【炊飯器おすすめ11選】選び方のポイントや最新のトレンド、各社の特徴をプロが解説

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【炊飯器おすすめ】選び方のポイントや最新のトレンド、各社の特徴をプロが解説

ふっくらほかほかのご飯を作る炊飯器は、日本の食卓になくてはならない家電です。圧力IH式や調理機能付きなどさまざまなタイプがあるため、買い換える時に迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

せっかく購入するなら、おいしいご飯が炊ける炊飯器を選びたいですよね。そこで今回は、キッチンまわり評論家の“さわけん”さんに協力を依頼。プロが選ぶおすすめの商品や、選び方のポイントについて教えていただきました。

▶︎教えてくれた人
さわけんさん

科学する料理研究家/キッチンまわり評論家・さわけんさん

科学する料理研究家/キッチンまわり評論家
2010年よりキッチンまわり評論家として毎月30品〜50品の食品や調味料を実食検証。「LDK」「MONOQLO」「家電批評」などモノ比較雑誌でさまざまな調理器具、食品類を比較、検証している。
HP:https://s-d-m.jp/talents/sawaken/

最近の炊飯器のトレンドは?

さまざまな種類がある炊飯器。家電としての歴史も古いアイテムですが、最近のトレンドはどういったものなのでしょう。

トレンド1 「多機能化」

お米をセットしたら、スイッチを押すだけだった炊飯器ですが、近年ではお米の種類によって炊き方を変えられたり、低温調理などさまざまな調理機能がついた機種も増えています。

「最近の炊飯器には、白米や玄米炊きはもちろん、炊き込みご飯、おこわ、銘柄米ごとの炊き分け、短時間炊飯、長時間極上炊飯など、使いきれないほどのモードがあります。ご自身にあったモードがあると便利なので、どういった機能があるか事前に確認しましょう」(さわけんさん・以下同)

季節ごとにお米の銘柄を変えている、家族が大好きなチャーハンは毎週作るなど、ご家庭によってお米へのこだわりや調理の仕方も変わります。炊飯器を選ぶ際は、あらかじめ自分たちの食生活を見直してみるとよさそうですね。

トレンド2 「保温方法」

朝炊いたご飯を保温して夜に食べるご家庭も多いのではないでしょうか。保温機能自体は珍しいものではありませんが、保温方法についてはそれぞれ異なるようです。

「保温をするとご飯が不味くなる、というイメージを払拭しようと、温度を少し下げて保温する、蒸気を加えて保温、など各メーカーは企業努力を重ねています。炊いたご飯を必ず保温するのが日常であれば、保温方法に注目して選ぶのもおすすめです」

炊きたてのご飯がおいしいのは当たり前。近年の炊飯器は保温したご飯もおいしいことがスタンダードになりつつあるそうです。

おいしいご飯が炊ける炊飯器を選ぶ3つのポイント

おいしいご飯が炊ける炊飯器にはどのような特徴があるのでしょう。プロが選んだ押さえておくべき3つのポイントをご紹介します。

ポイント1 「加熱方法」(圧力IH式・IH式・マイコン式)

お米は水に入れた状態で加熱することでふっくらおいしいご飯になります。炊飯器での加熱方法は【圧力IH式】【IH式】【マイコン式】の3種類。加熱方法によって、ご飯のおいしさは異なります。

「3つの中で最も新しい炊飯方法が【圧力IH式】です。炊飯時にIHの熱だけでなく圧力をかけて炊飯する方法です、通常100℃で沸騰しますが、圧力をかけることでお釜の中を約104℃程度まで上げられます。100℃よりも高温にできるというのがポイントで、これにより効率よくお米を芯までもっちりとした糊状にすることが可能です。その結果、日本人好みのむっちりモチモチのご飯が炊き上がります。

【IH式】は磁力で釜全体を加熱する炊飯器です。通常、直火などでは鍋にじわ〜っと熱が伝わり、水、お米の順に伝わって炊飯できます。【IH式】の場合は電源を入れると一気にお釜が高温になり、電源を切るとその熱がゼロになる。温度コントロールしやすいのが特徴です。

炊飯器でおいしいお米を炊くには、最初は20℃くらいの水を20分程度吸わせた後、温度を100℃くらいまであげ、そこからさらに20分程度100℃をキープするというのが鉄則です。そうするとお米の中心まで糊状になり、水分が少ないお米の状態に持っていけます。【IH式】ではそういった細かい温度コントロールができるので、各メーカーが理想とするお米を炊くことができます」

