「こんな方法でしか生きていけなくてごめん」母に投げつけられた3万円が命をつなぐ/親に捨てられた私と妹(13)

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「ごめん」

『親に捨てられた私と妹 不器用な人』 13話【全18話】


母と私と妹、3人で新しい生活が始まると思っていたのに。
両親は自分の人生をやり直すため、私たちを捨てました。

愛人を作った父が大きな要因となった両親の離婚後、わずかばかりの荷物を軽トラに積んで、逃げるように家を出ることになった朋とその妹・真由。貧しいながらも母娘3人、怒鳴り声のない明るい暮らしが待っていると思った矢先、向かったのは伯母の家。「この子たちをよろしくお願いします」母の土下座によって伯母の家に預けられた後、母からは「伯母の養子にならないなら施設に行くことになる」と言われてしまいました。
母と暮らせる日が来るかもしれない、そう思っていたのに…。2人は、電話するたびに優しい言葉をかけてくれていた父方の祖母の家で暮らすことを主張し、新たな環境で暮らすことを選びます。祖母と一緒に暮らしていた父の妹でバツイチの美依子(通称みっこ)は姉妹のよき話し相手でしたが、引っ越していき、寂しく見送る姉妹と祖母…。
そんな時、姉妹を捨てて愛人と結婚した父が借金を重ねている事が発覚! 父の実家である祖母宅に督促状が届き始めて…。

さまざまな苦難や理不尽を押し付けられながらも、どうしても親のことを嫌いになれない2人が、手を取り合って成長していく姿を描いたエピソードをお送りします。

※本記事はひらたともみ著の書籍『親に捨てられた私と妹 不器用な人』から一部抜粋・編集しました。

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