【ベビーバスチェアおすすめ9選を紹介!】必要な時期や選び方のポイントなども解説

#育児・子育て   
ベビーバスチェアは、大人が一人で赤ちゃんをお風呂に入れる際、自分が髪や体を洗っているときに赤ちゃんを待機させることができる

赤ちゃんとのお風呂は楽しいけれど、目が離せなくてたいへん!沐浴期間を卒業した生後1カ月ごろからあると便利なのが、ベビー用のベビーバスチェアやバスマットです。赤ちゃんを寝かせたり座らせたりすることで、安心して大人が体を洗ったり、一緒に入浴しているほかの子のお世話ができるアイテムですが、種類も特徴もさまざまで、商品選びに迷う人も多いのでは。そこで、ベビーグッズコンシェルジュ(R)として長年活動している白石佳子さんに、ベビーバスチェアの使用方法や種類、選び方に関するアドバイスをいただきました。

▶︎教えてくれた人
白石佳子さん

ベビーグッズコンシェルジュ(R)・白石佳子さん

ベビーグッズコンシェルジュ(R)
ベビーグッズの企画、開発、販売に携わること30年。ベビーグッズによる事故を減らすため、不安を抱えながら育児しているママをサポートするために活動中。お着替え簡単なオリジナルベビー服「バルーンオール(R)」は、キッズデザイン賞を受賞。

ベビーバスチェアの使用時期や使い方

ベビーバスチェアを使用した方がいい理由

ベビーバスチェアは、大人が一人で赤ちゃんをお風呂に入れる際、自分が髪や体を洗っているときに赤ちゃんを待機させることができます。

「ベビーバスチェアを使えば赤ちゃんを安心して待機させることができ、さらに湯冷めさせずに自分も体や髪を洗ったり、落ち着いて体を拭いたりすることができるので大助かりです。きょうだいと一緒にお風呂に入るときも、赤ちゃんにベビーバスチェアで待機してもらえば順番に洗うことができて便利。赤ちゃんが風邪をひかないためにも、ぜひ活用をおすすめしたいアイテムです」(白石さん)

ベビーバスチェアの使用時期はいつから?

ベビーバスチェアを使い始めるのは、沐浴期間が終わってベビーバスを卒業するタイミング。

赤ちゃんの首が据わっていない時期から使い始める場合は、あおむけに寝た状態で使えるマットタイプか大きく倒せるリクライニングタイプを選びましょう。腰が据わりはじめたら、背もたれのあるチェアタイプを使うことができます。赤ちゃんは月齢によって発育の度合いに個人差があります。選ぼうとしている商品が成長に合っているかチェックしてから使用しましょう。

使用時の注意点

ベビーバスチェアを使うときは、赤ちゃんが自分の視界に入る位置に座らせましょう。生後6カ月ごろから手足の動きが活発になってくるので、安全な状態かどうかの確認を忘れずに。また、赤ちゃんが自分で歩けるまでに成長したらお風呂場で足を滑らせる危険があるので、バスチェアから抜け出さないよう注意してください。たとえばセーフティーガードが付いているリクライニングチェアや、座面に滑り止めがついているベビーバスチェアもあるので、そういったものを選んでおくとより安全です。

衛生面にも注意が必要です。使い終わった後にしっかり乾燥させないと、カビが生えてしまうこともあります。赤ちゃんが使うものなので、清潔な状態をキープしましょう。

選び方のポイント

種類

バスチェアには、大きく分けるとリクライニングチェアタイプ、座るタイプ、寝かせるタイプの3種類があります。

以下のように、赤ちゃんの月齢や成長を目安に、それぞれ使用できる時期が決まっています。
●首が据わる前から24カ月ごろまで、成長に合わせて角度を調整しながら長く使いたい場合は「リクライニングチェアタイプ」
●腰が据わってから24カ月ごろまで使用したい場合は「座るタイプ」
● 首がすわる前から上に寝かせて洗うことができる「寝かせるタイプ 」(使用期間は短い)

「赤ちゃんが寝返りをうつようになるまでの期間で使用する場合は、チェアではなくフラットなマットタイプでもOK。また、座るタイプはお部屋用としても使えるので、兼用にしたい場合は軽くて移動しやすいものを選ぶのも手です」

素材

ベビーバスチェアの素材には、プラスチック、発泡ポリプロピレン、ビニール、メッシュなどがあります。プラスチック製は、耐久性があるものの冬場に肌が触れると冷えを感じることもあるので嫌がってしまう赤ちゃんも。本体はプラスチックでも、冷え防止のマットが付いている商品もあります。

「発泡ポリプロピレンには温かみがあり、ビニール素材には触れたときのひんやり感がありません。お風呂場に窓があるなど、冬場に冷え込みやすい場合は発泡ポリプロピレンやビニールなど、環境に合わせて素材を選ぶことをおすすめします。購入時期に合わせて考えると良いでしょう」

