入手困難!? 幻の大豆「あけぼの大豆」の枝豆って知ってる?

#食   
幻の大豆の枝豆!?

自然豊かでくだもの王国として知られる山梨県。その山梨県の身延町(みのぶちょう)の特産品に、極上の大豆「あけぼの大豆」というブランド豆があるのをご存知ですか?

「あけぼの大豆」は糖度が高く、大粒でうま味があるのが特徴。大きさは通常の大豆の1.6倍ほど! ただし生産者や生産量も限られているため、全国にはなかなか出回らない「幻の大豆」と言われているんです。

そして、令和4年には「あけぼの大豆」は山梨県では初となる、農林水産物や食品を地域ブランドとして保護する国の地理的表示(GI)保護制度に登録されました。「えだまめ」と「大豆」の両方のカテゴリーで登録されており、これは全国でも初めてのことだそう。
身延町あけぼの大豆振興協議会は「曙地区で採取された1年目の種子を使用し、身延町内で栽培されたもの」と定めています。この基準を満たす生産者だけが、「あけぼの大豆」の名称と「GIマーク」を使うことができるそうです。

枝豆は10月に、11月下旬~12月中旬には大豆が収穫されます。
最近ではネットでも少しだけ入手が可能となっていますが、人気のため希少。特に枝豆は10月限定なので入手はさらに困難ですが、甘みがあり、風味がよく、食べごたえがあると評判なのでチャンスがあればぜひ!
「あけぼの大豆」の加工品はネット通販でも購入でき、身延町のふるさと納税返礼品にもなっていて、人気を博しています。

幻の「あけぼの大豆」加工品

あけぼの大豆 極上枝豆ディップスイートタイプ

△あけぼの大豆 極上枝豆ディップスイートタイプ


日本一の大豆 あけぼの大豆 極上枝豆ポタージュの素

△日本一の大豆 あけぼの大豆 極上枝豆ポタージュの素

収穫風景


ふるさと納税返礼品

枝豆塩麹漬け

△【山梨県身延町ふるさと納税】あけぼの大豆の枝豆シュウマイ & 枝豆塩麹漬け セット¥15,000


収穫期のわずかな期間しか出回らない! 希少な「あけぼの大豆」の枝豆とは

山梨県ならではの「あけぼの大豆の枝豆」について、農林水産省「うちの郷土料理」サイトよりご紹介します。

主な伝承地域
身延町

歴史・由来・関連行事
「あけぼの大豆」は身延町曙地域などで明治時代から栽培されており、通常の大豆よりも大粒で糖度も高い極上の大豆である。通常の大豆の1.6倍の大きさがあり、10粒並べると6寸(18cm)になることから別名「十六寸(とうろくすん)」と呼ばれていたほどである。
身延町は標高300~700mで昼夜の寒暖差が激しく霧深い気候、礫岩(レキガン)層といわれる土壌により「あけぼの大豆」に最適とされている。しかし、地域性が強いことと、機械化が難しくすべての工程において手作業であること、そして生産者の高齢化のため収穫量が減少し、入手しづらい「幻の大豆」と呼ばれるようになった。
特に若い枝豆は収穫期のわずかな期間しか出回らず、とても希少となった。
現在では生産者協力の下、町内全体で地域活性化事業として取り組まれて生産量も上がり、豆腐や味噌のほか、コロッケや納豆などにも加工されて食されている。曙大豆の種を他の地で育てると1年目は大粒の大豆が収穫できるが、翌年以降は小粒になって曙大豆ではなくなってしまうのをみて、「やっぱり曙大豆は曙で育ててこそ曙大豆なんだね」が常套句になっている。

食習の機会や時季
「あけぼの大豆」は晩生種のため、採れたての枝豆が味わえるのは10月、大豆の収穫は11月下旬から12月中で加工品は通年食べられている。

飲食方法
あけぼの大豆を水で洗い、塩を多めに振り、こするようにして産毛を取り、塩を入れた湯で5~8分ゆでる。途中硬さを確認して好みの柔らかさに仕上げる。ざるに上げて水気を切ってうちわであおり、粗熱が取れたらいただく。

保存・継承の取組
山梨県が次世代への継承に取り組んでいく郷土食176品目「やまなしの食」のうち、さらに代表的な47品目としてしぼられた「特選やまなしの食」に選定されている。10月には「あけぼの大豆」の収穫体験や、食すことができる”あけぼの大豆産地フェア”が開催される。 また、町を上げて商品の開発や通販が熱心におこなわれている。

出典:農林水産省Webサイト「うちの郷土料理」


大粒で旨みが楽しめる「あけぼの大豆」、チャンスがあればぜひ味わってみてくださいね!

【レタスクラブ編集部】

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