【マイコン式】はマイコン(小さいコンピューター)で制御した感温リードセンサー入りの炊飯器の略称で、従来からあるタイプです。
「【圧力IH式】や【IH式】にもマイコン機能は備わっているので、マイコンだけが特徴の炊飯器、と考えていただければと思います。一昔前の炊飯器は気温などによって左右され、温度や圧力をコントロールする“炊飯の自由”はありませんでした。さまざまな加熱方法を可能にしたのが温度センサーとICを組み合わせた【マイコン式】炊飯器です。お米の種類によって炊き分けられるようになったのは【マイコン式】のおかげなのです」

ポイント2 「早炊きの時間」

炊き忘れや多忙な日に頼りになるのが、炊飯器の早炊き機能。ですが、炊飯器のパンフレットや店頭のポップを見て「早炊きできるならOK」と即決してしまうのは要注意。早く炊けるほど便利かと思いきや、ご飯のおいしさを考えるとそうとは言えないようです。早炊きしてもおいしいご飯を食べられるよう、早炊きの時間までチェックしましょう。

「多くの炊飯器に早炊き機能がついていると思いますが、早すぎるとご飯はおいしく炊けません。お米をおいしく炊くには、芯まで十分に水を浸透させることが重要です。その時間は30分程度といわれているので、早炊き機能を使う場合は35分以上で炊けるものがおすすめです。これ以下でももちろんご飯を炊けますが、食べたらその味にがっかりしてしまうかもしれません」

ポイント3 「スムーズな操作性」

ご飯のおいしさに直接関係する部分ではありませんが、炊飯器の操作性も選ぶときのポイントです。

「どのボタンを何回押すと炊飯できるのか、雑穀米などちょっと違うお米を炊く場合の選択のしやすさもチェックしたいところ。例えばタッチパネルなら見やすさなど、毎日使うものだからこそ細かいストレスを溜めない機種を選びたいですね」

急いでご飯をセットしたいとき、何度もボタンを押したり、設定項目が多いと煩わしさを感じてしまう場合もあるでしょう。ボタン一つで早炊きできる、わが家好みの炊飯の仕方を登録できるなどの機能があると便利です。

メーカーごとの特徴を解説

メーカーによって炊飯器にはいろいろな特徴があります。さわけんさんに具体的な特徴をうかがいました。
※以下、メーカー名の五十音順に紹介しています。

お知らせ機能など独自の便利機能に注目「アイリスオーヤマ」

「お米の銘柄と量に合わせて最適な水の量を知らせてくれるなど、アイリスオーヤマの炊飯器にはユニークな機能がついてます。種類もサイズも豊富に展開されています」


お米の食感が際立つ! コスパもよく家庭の味方!「象印マホービン」

タイガー魔法瓶と並ぶ有力メーカーの象印マホービン。「圧力IH式のフラッグシップモデルはもちろん、安い価格帯でもおいしく炊けます。お米をシャッキリ炊くのが得意で、少し歯応えのあるご飯が好きな人には特におすすめです」


お米をおいしくもっちり炊くならコレ!「タイガー魔法瓶」

「『とくにおいしいご飯が炊ける機種を出している』メーカーとしておすすめしたいのがタイガー魔法瓶。最上位モデルとなると旨さが際立ちます。メーカー全体の特徴として、最初の吸水時の温度が低めで、お米の旨みが出やすい傾向にあります。お米をおいしくもっちり炊きたいかたにおすすめ。安い価格帯の商品でもよい味に炊き上げられます」


独自の真空技術でお米の甘みをひき立てる「東芝」

「東芝の炊飯器は、内釜内の空気を抜く真空技術が特徴です。真空状態にすることでお米の芯まで水を吸わせることができ、ご飯の甘みがアップ。ふっくらとおいしいご飯に炊き上がります」

高技術「おどり炊き」でふっくら粒立ちよい仕上がり「パナソニック」

「パナソニックの特徴は米が踊る『おどり炊き』です。独自の技術でふっくら粒立ちのよいご飯が炊き上がります」


圧力&高温スチームで老舗料亭のような炊きあがりに「日立」

「高級モデルで外硬内軟(がいこうないなん)を目指しているのが日立です。炊飯時に圧力と高温スチームを利用することで、老舗米料亭が理想とする炊き上がりを炊飯器で再現しています」


