子どもたちもエコを実感! お祭りの提灯の電球交換を通して、「あかりのエコ」を考えるイベント開催!

#くらし   

「使ってない電気は消して~!」。電気代の上昇が気になる今、毎日のように家族に叫んでいるのがこの言葉。
でも、子どもたちにはイマイチ「電気の無駄」という実感がないようで、聞く耳をもってくれません。親としては節電を通して、地球温暖化問題やSDGsについて子どもたちにも考えてもらいたいのに。
どう伝えたらいいんだろう…と考えているとき、小学生を対象に「パナソニックあかり交換活動「あかりの日」特別授業」が開催されると聞きつけ、何かヒントになるかも!?と参加してみました。

大酉祭で点灯される提灯をLEDに交換!

このイベントは10月21日の「あかりの日」に先立ち、10月18日に花園神社(東京都新宿区)で行なわれました。

あかりのLED 化の啓発として2012 年から世界遺産、日本の伝統行事など名所のあかりをLED へ交換・点検する「あかり交換活動」を行なってきたパナソニック。

【画像を見る】提灯にあかりがともされた花園神社(東京都新宿区)大酉祭の例年の様子

今年は、11月 3日(木)より開催される花園神社 大酉祭の提灯の電球950個をパルックLEDに交換するというのですから興味津々です。

また同時に、2008年から照明・太陽光などをテーマに学校授業の一環として続けている「あかりのエコ教室」も開催。
参加したのは花園小学校の6年生24人です。

なぜ、提灯の電球をLEDに交換するのか? 交換することでどうなるのか? 電球交換の前に、まずは特別授業の始まりです。

謎解きクリエイター・松丸亮吾さんのSDGs授業

講師として登場したのは、謎解きクリエイターの松丸亮吾さん。緊張の面持ちだった子どもたちの顔がパッと輝きます。

SDGs授業で講師を務めた、謎解きクリエーターの松丸亮吾さん

「みんな、SDGsって言葉、聞いたことあるかな? ないか~(笑)。じゃあ、地球温暖化問題は聞いたことある?」と軽妙な語り口から始まったSDGs授業。
SDGsとは「これからも地球で暮らしていくために、地球環境を壊さず、発展を目指していく目標」であること、そのために解決しなければならない問題がたくさんあることなどを分かりやすく説明していきます。

松丸さんの授業に子どもたちも興味津々

そして、地球温暖化現象がどうして起こっているか、平均地上気温が1℃高まると異常気象による危機が高まるかも、2℃高まると環境変化でサンゴなどが死んでしまうかも、など具体的に解説。

「だから、地球温暖化現象の原因であるCO2の排出量を減らさないといけないんだけど、実は日本は家庭からの排出量は30年前より増えてるって知ってた? なんと、CO2の排出量の約47%は電気が占めてるんだ」と節電の大切さへと話を導き、照明のLED化が節電につながるとアピール。

「一人一人の節電は小さくても、みんなで協力して行なうと大きな力になり、地球環境を守ることに直接つながる!」と授業を締めくくりました。

実験キットを使った「あかりの授業」

パナソニックの成瀬 勲さんによる「あかりの教室」

続いて登場したのは、パナソニックの成瀬 勲さん。
松丸さんの授業で「照明のLED化が節電につながる」という話を聞いても、まだなんとなくピンときていない子どもたちに、「あかり(照明)は家の中で何番目に多く電気を使ってると思いますか?」とクイズを出題。

答えはなんと、2番目! これには子どもたちからも「えーっ!?」とどよめきが。1番目の冷蔵庫14.2%に続いて、照明が13.4%も電気を使っていると聞いて驚きを隠せません。
そこで、家庭で使うランプ(電球)の種類を説明。実験キットを使って、白熱電球とLED電球の違いを調べることに。

実験1 何人の力でランプが点くかな?

1人ずつ用意された手回し発電機を使って、何人がグルグル回せばランプが点くかやってみます。

何人が発電機をグルグルしたら、電球が点くか?の実験中

最初は白熱電球から。「1人じゃ全然ダメだ~」「じゃあ、2番目の人も回して!」「まだ点かないから、3人目も」と次々に人力投入。最終的には3~5人がグルグル発電して、ようやくピカッ。
続いてLED電球はというと…「わ~、1人目で点いた!」という歓声が各テーブルから次々に上がります。これにはみんなビックリ!

実験2 ランプを点けるための電力の大きさは?

次に、白熱電球とLED電球、それぞれのスイッチをオンして点灯するのに必要な電力量を調べます。

ランプを点けるための電力の大きさを確認!

白熱電球は58~60W、LED電球は9~10W。この電力の違いに、またまたみんなビックリ。百聞は一見に如かず、とはまさにこのこと。
実験を通して、LED電球がどれほど節電に役立つのか、みんな納得した様子です。

さらに成瀬さんは、白熱電球は光るときに熱を出す=CO2を排出するのに対し、LED電球は熱が出ないので無駄な電気を使わないと説明。
しかも、電球の寿命を比べると、白熱電球は3カ月、LED電球は10年と、交換の回数もゴミの量もグッと減らすことができ、さらに地球環境を守ることにつながると分かりやすく教えてくれました。

いざ、提灯の電球交換!

2つの授業を通して、あかりのLED化の大切さを実感した子どもたち。最後は代表5人の子どもが松丸さんと一緒に、花園神社の大酉祭で点灯される提灯の電球をLEDに交換します。

提灯用の白熱電球を外す子どもたち

この日のために、事前に文字やイラストを描いてきたオリジナル提灯をかぶせて点灯!
提灯のあかりに負けないほど、子どもたちの笑顔も輝いて、楽しく為になるイベントは終了しました。

LED電球に交換したオリジナル提灯を前に大満足!


参加した子どもたちは「面白かったです。分かりやすかったし、教えてもらったことを生活に活かそうと思った」「家庭のエネルギーで照明が2番だったことにすごく驚きました」「SDGsを教えてもらったので意識して、持続可能な世界にしたいなと思いました」と、すっかり節電に対する意識が高まった様子。

確かに、あかりを通してエコの大切さや地球環境を守るアクションを伝えれば、子どもたちにも分かりやすいかもしれませんね。わが家でも電球交換などをきっかけに、子どもとエコについて話してみようかな、と素敵なヒントをもらいました。

取材・文=岸田直子

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