【カチカチ山とバリバリ山】一体何の音だ? 後ろから聞こえるバリバリ音の正体/ねこむかしばなし(14)

#趣味   
カチカチ山のカチカチ鳥の声だよ

『ねこむかしばなし』 14回【全21回】


みんなが知ってる古今東西の昔話に、ねこが登場したらどうなる!?

赤ずきんちゃん、シンデレラ、一休さん、浦島太郎など、言わずと知れた有名な昔話も、ねこが加わっただけでひと味違った展開に。原作では悲劇でも、ねこが登場するだけでゆるくてキュートなお話に変貌します。登場人物たちがねこに絆される姿には、「ねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし!

作品の元となったお話の解説もあるので、神話や名作についても改めておさらいできます。ねこが加わる新たな展開の物語、ぜひお楽しみください。

※本記事はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。


◆カチカチ山とバリバリ山

なんの音だい?

◆元となったむかしばなし

カチカチ山
むかしあるところに、いたずらばかりする狸がいました。そのいたずらのひどさに困り果て、みんなはうさぎに相談をします。
お願いを聞いたうさぎはさっそく狸のもとに向かいました。狸に薪を背負わせてカチカチと火打ち石を鳴らし、「これはカチカチ山に住むカチカチ鳥の鳴き声だから気にしないで」とごまかしながら火をつけたり、火傷した箇所に薬と嘘をついてからしを塗ったり、漁に誘って狸だけ泥舟に乗せてそのまま溺れさせたり…。
うさぎに懲らしめられた狸は反省し、いたずらをしなくなったのでした。

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