何この感覚~~超気持ちいい! オバケが出るというウワサの怪奇スポットで飲酒する恐怖とスリル/東京怪奇酒(2)

#趣味   
超怖い、でもちょっとタノシイ…かも

『東京怪奇酒』 2回【全5回】


『ウヒョッ! 東京都北区赤羽』『その「おこだわり」、俺にもくれよ!』などで人気を博す漫画家の清野とおるさんが、友人や知人、他人から直接聞いた「怪談」たち。その「怪奇現象」が起こったスポットにお邪魔して、「日常と非日常の狭間で飲酒しよう!!!」という世にも恐ろしい体験を描いたのが『東京怪奇酒』です。

「居酒屋やスナックでの飲酒はもう飽きた。これからは怪奇現場での飲酒だ!!」と意気込みながらも訪れた怪奇スポットは、本当に怖い場所が続々。しかしながら、「一度でいいからオバケを見たい。でも怖い…けど見たい…怖い怖い…やっぱ見た~い!」という好奇心から、清野さんのお酒は進んでしまうのです。

そんな清野さんが体験した、夏にぴったりの背筋がぞっとするようなエピソードをご紹介します。

※本記事は清野とおる著の書籍『東京怪奇酒』から一部抜粋・編集しました


今から数年前、酒場で居合わせた男性から気になる話を聞いた清野さん。それは男性が少し前までに住んでいたというアパートの向かいにある4階建てのマンションの話ということでした。
「ウチのベランダから向いのマンションの3階の一室が丸見えで…カーテンもかかってないし室内も空っぽで空室だと思っていたんです…」と語り始めました。
彼が話すには、ある夜ベランダでタバコを吸っていたところ、空室だと思っていた向いの部屋に長い黒い髪の若い女性がいて、こちらをジ~っと見つめていたということでした。「気のせいだったのか…?」そう思った男性でしたが、数日後にまたその女性が向いの部屋からこちらを見つめているのを目撃。
気になった男性はそのマンションに行ってみたところ、該当する部屋はポストはテープでふさがれていたということで、空室なのではないかと語ります。じゃあその黒髪の女性は一体⁉
その話を聞いた清野さんは…

「女のオバケ」が出る303号室

誰も入ろうとしない

かなり厄介な女の霊がいる…

303号室の扉が…

次ページ:やはりあの部屋には…(2/3)

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