こちらを投稿したのは、インターネット専門で古書販売をしていらっしゃる古書森羅さん(@kosyosinra)。
取り扱っている古書の一部を、ユーモアあふれる一言とともにポストしていらっしゃいます。
職業柄、色々な古書を見ている古書森羅さんもこのページを初めて見たときは、「言葉が強い~!!!」と思ったそう!
多くの反響の中で、「手厳しい」「辛辣すぎる」「なんとも辛口」など、言い方の辛辣さへのコメントが大半を占めていましたが、「スクランブルエッグにしよう」「炒り卵に」など、ここからどう巻き返すかなどのコメントも見られました。美味しく食べることへの情熱を感じます…!
古書森羅さんにこのポストに寄せられた気になるコメントをお聞きしたところ、
「『失敗例を教えてくれるのはありがたい』というコメントが印象的でした。確かに、最近のレシピには失敗例は載ってないですものね。」とのこと。たしかに失敗例を見ておけば、事前に防げるかもしれませんね。
古書森羅さんに、大きな反響を受けたことについてもお聞きしました。
「たくさんの方に見ていただけてとても嬉しく思いました。古いレシピの本の楽しさが少しでも伝わればと思っています。」
実際、「他の本も読んでみたくなった」とコメントされている方もいらっしゃいました。古書森羅さんの他のポストでは、色々な古書が紹介されています。
例えば90年代のファッション誌の1ページには、袖のないGジャンを着たムキムキの男性が。着こなすストライプ柄のパンツなどの「カリフォルニアウェアー」が紹介されており、時代を感じる1ページに。ほかにも古い時代の広告などどれも興味深い!
「古いレシピ本はどれも印象的です。特に戦時中の家庭雑誌に、マムシを捕まえるところから始まるマムシ料理の作り方が載っていたのには驚かされました。」こんなレシピ本、実践は難しいかもしれませんが、気になりますよね。
ニキビ対策をうたう広告には、薬の効能を語る女性の周りに顔中にぶつぶつがある人々が群がり彼女の話を聞いている様子が描かれています。そのタイトルは「にきび大會(大会)」。どストレートなネーミングに思わず吹き出してしまいます…!
レシピ本だけではなく古い絵本や古い雑誌など、色々なジャンルの古書も取り扱う古書森羅さん。興味を惹かれたら古書を手に取ってみてもいいかもしれません。
まだ見ぬ古書と、固定概念を覆されるような出会いがあるかもしれませんね。
文=みやしま