その手があったか!2大汚れやすい水回り「キッチンシンク」と「トイレ」の掃除方法を子育て世代277人に聞いてみた

#くらし   
 

毎日何度も使うところだけに、汚れやすく、汚れが気になりやすいのが「キッチン」と「トイレ」。どんなにきれいにしても、またすぐ汚れる、と思うと、大がかりな掃除にも取り掛かりにくいんですよね。そこでレタスクラブでは、水回りの中でも特にキッチンやトイレ掃除についての悩みや工夫をレタスクラブアンケート部の皆さんに尋ねました。(2022/5/10~2022/5/16実施:回答者1258人のうち「女性・既婚・子どもあり・23歳~50歳」の277人の回答を抽出)。水回り掃除におすすめのアイテムなど、掃除がラクになる情報も満載です。

キッチンシンクは台所用洗剤でついで洗い

毎日使うキッチンは、油汚れに水垢など、汚れがたまりやすい箇所。でも、食べ物を扱うところだからこそ清潔にしておきたいものですよね。そこで、子育て世代はどのくらいの頻度でキッチンシンクを掃除しているのか聞いてみました。

キッチンシンクはどのくらいの頻度で掃除しますか?

キッチンシンクは毎日掃除する人が約4割

毎日…108票(39.0%)
2~3日に一度…82票(29.6%)
4~5日に一度…23票(8.3%)
週に一度…29票(10.5%)
汚れがひどくなったら…35票(12.6%)
その他…0票(0%)


最も多かったのは、「毎日」で約4割。次いで「2~3日に一度」が約3割と、掃除頻度は比較的高め。仕事に育児に忙しい中でも、キッチンシンクの掃除はこまめに行っているようです。

また、掃除に使用する道具として多く挙げられたのは、「スポンジ」と「台所用中性洗剤」でした。掃除用に別の洗剤を用意するよりも、キッチンに常備されているものを利用したほうが、気づいたときにパパっと掃除できて効率的ですよね。同様な理由から「キッチンペーパー」も汚れの拭き取りなどによく使われていました。

キッチンシンクの掃除にまつわる悩み

清潔を保ちたい場所なため、毎日掃除している人も多いキッチンシンク。でもいくらキレイにしても、毎日水や油を使って料理するため、またすぐに汚れてしまいますよね。そのため、キッチンシンクの掃除に関して、悩みを抱えている人も多いようです。

・「水アカ、黒カビ、ヌメリがひどくならないよう、日々の手入れを心がけているが、追い付かない」
・「水切りかごの下がすぐ汚れる」
・「排水口がすぐ黒くなること。ヌルヌルして洗うときに気持ちが悪い」
・「蛇口のまわりのカルキの塊が取れない」
・「生ごみの処理」
・「これから暑くなる季節に向けて、ニオイがこもりやすくなる」


水垢、カルキ、カビ、ぬめりなど、ひとくちにキッチン汚れといっても実にさまざま。それぞれの汚れに合わせて掃除をするのは、本当に大変ですよね。特に夏場は、ニオイがいつも以上に気になったり、生ごみ周りにコバエが発生したりと、悩みの種も増えるばかり。キッチンを清潔に保つのが一段と大変な時期といえそうです。

その他の悩みとしては、
・「排水口の中がどれだけ汚れているか、掃除してどれだけキレイになったかわかりづらい」
・「たまにクレンザーも使ってみるが、シンクを細かく傷つけているような気がしてならない。どの程度擦ってよいのか教えて欲しい」

など、正しく掃除できているのか不安に感じている人や、
・「すぐ使うから大がかりな掃除のタイミングが難しい」
・「きれいにしても、また汚れてキリがない」
・「掃除をしても達成感が感じられない」

など、掃除のモチベーションが上がりにくいという声も聞かれました。

シンクを汚れにくくするアイデア

毎日キレイにしても、また翌日には汚れてしまうキッチン。このエンドレス掃除から解放されることは叶わないけれど、少しでも掃除をラクにしたいですよね。そこで、シンクが汚れにくくなるように工夫していることについて聞いてみました。

・「汚れがついたらその都度すぐに吹きとる。毎日夕食後にキッチン周りをアルコールで消毒する。排水口は毎晩きれいに乾燥させる」
・「使い捨て歯ブラシを置いて汚れたらすぐ磨いています」
・「ハイターをまめにかける。熱湯もかける」
・「レモンを捨てる前にレモンをこすって掃除をしています」
・「食べ物など残したままにしない」
・「食器はためずにすぐ洗う」
・「洗い物をした後にキッチンペーパーで軽く拭く」
・「夕食後の片付け時に、毎日ついでにシンクを食器用洗剤で軽く洗います。毎日軽く洗うことで、汚れがつきにくくなります」