安全性

赤ちゃんの安全を守るために、使用前に安全面もしっかりチェックしてください。よく動くようになる生後6カ月ごろからは、ベビーバスチェアから落ちたりしないかが心配。リクライニングチェアにはセーフティバーが付いているものもありますが、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。

「空気を入れるタイプのベビーバスチェアは、低重心で安定性があるほうが望ましいです。使用中も、空気が抜けてきていないかなど正しく使えているかをセルフチェックしましょう」

機能性

ベビーバスチェアの種類はさまざまで、タイプによって機能性も異なります。リクライニングチェアなら、背もたれの角度を3段階に変えられて便利。おもちゃ付きのものは、お風呂が苦手な赤ちゃんにおすすめです。使っていないときに折り畳みができるか、乾かしやすいか等も確認しておくといいでしょう。

「水はけのいいメッシュ素材や壁に立てかけることができるタイプ、そしてフックに引っ掛けて使えるタイプは、乾かしやすく使いやすいです」

おすすめのベビーバスチェア

白石さんと編集部で、おすすめのベビーバスチェアを厳選しました。まずは、沐浴期間後から使えるリクライニングタイプのベビーバスチェアをご紹介します。

はじめてのお風呂から使えるバスチェア(アップリカ)

はじめてのお風呂から使えるベビーバスチェア(アップリカ)

商品のネーミング通り、沐浴が終了して初めてのお風呂から使えます。角度が110°、150°、165°と3段階にリクライニングできて、成長に応じて24カ月ごろまで使用できるので経済的。プラスチックの硬い感触を和らげる「やわらかマット」が付いているので、肌がデリケートな新生児にも安心して使えます。フロントガードにはくるくる回せるおもちゃが付いていますが、その左右から手を入れて洗えるため便利です。

「これまで多くのベビー用品を手掛けているメーカーなので、ベビーグッズに対しての見識が深いという安心感もあります。座面やハンドルなど、パーツごとに取り外してお手入れすることもできますし、ふだんは折り畳んで立てかけられるので、お風呂場をすっきりさせたい方にもおすすめ。取り外せるバスマットは単品でも購入できるのがうれしいですね」


ベビーバスチェアマット付R(リッチェル)

ベビーバスチェアマット付R(リッチェル)

リクライニングタイプで2カ月〜24カ月ごろまで使用可能。首が据わるまでは165°、4カ月ごろからは135°、腰が据わる7カ月ごろからは115°に設定して使えます。くるくる回るガラガラおもちゃが付いているので、お風呂で泣いてしまう赤ちゃんにもぴったり。

「セーフティーバーが付いていて、左右どちらからでも開けられるのが便利です。付属のマットの上部に排水用の穴が開いていて、背もたれを倒して洗っているときに赤ちゃんの耳に水が入りにくいのも嬉しいところ。ピンク×グリーンのカラーもかわいいですね」


ソフトバスチェア(日本育児)

ソフトベビーバスチェア(日本育児)

赤ちゃんを寝かせられるタイプなので、新生児の沐浴としても使えます。ロックを外して3段階の角度にリクライニングができます。赤ちゃんの成長に合わせて角度を調整しましょう。また、素材がメッシュなので、上からシャワーをかけて泡ごと流せて赤ちゃんの体を洗いやすいのが魅力。ドット柄のデザインもおしゃれですてき。

「大人が体を拭いている間、お風呂の中で座って待ってもらうことができるので便利。頭の部分にクッションがあって、赤ちゃんの頭を優しくサポートしてくれます。畳むとコンパクトになるので、収納を重視する方にもおすすめ」


次に、腰が据わってから使える座るタイプの商品をご紹介します。

ふかふかベビーチェアR(リッチェル)

ふかふかベビーチェアR(リッチェル)

赤ちゃんの腰が据わった7カ月ごろから使える、空気で膨らませるタイプのベビーチェア。座面が低く、低重心の構造なので赤ちゃんが前倒れしにくい安定感のある構造です。エアポンプが内蔵されているので、空気入れがなくても2分程度で膨らませることができます。ふわふわ感のある肌触りが赤ちゃんも心地いいはず。乾かすときに引っ掛けられるフックが付いているのも便利。

「座っている赤ちゃんを持ち上げて抱っこするときに、いすごとくっついてこないように手前に大人が足で踏めるストッパーが付いており、お部屋でも使えるのがメリットです。よく旅行や帰省をするなら、空気を抜いて折り畳んで持ち運べるので重宝するはず」


ひんやりしないおふろチェアR(リッチェル)

ひんやりしないおふろチェアR(リッチェル)