本炭釜と強火の大火力でお米の甘みと粒感のある食感を引き出す「三菱電機」

「圧力炊飯が多い中、圧力に頼らず炊飯しているのが三菱電機です。本炭釜と強火の大火力が特長で、甘みと粒感のあるご飯を目指しています」


【5合炊き・5.5合炊き】一人暮らしから4人家族にもおすすめの炊飯器6選

ここからは、料理研究家のさわけんさんおすすめの炊飯器をご紹介します。ぜひ新しい炊飯器選びの参考にしてみてください。

5合炊き・5.5合炊き炊飯器は各メーカーが注力して開発

炊飯器の大きさは家族の人数によって異なります。一般的に3〜4人家族なら、5合炊きや・5.5合炊きの炊飯器が使いやすいと言われ、各メーカーそれぞれ高品質な機種は5合炊きや5.5合炊きで用意している場合が多いです。

「炊飯器の主流は5合炊きで、各メーカーが注力して作っています。その分高品質でおいしく炊ける機種が多く、例えば一人暮らしでも特別な理由がなければ5合炊きを選ぶのがおすすめ。同じ1合でも、3合炊きよりも5合炊き炊飯器の方がおいしく炊ける場合が多いです」

複数の底IHヒーターがおいしさを引き出す「圧力IH炊飯ジャー 炎舞炊き NW-FA10」(象印マホービン)

「炎舞炊き NW-FA10」(象印マホービン)

シックな見た目で高級感のある炎舞炊きシリーズです。丸みを帯びたデザインがキッチンをおしゃれに演出してくれるでしょう。好みに合わせて121通りの中からお米の炊き方を選べます。同じ銘柄でもお米の産地や季節によって味は変わるため、その微妙な変化に対応してくれる“わが家炊き”は、いつもの味を提供してくれるうれしい機能です。「炊きあがりのご飯のふっくらさは抜群。ご飯の甘味を感じます」など実際に買った人も高評価。

「象印の最高級クラスの炊飯器です。IHヒーターが6つも使われている分、強い火力を出すことが可能です。さらに集中的に熱くなる箇所を変え、釜内に対流を起こすことで、ふっくらもちもちのお米ができあがります」

加熱方式:圧力IH
サイズ (約)幅 × 奥行 × 高さ:26.0×33.0×23.5cm
ふた開き時の高さ(約):47.5cm
本体質量(約):8.0kg


保温しながらおいしさもキープ「圧力IH炊飯ジャー炎舞炊き NW-PU10」(象印マホービン)

「炎舞炊き NW-PU10」(象印マホービン)

「炎舞炊き NW-FA10」と基本的な機能はほぼ同じ。いつでも同じ味のご飯を炊ける“わが家炊き”は81通りから選べます。おいしく炊くだけではなく、おいしく保温する“極め保温”も同シリーズの特徴で、メニューによって異なりますがご飯のパサつきを抑えて約40時間保温できます。「ご飯がふっくらしていて、一粒一粒の食感が際立っている!』との声があり、納得の最新機種です。

「『炎舞炊き NW-FA10』よりもIHヒーターが2つ少ないタイプです。4枚になっても釜内に対流を起こしてお米をかき混ぜる点などは同じで、こちらの機種でも十分おいしいご飯を食べられます。基本的に象印の炊飯器はおいしく炊けるため『買って失敗した』なんてことはありません」

加熱方式:圧力IH
サイズ (約)幅 × 奥行 × 高さ:27.5×34.5×21.5cm
ふた開き時の高さ(約):44.5cm
本体質量(約):6.5kg



大火力をキープ! おいしく炊ける炊飯器「土鍋圧力IHジャー炊飯器 〈炊きたて〉土鍋ご泡火炊き JPL-S100」(タイガー魔法瓶)

「土鍋ご泡火炊き JPL-S100」(タイガー魔法瓶)

タイガー魔法瓶100周年記念モデルの炊飯器で、モダンな雰囲気を感じる見た目がとってもおしゃれ。おいしく炊き上げる実力の面でも、さまざまなメディアで高評価を得ています。お米の銘柄70種類に合わせて炊き分けでき、さらに食感炊き分け機能もあります。チャーハンならパラっと固め、おにぎりなら粘りがあり冷めてもややもっちり感をキープするなど、ご飯の使い方によって選べます。実際に購入した方からは「火力が全体に伝わってふっくらほくほくの仕上がり」「洗うのは釜と内蓋だけでお手入れも楽々です」という声が上がるなど、味はもちろん使い勝手のよさもポイントです。