キッチンシンク

やはり、汚れがつく前に、こまめに洗う、拭き取ることで、清潔を保っている人が多く見受けられました。落としやすい小さな汚れのうちに対処しておくことが、結局は後々の自分を助けることにつながるようです。

また、
・「油ものがついている食器調理器具などは必ず古布でぬぐってから洗う。シンクに油がつかなければ水だけでほとんどの汚れは落ちるから」
・「生ごみはシンクへ捨てない」
・「コーティングスプレーを定期的にする」
・「排水口にクシャクシャに丸めたアルミホイルを置いておく」
・「排水口のカバーとゴミ受けを銅製に買い換えたら、ぬめりが減り、掃除の回数も減った」
・「三角コーナーはおかない、ごみ受け皿の蓋は使わない」
・「ぬめりの元となる排水口の蓋は取り外す。ゴミ受けは水切りネットを使用し、ゴミが溜まったらすぐに交換」

など、前もって汚れやすいものを取り除いておくことで、シンクを汚さないというアイデアも多く寄せられました。確かに、ものがあればあるだけ汚れもつきやすいので、余計なものはなるべく排除しておくのが正解かも。

「2~3日に一度」のトイレ掃除で清潔を保つ

水回りの掃除の中でも、特に気が重く感じられるのがトイレ掃除。特に、小さな子どもがいたりすると、「何故ここが!?」というところまで汚れていることもありますよね。できれば手をつけたくないけど、汚れを放っておくわけにもいかないもの。実際、どのくらいの頻度でトイレ掃除をしているのでしょうか。

トイレはどのくらいの頻度で掃除しますか?

6割以上が最低2~3日に一度はトイレ掃除を行っている

毎日…84票(30.3%)
2~3日に一度…88票(31.8%)
4~5日に一度…22票(7.9%)
週に一度…59票(21.3%)
汚れがひどくなったら…23票(8.3%)
その他…1票(0.4%)


トイレ掃除の頻度として最も多かったのは「2~3日に一度」で31.8%でしたが、「毎日」掃除している人も一位とほぼ同率の30.3%。こまめな掃除を心がけている人が多い結果となりました。

掃除に使用する道具としては、7~8割の人が「トイレ用中性洗剤」と「トイレブラシ」、半数以上が「トイレシート」を挙げるなど、やはり定番アイテムが人気。また、汚れ防止策として、ブルーレットなど「手洗い器に置くクリーナー」や「トイレスタンプ」も2割以上の人が使っていることがわかりました。

トイレ掃除にまつわる悩み

トイレはその性質上、水回り箇所の中でも最も汚れが気になる場所。それだけにトイレ掃除にまつわる悩みも多いようです。

・「タンクがたまに臭う気がするが、掃除の仕方がわからない」
・「ちゃんと掃除しているのに、トイレが尿臭いときがあります」
・「トイレのこもったニオイが気になります」


悩みの中でも最も多かったのがニオイ問題。ニオイの発生源がわからずに、対策がとれていない人も多く見受けられました。ニオイが特定できない要因のひとつと考えられるのが、トイレの構造問題。

・「タンク裏に手が届かずホコリが溜まってしまうのが気になります」
・「トイレのタイプが古いので、フチなど磨きにくい部分がある」
・「ウォシュレットのノズル部分の汚れが落とせない」
・「フチ裏の尿石が頑固過ぎて取れない」
・「タンクの周りや左右や奥の床掃除に手が届かないから大変」
・「便器裏のゴムの汚れが取れにくい」
・「換気扇を常に回しているせいか床に埃が集まりやすい」
・「狭いし細かいし掃除がしにくい」

トイレ掃除

手が届かなかい箇所や掃除しにくい箇所も多いため、掃除したつもりでも見えない汚れが残っていることも多々。それが不快なニオイに繋がっていると考えられます。

そしてもうひとつニオイの要因として挙げられるのが、壁や床への尿の飛び散り。

・「家族に男性が多いので、尿の飛びがすごく気になる。壁や床などいろんな場所に飛び散るので、掃除が大変で追いつかない」
・「私はすぐに汚れに気づくが、夫が汚れに鈍感で汚しても気がつかないし、掃除をすることがない」
・「自分が留守の時、座って排尿ルールを守らず、シミついている場合がある。床や壁を洗い流せたら良いが」


