がんばってないのに暮らしがスイスイ回っているマキさんのキッチンを徹底分析!_暮らしがスイスイ回るキッチン収納(前編)
調理中に「ものの置き場がない~」、買い物から帰って「入れる場所がない~」なんてことが日常茶飯事の、回っていないわが家のキッチンと、「面倒なことは一切しない。考えない」といいつつ、スイスイ回っているマキさんのキッチン、一体何が違うのか!?
調理中や食材をしまう様子を実際に見せてもらいながら、その理由を探ってみました!
「暮らしがスイスイ回るキッチン収納」前編です。
教えてくれたのは▷シンプルライフ研究家/マキさん
マキさんちのキッチンカウンターは、幅150㎝、奥行き75㎝。
ゴミ箱からまな板まで2歩。
キッチンが狭いとものがあふれがちだが、マキさんは必要なものだけを厳選し、空間に使いやすく納めている。
調理台の前に立って、振り返るor1歩動けばすべての台所仕事がこなせるよう、ものは適材適所に配置。
カウンター越しに、食器を取りに来るのと食器を下げるのは、家族の役目。
自分が動くのではなく、ものを自分の周りに集める
「日々の家事には喜びを感じません。毎日ほぼやっつけです(笑)」とすがすがしく(!)断言するマキさん。
そんなマキさんが毎日飽きずに、やっつけで(!?)台所仕事をこなせるのは、キッチンに立つ時間が短くてすみ、考えなくてもすぐできる仕組みにしているから。
なぜそんなことが可能かといえば、〝自分が動かなくていいように、ものを自分の近くに配置する〞、〝使うものは使う場所にセットで置いている〞から。
「すぐ分かる、見える、取れるなど、配置をシンプルにしてアクション数を減らせば、家事はスイスイ回ります。
ものの数をできるだけ減らすのも、〝スイスイ〞の大事なポイントですよ」
「料理の準備が面倒。食器洗いも大嫌い!」から解放される_調理から片づけまで、ほぼ動かないでできるからスイスイの巻
【野菜炒めがスイスイ編】
1 フライパンと油を出す
2 奥のまな板を取って…包丁を取る
3 冷蔵庫から野菜を出して…
4 野菜を切る
5 そして炒める
6 お皿を棚から取って…
7 完成!
【食器洗い~片づけもスイスイ編】
1 扉につるした水切りを取って…
2 シンクの上につるした網タワシを取って…
3 食器を洗う
4 シンクの上の棚から布巾を取って…
5 拭いて、棚にお皿を戻して終了!
【これもマネしたい!水筒はシンク下の扉裏に逆さに収納】
乾くまで……と結局シンクまわりに置きっぱなしになる水筒は、乾かしながら扉裏に収納。水切り用グラスホルダーをタオルバーに引っ掛けて。
「一歩も動かないでリセットできるから、やろう、と思えるんです。」(マキさん)
「買った食材が冷蔵庫に入りきらない!」から解放される_食材が家に来てから収納までがスムーズだからスイスイの巻
1 食材が家に来たら
2 冷凍、冷蔵などざっくり仕分けして…
3 冷蔵庫に持っていって
4 空きスペースに入れる
5 かさばる野菜はゆでたり下処理してから
6 保存容器に入れて冷蔵庫へ
7 乾物は引き出しに
8 根菜類は食器棚の最下段に
「こうしておけば1週間の食事作りがスイスイ回ります!(4日目くらいに足りないものをスーパーで買い足します)」(マキさん)
「きょう、何作ろう?」から解放される_冷蔵庫をあけた瞬間に作るものが分かるからスイスイの巻
1 朝、冷凍室から冷蔵室に肉or魚を移す
2 お米をとぎ、夕食の材料を冷蔵室にまとめて置く
3 このあと仕事へ。家を出たら夕食のことは一切考えません!
4 帰宅したらすぐ夕食の材料を出して作り始める
【コレもマネしたい!朝食は火を使わず並べるだけ。ワンプレートだから洗い物は最小限】
マキさんちの朝食は、パン、野菜、ヨーグルト+飲み物が定番。ワンプレートに全部のせちゃうから、洗い物はお皿4枚とコップ4つのみ!
番外編_キッチン掃除だってラクラクの巻
1 調理台を拭いたあと、ガス台も拭く
2 そのあと床まで拭いて
3 シンクでゴミを落とし、洗濯機に入れる
「うちのゴミ箱、使いづらいよー」から解放される_ゴミ捨ての手間が最小限だからスイスイの巻
1 調理中はシンクがゴミ箱代わり
2 シンク下の扉裏のゴミ袋をサッと取って…
3 水けを切ってゴミを入れる
4 ゴミ袋は一時的に扉に掛けておき…
5 調理後に口を縛って後ろのゴミ箱に捨てる
「シンク下にゴミ袋、その周りに大きいゴミ箱があるとゴミ捨ての手間がなくなります」(マキさん)
マキさんが断言!「キッチンでいちばん大事なのはゴミ箱である」
「キッチンでいちばんよく使うものって、鍋でも冷蔵庫でもなく、ゴミ箱なんです。みんなもっとゴミ箱にフォーカスすべき!」とマキさん。
使用頻度の高いものほど、使いやすくてノーストレスなものを選ぶ、というマキさんのゴミ箱4大ルールとは?
ルール1▷ サイズを測ってぴったり置く
食器棚の横にぴったり置きたかったので、サイズで検索しまくって、ネットで購入。
かがまないで捨てられる高さと、週2回回収の可燃ゴミが充分入る70Lの容量も選ぶポイントに。
ルール2▷ みんなが通る場所に置く
「ゴミ箱はとにかく特等席に置くのがいい」とマキさん。
キッチンに立つ自分だけでなく、家族全員の通り道に置くことで、ゴミが捨てやすくなり、ゴミ放置の心配もなくなります。
ルール3▷ ポイっと捨てられるものを選ぶ
ゴミはワンアクションで捨てたい!
ペダルを踏んでふたをあけるのも、ふたを手で上げるのも面倒!
だから軽い力で上からポイッとすれば、下に落ちる仕様がおすすめ。
ルール4▷ 手入れがラクなものを選ぶ
家族全員がよく使うゴミ箱だから、メンテナンスがラクなことも選ぶときの重要な条件。「このゴミ箱は、黒いふたの下の枠にゴミ袋をはめるだけ。ゴミ箱が汚れないのも◎」
【レタスクラブ編集部】
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Information
教えてくれた人▷ マキさん/シンプルライフ研究家
正社員として働きながら、夫と11歳、7歳の娘と暮らす。
人気ブログ「エコナセイカツ」内の〝しない家事〟〝しない料理〟というワードが話題となり、多くの女性たちに支持される。
最新刊『虫のいい家仕事』(宝島社)など著書多数。
人気ブログ(エコナセイカツ)→http://econaseikatsu.hatenadiary.com/
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