「最初はお釜の温度がゆっくり上がるので、お米の中心まで水が届きやすくお米の旨みがアップします。温度が上がって炊き上がったときにお米の芯まで火が通っているかがご飯のおいしさにつながる部分で、これが非常に“いい感じ”に仕上がっているのがこの機種。これでコシヒカリを炊けば間違いありません」

加熱方式:土鍋圧力IH+多段階圧力
サイズ (約)幅 × 奥行 × 高さ:29.0×35.1×22.0cm
ふた開き時の高さ(約):47.3cm
本体質量(約):7.4kg


お米の旨みと甘みを引き出すタイガー魔法瓶のおすすめ炊飯器!「土鍋圧力IHジャー炊飯器 〈炊きたて〉 土鍋ご泡火炊き JPH-S100」(タイガー魔法瓶)

JPH-S100 タイガー魔法瓶

土鍋だからこそ実現できる約250度の高火力と可変W圧力でお米の旨みと甘みを引き出します。さらに、0.5合から2合までの少量でもおいしく炊ける「少量旨火炊き」メニューを搭載しています。「さすが土鍋!ふっくら米1粒1粒がしっかり立っている感じでとても美味しいです!! 」との声が寄せられています。

加熱方式:圧力IH
サイズ (約)幅 × 奥行 × 高さ:26.1×32.5×22.0cm
ふた開き時の高さ(約):47.0cm
本体質量(約):6.6kg


お手入れ簡単で家事負担を減らせるのも高ポイント!「真空圧力IH RC-10VSV」(東芝)

6月上旬発売予定の東芝「真空圧力IH RC-10VSV」は機能面はもちろん、お手入れしやすさでも高ポイント。内ぶたは凹凸が少ないフラット仕様で、蒸気口は分解可能。毎日のお手入れの負担をグッと楽にしてくれるでしょう。「保温機能がすばらしい。操作も簡単なのが◎」との声があります。

「真空圧力IH RC-10VSV」(東芝)

加熱方式:圧力IH
サイズ (約)幅 × 奥行 × 高さ:26.9×33.0×22.6cm
ふた開き時の高さ(約):44.0cm
本体質量(約):5.4kg

お米の甘みが際立つ炊きあがりに!「沸騰鉄釜 ふっくら御膳 RZ-W100FM」(日立)

「沸騰鉄釜 ふっくら御膳 RZ-W100FM」は、日立の最高位モデル。外は粒の輪郭がはっきりしていて、内側は柔らかい仕上がりで、一粒一粒の甘みが際立つ炊き上がりになります。洗米したお米を水に浸す際、水温に合わせて火加減や時間を調整してくれるため、洗米後すぐに炊飯器に入れてもOK。浸す手間を減らしてくれます。「一粒一粒が際立っている。オシャレなデザインなのもポイント」と実際に購入した人も太鼓判です。

「沸騰鉄釜 ふっくら御膳 RZ-W100FM」(日立)

加熱方式:圧力IH
サイズ (約)幅 × 奥行 × 高さ:24.8×30.2×23.4cm
ふた開き時の高さ(約):44.7cm
本体質量(約):6.0kg


「日立は外硬内軟を目指す炊飯、東芝は真空技術を使って炊飯するなど、それぞれの特徴が活かされている炊飯器です。日立や東芝の炊飯器も十分おいしいご飯が炊けます」

【3合炊き】おすすめは象印とタイガー魔法瓶

3合炊きの炊飯器は一人暮らし向き

3合炊きタイプの炊飯器は一人暮らしの人におすすめです。5合炊きよりもひとまわりほど小さい分、コンパクトに置けてお手入れしやすいのが特徴です。ともにスッキリコンパクトなサイズ感でおすすめなのは、象印とタイガー魔法瓶。

象印はオレンジ色の液晶画面が搭載されているなど、文字が見やすい仕様になっています。タイガー魔法瓶は配色が少なくスッキリとしたデザイン。手洗いが難しい蒸気が通る部分の臭いを除去する「クリーニングコース」にも注目です。炊き込みご飯を作った後、お釜の臭いが気になるときなどに重宝します。洗いにくい部分だからこそ、お手入れのしやすさがうれしいですね。

「IH炊飯ジャー 極め炊き NP-GW05」(象印マホービン)

「極め炊き NP-GW05」(象印マホービン)