壁や床の色によっては、尿ハネが目立たず、気づかないことも多いもの。加えて、そうした見えない汚れは、どれだけやれば落ちるのかもわかりにくいですよね。また、尿ハネを防ぐには、家族の協力も不可欠になるため、なかなかやっかいな問題でもあります。

トイレを汚さないためのアイデア

見えない汚れがつきやすいからこそ、日頃の使い方には一層気を配りたいもの。そこで、トイレの汚れ防止のため、どんな工夫をしているのか聞いてみました。

・「自分がトイレを使い終わったら便座の裏は必ず拭くようにしている」
・「すぐ手の届くところに、トイレ用洗剤を置いています」
・「便座に座ったときに床を拭く」
・「使ったあとにマジックリンなどのスプレーをする」
・「リビングと同じ掃除機を使うのが嫌なので、トイレ用のクイックルワイパーを置いておき、気になるときにサッとかける」
・「気づいたら掃除できるよう、使い捨て手袋を手に届くところに置く」


トイレという閉ざされた空間だからこそ、用を足すついでじゃないと、なかなか汚れやニオイに気づかないもの。掃除グッズをすぐに取れる位置に置いておき、入ったついでのちょこっと掃除を習慣にしておくのがいいみたい。

また、トイレ環境を工夫することで、汚れをつきにくくするアイデアも。
・「コーティング系の洗剤を使う」
・「ブルーレットやスタンプクリーナーを置いておく!これだけで全然違う」
・「トイレの床とトイレの溝に汚れがはいり込まないように、シリコンをぬってる」
・「トイレの床には何も敷かない」
・「トイレが汚れるのはしょうがないから、余計なものは置かず、掃除が楽に、すぐに、いつでもできるような環境づくりに努めてます」


どれも手軽にマネできるものばかりですよね。ちょっとした工夫で汚れがつきにくくなるなら、ぜひ試してみたいものです。ただ、トイレは家族みんなが使う場所。家族の協力も欠かせないため「夫や息子には座ってトイレをするように言っています」 とルールを決めている人も多く見られました。

水回り掃除の神アイテム

軽くこするだけで汚れが落ちるメラミンスポンジはへとへと主婦たちの強い味方

汚れやすく、掃除頻度も高い水回り。少しでも楽に汚れを落としたいですよね。そこで最後に、水回りの掃除用品で特におすすめの商品を聞いてみました。

キッチン、トイレに限らず、水回り全般に使えるものとして人気が高かったのが「メラミンスポンジ」。「雑巾や掃除シートでゴシゴシ擦っても取れない汚れも、メラミンスポンジなら軽くこするだけで落ちる」と多くの人から高評価を得ていました。

この「あまりがんばらなくても、するっと汚れが落ちる」というのは、子育て世代の女性たちの心に刺さるようで、他にも
・「こすらずに良いお風呂洗剤」
・「トイレ掃除にはサンポール。尿石も軽々落とすことができました」
・「トイレ用スクラビングバブルは汚れ落ちがいいです」
・「泡で出てくる食器洗い洗剤」
・「泡ハイター」

など、スプレーして流すだけの泡タイプをはじめ、ゴシゴシ洗い不要な洗剤を推す声が多く聞かれました。

また、家計を預かる身としては、「コスパの良さ」や「用途の幅広さ」も重視ポイント。
・「コストコのウェットティッシュ」
・「ルックマメピカ。毎日使っても全然なくならずコスパがいい。トイレットペーパーがあれば、掃除ができて、トイレ掃除に欠かせないアイテムです」
・「オレンジクリーナーはどこでも使えて手にも優しくて良い」
・「いらなくなった洋服やタオルを手のひらサイズに切っておくと、サッと拭けていい」

など、リーズナブルでオールマイティな商品に人気が集まりました。

掃除しても掃除しても汚れる水回り。そのいたちごっこにへとへとになりながらも、日々のちょっとした工夫で上手に汚れを防いでいる私たち。汚れをラクに落とす掃除ツールや、家族の協力も上手く仰ぎながら、掃除の負担を軽減していることがわかりました。チリを積もらせない戦法で、水回りをキレイに保ちたいですね。


文=酒詰明子

この記事に共感したら

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント企画

プレゼント応募

\\ メルマガ登録で毎週プレゼント情報が届く //