食後のふたつきの椀、どうするのが正解? 食べ終わったというサインの示し方

#くらし   
ふたつきの椀は、ふたを取ったら裏返して重ねない

『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』 10回【全30回】


会食、近所や親戚付き合い、冠婚葬祭、お金と贈答…。日常のさまざまなシーンで、何が正解か迷ったことはありませんか?
そんなシチュエーションに備えて、エチケットを学んでおきたいものです。
今回はいざというときに迷わない、「大人」の基本満載のマナーをご紹介します。

ふたつきの椀は、ふたを取ったら裏返して重ねない


お店で出てくるふたつきの汁もの。飲み終わったあと、ふたを裏返して重ねる光景を目にすることがあります。口をつけていないものと、飲み終わったものを区別するために生まれた流儀のようですが、逆さに重ねるとはずれなくなったり、ふたにほどこされた蒔絵などの細工がはがれたり、傷つく恐れがあります。飲み終わった椀は普通にふたをして、お膳の外に出しておきましょう。食べ終わったというサインになります。

ちなみに、食べ始めるときには、ふたを裏返し、右端に置いておきましょう。ふたの細工を傷つける心配があるときは、裏返さずに右横に置いても構いません。

作=岩下宣子

【著者プロフィール】
岩下宣子
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。近著に『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)がある。

※本記事は岩下宣子著の書籍『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』から一部抜粋・編集しました

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