これでパサつかない! 魚の冷凍は余分な水分を拭くのがカギ【冷凍保存パーフェクトガイド(4)】

#食   
 干物でも乾燥はNG! しっかりラップで包んで袋へ

意外と冷凍が難しい食材といえば、魚。冷凍庫に放り込んだはいいものの、解凍に失敗しておいしくなくなっちゃった...なんてこと、ありませんか?
魚はドリップ (水分) が出てしまうと、パサついておいしさが半減。冷凍前に水分をしっかり拭いたり、塩をふって余分な水分を出すなど、下処理が必須なんです。

「冷凍保存パーフェクトガイド」連載第4回目は、切り身魚の冷凍術。知って得する「びっくり冷凍メモ」のおまけつきですよ!

*  *  *

▶︎教えてくれた人
西川剛史さん

冷凍生活アドバイザー。大学で食品栄養学を専攻した後、冷凍食品会社に勤務。商品開発などに従事する。独立後は、冷凍の知識に独自の実験を重ね、家庭でも実践しやすい冷凍テクニックを提案。テレビ、雑誌などで幅広く活躍中。


切り身魚

さば+塩

ふり塩で下味をつけつつ身を引きしめる!

水分を拭き取ればパサつきナシ「冷凍さば」

[ 作り方 ]
さば2切れは両面に塩を薄くふり、約10分おく。水分が出たらしっかり拭き取り、1切れずつラップでぴったり包んでから袋に入れて冷凍。
[ おすすめ解凍法 ]
凍ったまま加熱する「加熱解凍」が正解。凍ったまま、フライパンで焼いたり、調味液に入れて煮ものに。ふたをして蒸らすと中まで火が通り、ふっくらとした仕上がりに。


★しっかり下味で一品おかず★

はバターとレモン風味で爽やか洋食おかずに

レモンの酸味でさっぱりと「冷凍鮭」

[ 作り方 ]
鮭2切れは、水けをしっかりと拭く。耐熱容器にバター約20g、レモン汁、はちみつ各大さじ1、しょうゆ小さじ1を入れてラップをかけ、電子レンジで約20秒加熱して混ぜる。粗熱がとれたら、袋に鮭と一緒に入れ、全体をなじませたら、空気を抜いて平らに広げて冷凍する。
[ おすすめ解凍法 ]
袋のまま食品に流水を当てる「流水解凍」で。解凍後は、調味液を袋に残して鮭だけを取り出して焼き、火が通ったら調味液を加えてからめながら水分をとばせばOK。
*はちみつを使用しているので1歳未満の乳児には食べさせないでください。


干ものもラップで包むのが鉄則!

 干物でも乾燥はNG! しっかりラップで包んで袋へ

「干ものは乾燥しても平気なのでは?」と思うかもしれませんが、乾燥し過ぎると身のおいしさを損います。酸化もしやすいので、1尾ずつラップでぴったり包んでから袋に入れ、空気を抜いて冷凍しましょう。

次ページ:知らなかった! あんな食材もこんな食材も冷凍室へGO!(2/2)

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