりますが、合いびき肉250g&玉ねぎ1/2個に対して、玉ねぎ麹大さじ2が目安です。

さらに、ソースにも玉ねぎ麹を使うと、コクのある深~い味わいに。
ハンバーグを焼いた後のフライパンで、ケチャップ、ウスターソース、醤油と玉ねぎ麹を合わせて煮立たせ、ハンバーグにかけるのが阿部さん流です。

卵もパン粉も使っていないのに、ふんわり! 麹が素材のおいしさを引き出します。


「玉ねぎ麹があれば、色々な調味料を使わなくても味が決まります。冷蔵庫の残り野菜と一緒にお湯に投入するだけで、コンソメを使わなくてもおいしいスープができあがり。ほかにもカレーやグラタンなどの洋風料理や、挽き肉料理などに幅広く使えます」(阿部さん)。

阿部さんがインスタグラムや著書で紹介している麹調味料には、玉ねぎ麹のほかにも、定番の塩麹や醤油麹、トマト麹、中華麹、甘麹など色々な種類があります。

麹調味料で、新しい「うちの定番メニュー」をぜひ作ってみてください!

文=臼井美伸(ペンギン企画室)、写真=戸高慶一郎

【著者プロフィール】
麹料理研究家。佐賀県在住。「心も体も健康」をテーマに、麹料理のオンラインサロンを主宰しながら情報発信をしている。オリジナルブランド「BIOKU」にて、「こだわりの塩麹」を発売中。

※本記事は阿部かなこ著の書籍『体の内側からきれいになる 麹のレシピ』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

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