つわり、ツラすぎ!!みんなどうやって過ごしたの?【フレンズ出産体験記 2カ月に及ぶつわり生活のはじまり】<医師監修あり>

#育児・子育て   
つわりのはなし第2話02

2022年末に第二子を出産した、レタスフレンズの冷え田やっこさん。
第一子妊娠時にはあまり感じられなかったつわりでしたが、今回は2カ月もの間にさまざまな症状がありとても辛かったそう。体重は5キロ近くもマイナスになったとか。
つわりは千差万別…とはいえ、初めての妊娠なら何かと不安を感じるし、経産婦であっても症状はまちまちでとまどうことも。みんなはいったいどうやってこの時期を乗り越えたの?

妊婦さんが少しでも快適なマタニティ生活を送れるよう、冷え田やっこさんに今回の経験を共有していただき、女性医療クリニックLUNA横浜元町の副院長である小野寺真奈美先生に「つわり」についてお話を伺ってきました。

きっかけは光の刺激。長~いつわり生活のはじまり


つわりのはなし第1話02

つわりのはなし第1話03

つわりのはなし第1話05

2人目の妊娠確定から間もない6週のはじめ頃、食欲があまり湧かなくなっていた冷え田やっこさん。ある日の夜、暗い寝室に入った際に目がくらんだことから吐き気を感じ嘔吐。上の子の妊娠中のつわりは1週間ほど気分の悪い時期があったものの、それほど辛かった記憶もなかったため、今回もすぐに終わると考えていましたが、このことをきっかけに怒涛のつわり生活に突入します。

冷え田やっこさん「上の子のときは乗り物酔いのような気持ち悪さは感じた記憶があります。でも吐いたりすることはなく、食べられそうなものを探しているうちに、普通に食事がとれるようになりました。妊娠初期に、眠気は常に感じていたので眠りづわりはあったかなとも思います」

夏なのに震えるほどの寒気が!…食欲低下が原因?


つわりのはなし第2話02

つわりのはなし第2話03

つわりによる食欲の低下とともに、ガタガタと震えるほどの寒気を感じるようになった冷え田やっこさん。健診での尿検査では「ケトン+(プラス)」が示されるように。
「ケトンとはなんぞや?」と、食欲低下による寒気と耳慣れない「ケトン」について改めて調べてみると、どうやら体の中の糖不足にその原因がありそうだということに行きつきます。

冷え田やっこさん「キャンディやクラッカーで手軽に糖質をとれるようにしていました。ピーク時は食パンを枕元に置いて、起き上がる前に軽く糖質を摂取していたことも」
積極的に糖質を摂るという対策で、寒気は多少治まっていた感じがしていたそうです。

つわりのはなし第3話03


しかし、妊娠3カ月頃になると、つわりの症状はさらに本格化。<においつわり><よだれつわり><吐きつわり><食べつわり><眠りつわり>など、さまざまなつわり症状に悩まされます。食べても食べなくても気持ち悪く、常に気持ち悪さがあるという辛い状況が続くようになっていました。

専門医に聞く「つわり」について

女性医療クリニックLUNA横浜元町小野寺真奈美副院長

人によって全く状況の異なる、つわり。少しでも不安を減らし、ラクに過ごせる方法はないのでしょうか? 現在、女性医療クリニックLUNA横浜元町の副院長であり、ご自身も2児の母親である小野寺真奈美先生に、つわりの症状についてお話を伺ってきました。

ホルモンバランスの変化によって起こるつわり


大体50~80%ぐらいの方に、つわりがあると言われています。初産の方は初めてだから多いというデータはあるようですが、それほど差はありません。妊娠初期にhCGというホルモンが上昇することが影響すると言われていて、人によっても、1人目と2人目、3人目でもその時々によって症状は異なります。大体8~10週ぐらいにhCGがピークになるので、その時期に辛い症状がでることが多いようです。
性別ジンクスも聞きますが、胎児の性別による違いは基本的にはありません。

つわりと言ったら「吐く」というイメージを抱く人が多いかもしれませんが、眠気やだるさ、頭痛なども妊娠の初期症状で、それらも「つわり」の一種です。妊娠中は過敏になっていることもあり、ちょっとした臭いや光、気温の変化を感じてしまいやすく、自律神経の調整が上手くできないことが体調の症状になってあらわれてきます。ちょっとした変化に気づきやすい人はつわりを感じやすいかもしれません。

妊娠初期に感じやすい寒気


冷え田やっこさんが強い寒気を感じたのは、妊娠初期の高温期に体温が上昇していて寒気を感じやすくなっていることと、つわりで食事を取れないことで低血糖になっていることが考えられます。
ただ、つわり以外の病気の場合もあります。(妊娠時の)普段の体温より急に上がっているときなど、様子が異なるときは受診の目安になるので、日頃から検温をしておくことも大事です。

ケトン体が増えすぎると入院となることも


食事を摂れていないことで不足する糖などのエネルギー源の代わりとして、ケトン体が発生します。それが尿に排出されるので、尿検査の結果からも食事が摂れてないという状態が分かります。体調の悪化やケトン体の増加で入院管理になることもあります。食べ物も飲み物も妊娠中NG以外のものはなんでもいいので摂っていただきたいのですが、無理はせずかかりつけの病院に相談してください。


妊婦さんなら誰にでも起こりうる「つわり」。妊娠初期のホルモンの影響によるものということを、自身だけでなく、周囲の人にも理解を深めてもらうことで、その人なりのやり過ごしていく方法を見つけることができるはずです。




冷え田やっこ
現在ポケモンにどハマりしているアラサーめがね主婦。2018年6月生まれの娘と2022年12月生まれの息子の育児漫画やエッセイ漫画で執筆中。SNSでー17キロの産後ダイエット漫画連載中。

取材・文=伊藤延枝
医療監修=女性医療クリニックLUNA横浜元町 副院長 小野寺真奈美先生

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