背もたれが高く、腰の据わった6カ月ごろから使えるベビーバスチェア。空気を含む特殊な素材、発泡ポリプロピレンを使っているので冬でも冷たく感じないのが魅力です。お尻部分に少しお湯を張ることができるので、 待ってもらっている間もさらに温かく過ごせます。股部分にストッパーがあるので、赤ちゃんのずり落ちも防止。水はけがいいので衛生的に使えて、重さはプラスチックの1/40なので持ち運びが楽とうれしい特徴がいろいろ。

「適度なクッション性があり軽いのも魅力です。お部屋と兼用したい場合も、軽くて持ち運びやすいのがいいですね」


簡易バスチェア(抗菌マット付き)(西松屋)

簡易ベビーバスチェア 抗菌マット付き(西松屋)

首が据わる3カ月ごろから10カ月ごろまで使用できるタイプ。角度の調節はできませんが、寝かせた状態で体を洗えるので両手が使えます。マット付きなので赤ちゃんもひんやり感なく過ごせるのが◎。軽くて持ち運びしやすく、取っ手が付いているのも便利です。

「首が据わってから使えるものを探している場合、ベビーバスチェアのなかでも低価格なので試しに使ってみるという手も。とてもシンプルな設計なので、お手入れも簡単です」


アンパンマン おふろでもおへやでも使えるやわらかチェアー(アガツマ)

アンパンマン おふろでもおへやでも使えるやわらかチェアー(アガツマ)

空気で膨らませるタイプのビニール製ベビーバスチェア。赤ちゃんの体を包み込むような丸みのある形状なので、安心感があります。エアーポンプ内蔵なので、簡単に膨らませることができ、空気を抜いて折り畳んでの収納が可能です。軽いので、お部屋でも使いたいときの持ち運びも楽です。



ピープル お風呂育児をサポート! ラッコハグ

ラッコハグ(ピープル)

生まれてすぐから2歳まで使える、これまでになかった設計の商品。沐浴用の洗えるバスシートや待機用のベビーバスチェアとしてなど、さまざま場面に使うことができます。空気を入れるタイプなので、赤ちゃんもふかふかとした座り心地が気持ちいいはず。カラーは優しい印象のホワイト、ソフトアプリコット、リラクシングラベンダーの3色。

「最近、これを使っているというママさんの口コミをよく聞く、人気の高い商品です。商品によって使いはじめられる時期が違いますが、これならいつ購入しても問題なく使えます。お湯を張れる形状だから、パパやママのシャンプータイムを待ってもらっている間に赤ちゃんが冷えにくいのがうれしいところ。底に水栓があり、手軽に水抜きができます。2歳ごろになっても、プチプールのように使えるので赤ちゃんが遊べていいですね」


さらに、番外編として寝かせたまま使えるマットタイプのアイテムや、床置き用のマット、湯上り用のマットもご紹介します。

ひんやりしないお風呂マットR(リッチェル)

ひんやりしないお風呂マットR(リッチェル)

赤ちゃんがひんやり感を感じない、発泡ポリプロピレン素材のマットタイプ。くぼみのある形状で、お尻部分にお湯がたまるので待ってもらう間も湯冷めしにくいのが特徴。また、床からのお湯はねが届きにくい高さに設計されているのもポイントです。立てかけて乾かしやすい形状で、とても軽くて扱いやすいです。お風呂場ではもちろん、さっと拭いてしまえばマットの上でお着替えさせるときにも使えて便利です。

「首が据わっていない一番大変な時期に一人でお風呂に入れる際、寝かせたまま両手で体を洗ってあげられるので便利。赤ちゃんを寝かせて使う設計のため6カ月ごろまでしか使えませんが、低価格です。ゆくゆくベビーバスチェアを買う予定なら、選択肢に入れてみてもいいのでは」


ベビーグッズコンシェルジュ(R)白石さんからのアドバイス


ベビーバスチェアの使用方法や選び方、そして商品毎の特長をベビーグッズコンシェルジュの視点でご紹介しましたが、いかがでしたか。最後に白石さんから、商品選定の際に注意すべき点を教えていただきました。

「バスチェアやバスマットを使う時期は短いですが、赤ちゃんの安全や親子の楽しいバスタイムを過ごすためには便利なアイテムです。使用する際は、赤ちゃんに合ったものを選んであげましょう。たとえば首が据わる前から使えるタイプなら、寝かせた状態のまま両手で洗ってあげられるので、乳幼児とのお風呂が楽になります。近くにいて、ちょっと待ってもらう間はおもちゃで遊んでもらったりしながら心地よいバスタイムが過ごせるといいですね。全体的にお求めやすい価格帯のものが揃っているので、使える期間が短めでもお値打ちで重宝するアイテムだと思います」

取材・文=シキタリエ

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ベビーグッズの企画、開発、販売に携わること30年。ベビーグッズによる事故を減らすため、不安を抱えながら育児しているママをサポートするために活動中。お着替え簡単なオリジナルベビー服「バルーンオール(R)」は、キッズデザイン賞を受賞。
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