知ってた? 純国産ハーブ「みつば」は高血圧にも効果ありの健康食材

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みつばは昔から身近にあった野菜です。


1本の茎に葉が3枚つくところから、「みつば」と名付けられた野菜。そんな「みつば」が、実は数少ない日本原産の野菜であることはご存知でしたでしょうか?

古くは山村で野草として利用され、江戸時代ごろから野菜として栽培されるようになりました。そんなみつばは香りもよく、和食を彩る純国産ハーブとして重宝されてきた歴史があります。alic(農畜産機構)の野菜メールマガジンでも「今月の野菜」として紹介された、みつばの魅力をお伝えします。

みつばが食べられなくなっている?


みつばの産地は、北は福島県から南は福岡県までと幅広く、千葉や静岡、愛知や大阪では1年中、栽培されています。

市場に出回っているものの多くは、水耕栽培の糸みつば(青みつば)と呼ばれるもの。平成28年の作付面積は979ヘクタール(前年比95.0%)・出荷量は1万4300トン(前年比97.9%)と、減少傾向にあることがalicの調べで分かっています。このまま食卓にのぼる機会が減るのは、もったいないですね。

【グラフ】みつばの出荷量はゆるやかな減少傾向


みつばには、このほかに、「切りみつば(白みつば)」「根みつば」などの種類があります。糸みつばはおもに家庭用、それ以外の2種類は業務用として使われることが多いようです。

豊富な栄養成分&健康効果に注目!


ご家庭でよく使われているのは、糸みつば(青みつば)。


みつばにはさまざまな栄養成分が含まれていますが、特にカリウムが豊富です。カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果が。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。逆に不足すると、筋肉が弱り、障害を起こすそうです。

また、カロテンも豊富で、とくに糸みつばに多く含まれています。βカロテンは抗発ガン作用や動脈硬化の予防で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。

その他、カリウム・カルシウム・鉄といったミネラル成分、ビタミンCを始めとするビタミン類も含有しています。さらに独特の香りには、食欲を増したり、心を落ち着かせたりする作用があると言われています。栄養満点で、心にも体にもいい影響のある野菜というわけですね。

見た目もみずみずしく、シャキシャキした歯ごたえは、料理のお供にうってつけです。 いつも行くスーパーで見かけたら、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?

【参考レシピ】タイ風春巻き


タイ風の料理に純国産ハーブを組み合わせて。

【参考レシピ】タイ風春巻き


<材料>(2人分)

肉だね

・豚ひき肉…50g

・玉ねぎのみじん切り…1/4個分

三つ葉…10本

しょうゆ…小さじ1/2弱

・塩、砂糖…各小さじ1/4

・こしょう…少々

グリーンレタス…4枚

春巻きの皮…4枚

・小麦粉、サラダ油

<作り方>

1.三つ葉は1cmのざく切りにする。ボウルに三つ葉以外の肉だねの材料を混ぜ、粘りが出たら三つ葉を加えてさっと混ぜる。

2.春巻きの皮1枚の角を手前にして置き、中央より少し手前に1の1/4量を横長にのせる。手前と左右に折り返してから巻き、巻き終わりの皮に、小麦粉適宜を同量の水で溶いてぬって留める。残りも同様に巻く。(肉だねは少し手前にのせると、皮をきれいに巻きつけられる。揚げ焼きにするときに火が通るので、肉は生のままでOK)

3.フライパンに油を2cm深さ入れ、2を入れて火にかける。途中上下を返しながら約5分、揚げ焼きにする。

4.取り出して油をきって器に盛り、グリーンレタスと盛り合わせる。好みでレモンを食べやすい大きさに切って添えても。

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