ゲームは「善」!? わが子もプログラミングが好きになる
2020年4月からは、小学校でもプログラミング教育が始まります。「プログラミングって何?」「自分では教えられない!」と、不安に思っているご家庭もあるのではないでしょうか。
ロボット、本、プログラミングスクールなど、子どもがプログラミングを学ぶためのいろいろな方法がありますが、教材の内容をなぞるだけでは、大事な力は身につきません。
実は、「ゲーム作り」こそが、プログラミング能力を向上させる「最短ルート」です。
『自分で作ってみんなで遊べる! プログラミング マインクラフトでゲームを作ろう!』(KADOKAWA)を例に、子どもが楽しく、自分で考える力を身につけられる方法をご紹介します。
「ゲーム」を「学び」に転換させればいい
お子さんが好きなゲームに、通称:「マイクラ」と呼ばれるゲームはないでしょうか。
全世界で累計販売数1億7000万本を突破し、世界中の子どもたちを虜にする大人気ゲーム「マインクラフト」。一般的には、マインクラフトは「遊び」や「ゲーム」と思われていますが、マインクラフトは非常に優秀な「教材」でもあります。欧米では「学習教材」として高い評価を得ており、学校でも利用されているくらいです。
マインクラフトは、ステージやシナリオをクリアしていくゲームのように、「ゴールがあるもの」ではありません。「ゴールのない世界」=「答えのない世界」の中で、自由に表現できるのがマインクラフトの特長です。つまり、自分の頭で考えなければならないゲームなのです。
マインクラフトを題材にプログラミングを学べる教材もあるので、「遊び×プログラミング学習」の切り口で、プログラミングに接することができれば、「プログラミングを好きになれる」確率が高まるのではないでしょうか。
たとえば、『自分で作ってみんなで遊べる! プログラミング マインクラフトでゲームを作ろう!』などでは、学習用プログラミング言語Scratchをベースにしたソフトで、マインクラフトを扱うため、小学生でも無理なく学べます。
■「かっこいいと思ってもらえる」が原動力
多くの教材・講座では、「簡単なプログラムを作って終わり」になりがちです。
しかし、「教材をなぞるだけ」にしてはいけません。
「プラスチック製の組み立てブロックおもちゃ」のキットを説明書通りに作れば、「よい作品」はできますが、それだけでは、自分で考える力が身につくとは言えないでしょう。
子どもに「作りたいもの(目的)」を「自分で設定してもらう」のが大事です。
マインクラフトならば、友だちに遊んでもらえるレベル(完成度)のゲームを作れます。さらに、自分で作ったゲームを友だちに遊んでもらうこともできます。
「友だちにすごいと言ってもらえそう」、「かっこいいと思ってもらえる」といった内発的な動機を子どもにもってもらえれば、自分からどんどん取り組んでいけるでしょう。
夏休みシーズンに、プログラミングを試してみようと思ったら、「遊びを学びに転換する」視点で、教材・講座をチェックするのもおすすめです!
著=D-SCHOOL 水島滉大/「自分で作ってみんなで遊べる! プログラミング マインクラフトでゲームを作ろう!」(KADOKAWA)
この記事に共感したら
レタスクラブ編集部
Information
『自分で作ってみんなで遊べる! プログラミング マインクラフトでゲームを作ろう!』
マインクラフトを題材にプログラミングを学べる本。学習用のプログラミング言語であるScratchをベースとしたソフト「マイクラッチ」で操作するため、小学生でも無理なくプログラミングが可能。最大20種類!作ったゲームは友だちに遊んでもらえます。プログラムは文章やイラストはもちろん、映像でも解説。YouTuber風の解説映像を見ながら、楽しくプログラミングを学ぼう。対象読者:小学校1~6年生・中学生。
▶単行本情報/Kindle版
■著者:D-SCHOOL 水島滉大
小・中学生向けのプログラミングスクール「D-SCHOOL」のエンジニア。静岡県立大学経営情報学部卒業。高校教諭第一種免許状(商業・情報)を所持し、高校の非常勤講師として教壇に立つ。マインクラフトがまだβ版だった2010年頃からプレイしている日本屈指のマイクラユーザーで、通称:マイクラキング。マインクラフトユーザー、エデュケーショナル・デザイン(株)の現役エンジニア、そして教育者の3方向から子供たちが楽しく学べるコンテンツを開発中。
▶D-SCHOOL
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。