家が片付いたらいよいよ家計にメスを!「散らかった家計」はこう正す

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家が片付けられたらいよいよ家計にメスを!「散らかった家計」はこう正す

じわじわ物価が上がって…お金なんて貯まるはずがない!と思っているそこのあなた。お金のプロいわく、貯まる家は「収納」の様子が違うらしい…。ならまずは収納を整えて、それが終ったらいよいよ家計にメスを入れませんか?

教えてくれたのは
▷お金のプロ 前佛朋子さん
ファイナンシャル・プランナー(FP)。家計の見直しやライフプラン作成などを行なう。複数メディアで記事を執筆。お金と片づけの共通点に気づき、整理収納アドバイザー1級も取得。

▷片づけのプロ 伊藤まきさん
整理収納アドバイザー。片づかない多くの家を訪れ、ものを手放すほど「幸運」が舞い込むことを体感。無理なく続く片づけのコツをアドバイス。
〈Instagram〉 @maki_organize


『レタスクラブ』読者Yさん宅で実践!

夫と子ども2人と暮らす40代主婦。共働きで夫と家事を分担しつつも、なかなか片づけに手が回らない。10年ほど前に現在の家に引っ越し、それ以来収納やものの見直しはしていない。

家を片づけられたら、家計もチェックしてみましょう。1カ月、どこにどのくらいのお金を使っているのか、書き出してみて。可視化することで、家計の散らかりが見えてきます!

「家計の散らかり」もチェックしてみよう!


散らかり01
Yさんの小遣いの金額がまさかの無限(笑)! 趣味や子どものものに使ったりしているそう。「何にどれだけ使っているかしっかり把握して。今後、子どもの教育費が増えていくはずなので、見直せばそちらに当てられます」(前佛さん)

散らかり02
小遣いは無限ながら、貯蓄がゼロ……。「世帯収入は充分ありますが、万が一、夫婦のどちらかが働けなくなったときが心配。そのためにも月収の2割くらいを貯蓄するのが◎。40代は老後の資金のことも考え始めて」(前佛さん)

散らかり03
Yさんの費目を合計してみると、世帯収入のうち、なんと約20万円が使途不明金。「住居費は、家のローンのほかに管理費や修繕積立金、4人家族なので食費ももう少しかかっていそう。費目は細かく正確に書き出して」(前佛さん)

お金を貯めるには家計をこう正す

1.まずは収支を把握する

「収支を把握するには、最低でも3カ月間は家計簿をつけたいところ。レシートを保管し、費目ごとに記録することで、支出の傾向が分かります」(前佛さん)

2.給与日に貯蓄額を先取りする

「月収の2割を貯蓄するためには、給与日に先取り貯蓄するのが一番。生活費に使う口座と貯蓄用と分けておくのがおすすめです」(前佛さん)

3.生活に必要なお金を分ける

「1で生活に必要なお金が分かったら、そのお金はあらかじめ費目ごとに分けておきます。そうすることでお金のムダづかいも防げます」(前佛さん)

4.残りが夫婦で自由に使えるお金

「そして最後に残ったお金が夫婦のお小遣いに。共働きだとお互いの収入をそれぞれで管理している場合もありますが、お金の使いみちは最初に話し合っておくと◎」(前佛さん)

「貯まる家」の収納に変えたYさんの1カ月後

「キッチンが片づいて料理もしやすく、外食が多少減った気がします。それ以外のムダ買いも減って、先月分のカード請求が今までの2分の1に! リビングがキレイになって子どもがそこで宿題をするようになったり、友達をよく連れてきたりと、生活が変化しています」

*  *  *

節約というと何かを我慢しなくちゃ...と考えがちですが、Yさんの例でみると、ムダ買いを減らすだけでも大きな効果がありますね。収支を把握するために、3カ月間家計簿をつけるところから始めましょう! 

編集協力/鈴出智里

【レタスクラブ編集部】

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レタスクラブ ’22年8月号より>



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