加熱方式:IH
サイズ (約)幅 × 奥行 × 高さ:23.0×30.0×19.0cm
ふた開き時の高さ(約):36.0cm
本体質量(約):3.2kg


「IHジャー炊飯器 〈炊きたて〉JPF-G055」(タイガー魔法瓶)

「炊きたて JPF-G055」(タイガー魔法瓶)

加熱方式:IH
サイズ (約)幅 × 奥行 × 高さ:23.2×32.2×18.1cm
ふた開き時の高さ(約):35.6cm
本体質量(約):3.0kg


「3合炊きで小さくなったからと言って、炊飯器がそこまで安くなるわけではないです。5合炊きと比べて割高になる場合が多く、その割に内釜が薄いなんて商品もチラホラ。そういった部分が少ないのが、象印とタイガー魔法瓶の2商品。安心して購入をおすすめできる炊飯器です」

【調理器機能付き炊飯器】料理も一台で完結するおすすめ炊飯器

最後に、調理器機能付きの炊飯器をご紹介。ご飯を炊くだけでなく、これ一台で料理まで作りたいという方におすすめの商品を厳選してもらいました。

調理機能に特化した商品!「STAN. EL-KA23」(象印マホービン)

「STAN. EL-KA23」(象印マホービン)

こちらは自動調理なべ。同シリーズから炊飯器も販売されていますが、調理機能に注目するならこちら。もちろん、ご飯を炊くこともできます。予約調理、パック調理、直火調理も可能で、その日の予定やレシピに合った調理を行うことができます。

「炊飯機能もありますが、予約調理以外は自動で保温する機能はないので、炊飯器としてフル活用したい方は使いこなすのが難しいかもしれません。ですが、パック調理は2袋同時調理が可能だし、公式ホームページで公開されているレシピもおいしいです。ページ内の『製品から探す』をクリックし、『自動調理なべ』を選択すると、たくさんのレシピメニューが見られますよ」

加熱方式:IH
サイズ (約)幅 × 奥行 × 高さ:28.5×31.0×22.5cm
ふた開き時の高さ(約):46.5cm
本体質量(約):7.0kg


ご飯はもちろん料理もおいしくできる! 「圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉ご泡火炊き JPI-S100」(タイガー魔法瓶)

「炊きたて ご泡火炊き JPI-S100」(タイガー魔法瓶)

“少量旨火(うまび)炊き”で0.5合から2合の量でも、お米の甘みを感じる炊飯が可能。「食べ切れる量だけおいしく食べたい」を叶えてくれます。購入した人からは「土鍋ご飯を食べているような、ふっくらと粒立った仕上がり」との声が。

「『土鍋に迫る』とうたっている通り、強火でおいしく炊き上げます。タイガー魔法瓶は、調理機能を搭載した炊飯器が多いのが特徴ですが、なかでもこの炊飯器は、ご飯をおいしく炊くために必要な基本性能の高さを搭載したうえ、炊き込みご飯を中心に、肉じゃがやポトフなども作れる調理機能がついています」

加熱方式:圧力IH+可変W圧力+釜包みIH
サイズ (約)幅 × 奥行 × 高さ:25.2×30.2×21.1cm
ふた開き時の高さ(約):43.9cm
本体質量(約):5.4kg


新たな料理習慣を提案!「IHジャー炊飯器 SR-UNX101」(パナソニック)

「IHジャー炊飯器 SR-UNX101」(パナソニック)

炊飯も、調理も、これ一台! アプリと連携することで、25通りのコースから自分好みの炊き方を実現してくれます。調理なべとして使うために、ご飯をまとめて炊きたいという方もいるのではないでしょうか。そんな方のために、「冷凍用ごはん」コースも搭載。冷凍してもご飯のはりや柔らかさを損なうことなく、いつでもおいしいご飯を食べることができます。

「週末にまとめて炊飯し、平日は調理に使うという使い方もできます。Iot家電が得意なパナソニックなのでアプリも充実していて、スマートフォンと連携して使いやすいのも特徴です」

加熱方式:IH
サイズ (約)幅 × 奥行 × 高さ:25.0×32.1×20.1cm
ふた開き時の高さ(約):43.6cm
本体質量(約):5.0kg



毎日の食卓を支えてくれる炊飯器。自分にあった炊飯器を選べば、今よりもっと食事が楽しく、豊かになるかもしれません。おいしいご飯を食べて家族がより笑顔になれる、そんな炊飯器に出合えるとよいですね。

取材・文=みりた

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