気持ちよく手放せる!ベビーの思い出がたくさん詰まった哺乳びんを回収ボックスで循環利用

#育児・子育て   
思い出の詰まった哺乳びんを循環利用

使わなくなったベビー用品、みなさんはどうしていますか?赤ちゃんの成長は早いので、すぐに使えなくなってしまうものがたくさん。でも、子どもの成長を支えてくれたものって、小さいときの姿が思い出されて捨てづらいですよね。

私の場合、譲れるものはなるべく譲っていたのですが、哺乳びんを譲るには衛生面が気になる。でも、まだまだ使えるものを捨てるのにはちょっとためらいがありました。“何か有効活用ができればいいのに”とずっと思っていましたが、最近、哺乳びん回収ボックスがあることを知りました!

 アカチャンホンポ全店で、ピジョン製哺乳びんを回収


哺乳びん回収ボックスがあるのは「アカチャンホンポ」。2022年8月から関東エリアの10店舗で実証実験をしていましたが、3月17日から全国124店舗に拡大し、プラスチックなど資源の循環利用に取り組んでいます。実証実験を始めて半年ほどの間にプラスチック製哺乳びん926本、ガラス製哺乳びん956本、乳首2358個、その他パーツを含め合計で7437個を回収したそうです。

回収対象は、ピジョンのプラスチック製哺乳びん・耐熱ガラス製哺乳びん、乳首、フード、キャップ(ピジョン製品以外は対象外)。回収BOXは全国の「アカチャンホンポ」に設置されていて、協力すると店頭の回収ボックスに記載されている2次元コードから「記念フォトフレーム」をダウンロードできます♪

 回収に協力すると記念のフォトフレームをダウンロードできる


哺乳びんの現状とこれから

哺乳びん(容器)+乳首+フード・キャップを含めた製品を「哺乳器」というそうですが、プラスチック製と耐熱ガラス製の2種類があり、ピジョンの哺乳器は日本国内のシェアが85.3%(ピジョン調べ)。プラスチック製の哺乳びんはプラスチックを細かく素材別に分別して回収する仕組みがないそうです。また耐熱ガラス製の哺乳びんは特殊なガラスのため、一般的に「不燃ごみ」として扱われることから、哺乳器においてはリサイクルが進んでいないのが現状だったようです。

回収された哺乳器はピジョンが回収し、素材ごとに分別をしてリサイクル工場へ発送。その後、リサイクル工場では粉砕~再生原料化され、プラスチックはプランター、パレット、食品・薬品工場ラインの配管などに、ガラスは路盤材などを製造するための原料の一部に生まれ変わります。

また、2023年3月からは回収した耐熱ガラス製の哺乳びんについては一部を原料として使用。新たな哺乳びんとして生まれ変わらせる取り組みも始めるとのこと。子どもの成長を支えてくれた哺乳びんが有効活用されるのは、本当にうれしいですよね!

 哺乳瓶のリサイクルフロー


担当者の方に話を聞いてみました。

「(今回の取り組みの意図は?)子育てに関わるグッズとして代表的な哺乳器。思い入れがあってなかなか捨てられないという方が多くいる一方で、たとえ細かく分別してゴミに出しても、リサイクルされずにいるという現状がありました。ガラス製の哺乳びんは資源ゴミではなく不燃ごみとして扱われることもあまり知られていません。そうした世の中の困りごとを解決するために、今回アカチャンホンポの店頭で哺乳器を回収する活動を始めました」

「(今回の取り組みのポイントは?)これまで関東地域10店舗だけの取り組みでしたが、2023年3月17日より全国のアカチャンホンポで取り組みを開始いたします」

自分にとっては不要になったものが、形を変えて再利用される。これなら子どもが使った思い入れのあるものも、気持ちよく手放せそうです。


文=今田香

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