【朗報】コロナ禍に衰えた筋力を取り戻す方法があった！
ことしは3年ぶりに待ちに待った行動制限なしのGWを迎えられました。ゆっくり実家に帰省したという方も多いのではないでしょうか。久しぶりに両親や祖父母に対面し「なんだか老けたなぁ」と思った方も少なくないはず。
実際、ここ数年で体力や筋力が落ちたと感じている中高年の方も多くいるようです。新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類感染症に位置づけられたことにより日常生活に戻りつつある状況ですが、長期間にわたる行動制限の影響はまだまだ解消されていないということでしょう。
そんななか、大正製薬株式会社が発表した中高年の筋力に関する気になる情報をキャッチしました。どうやら、タウリンという栄養素の摂取量が筋力維持に関係しているということが分かったようなのです。
これまで、短期的な高用量のタウリン摂取が筋力に影響を与えるということが研究・評価されてきました。一方で、長期的に通常の食事から摂取する程度のタウリン（※1）が筋力に及ぼす影響についてはほとんど報告されてきませんでした。そこで、国立長寿医療研究センター（※2）が保有するデータを解析することでその関係を探ります。
※1：平均100～300mg／日
※2：高齢者の心と体の自立を促進し、健康長寿社会の構築に貢献するための国立研究開発法人
40歳以上を対象に、8年間の体力変化とタウリン推定摂取量の関係を見ていくと、タウリン推定摂取量が多い人ほど筋力を維持していることが分かりました。
また年齢を65歳以上に限定した場合、タウリン摂取量が多い人は少ない人に比べ、8年間の筋力低下が半分程度に抑制されていたのです。
これにより、中高年の筋力維持にタウリンが貢献しているという可能性が示されました。今回の研究に基づき食事でタウリンを摂取しようとすると、人によって摂取量がかなり少なくなってしまうことも。そこで、タウリンが比較的多く含まれる魚介類がたっぷり摂れる、おいしいお役立ちレシピをご紹介します。
あさりとベーコンのトマトスパゲッティ
材料（2人分）
スパゲッティ…160g
ベーコン…２枚
あさり(砂抜き)…300g
にんにくのみじん切り…１片分
ホールトマト缶…１缶(400g)
パセリのみじん切り…適宜
・酒、塩、オリーブ油、こしょう
作り方
１．あさりは酒大さじ１をふって殻と殻をこすり合わせ、流水で洗う(酒によって、あさりの身離れがよくなる)。ベーコンは１cm幅に切る。
２．スパゲッティは塩適宜を加えたたっぷりの熱湯で、袋の表示より１分短くゆではじめる。
３．フライパンにオリーブ油大さじ１、にんにく、ベーコンを入れ、弱火で炒める。香りが立ったら中火にし、ホールトマトを手でつぶして缶汁ごと加える。あさりも加えてふたをし、あさりの口があくまで、３〜４分蒸し煮にし、塩、こしょうで味をととのえる。
４．スパゲッティがゆで上がったら湯をきって３に加え、手早く混ぜる。塩で味をととのえ、器に盛ってパセリをふる。
身近な家族には、いつまでも元気に楽しく過ごしてほしいものですよね。
ご家族みんなで声を掛け合って、タウリンを積極的に摂取し筋力維持を意識してみませんか？ 食事でのタウリン摂取が不足していると感じたら、タウリン配合の栄養ドリンク剤も上手く活用してください。もちろん、日々の運動も忘れずに。無理をしないことが長続きへの近道です。
文＝レタスクラブWEB編集部N
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