バタバタ忙しい時の救世主!気になるのは金額…子育て世代の「中食(テイクアウト食)」の調査【レタスクラブ もやもや総研】

#食   
子育て世代の中食アンケート

子育て世代の『日々の小さな不満』をセキララに分析する「レタスクラブ もやもや総研」。今回のテーマは「中食」です。

“中食”(なかしょく)という言葉を聞いたことはありますか?
お店で購入し自宅で食べる調理済み食品、つまり出来合いの惣菜や弁当、デリバリーによる食事のことを中食と呼ぶそうです。レストランなどに出向いて食べる“外食”と、家庭で素材から調理する手作りの食事"内食"の間ということですね。
忙しい子育て世代にとって手軽に食卓を完成させられる中食は、日々の献立計画の強い味方と言えますが、利用頻度や価格を考えるとちょっぴり躊躇してしまう人も多い様子…。今回はそんな中食についての"もやもや"を紐解いてみました!

※調査概要:2023/5/19~2023/5/25実施、レタスクラブアンケート部の回答者1,022人のうち「女性・既婚・子どもあり・23歳~50歳」の203人の回答を抽出

子育て世代の6割強が、1週間に1度は“中食”を利用

週に何回利用する?

最初の質問は、一週間のうち、主菜用の総菜や弁当を買う頻度はどのくらいですか?です。1位は「ほとんどない(38.9%)」、2位は「週に1日(30.5%)」、3位は「週に2~3日(27.6%)」という結果になりましたが、頻度に関わらず1週間に1度でもお惣菜や弁当を購入する方は61.1%にのぼり、自炊と組み合わせて賢く中食を利用している方が多い事がわかりました!

“中食”の購入場所、圧倒的1位は納得の…

やっぱりスーパーマーケット派が多数

続いて、主菜用の総菜や弁当の購入場所はどちらですか?と質問してみたところ、79.8%もの人がスーパーマーケットで購入している事がわかりました。食材の買い出しのついでに…、子どもの送迎の帰りに…と、子育て世代が足を運ぶ機会の多いスーパーマーケットで中食を購入することはもはや必然とも言えますね!グンと割合の下がる2位以下はコンビニエンスストア(25.6%)お弁当屋などを指すテイクアウト専門店(17.7%)と、いずれも気軽に立ち寄れる場所が選ばれていました。

日々の食事はもちろん、「イベント」での中食利用も

 中食、いつどこで食べる?

主菜用のお惣菜や弁当を、自宅や職場で食べるタイミングやシーンは?という問いは1位「夕食(66.0%)」2位「昼食(53.2%)」という結果に。気軽にサッと済ませたいランチを中食で済ませるシーン、あるあるですよね!そして夕飯では主菜を中食にして汁物や副菜を自分で用意する方も多いのではないでしょうか?また、気になるのが3位の「イベント時(25.6%)」での利用。クリスマスや誕生日での、ホールケーキやチキン、ピザなど"特別感"のあるメニューを購入したことがある方も多いですよね。

併せて中食を誰と一緒に食べる事が多いか?という聞いたところ、「配偶者、パートナー(71.4%)」が1位、次いで「子ども(70.0%)」と、家族で囲む普段の食卓に中食を利用している方が圧倒的でした。

もしかして「完全自炊&一汁三菜マインド」で頑張りすぎちゃってる…!?

私たち、本当によく頑張ってる…(涙)

3食を外食で済ませる事が一般的な国、屋台文化が活発でテイクアウトの食事に事欠かない国など、自炊に重きを置かない国はここアジア圏だけでもたくさんあり、日本は海外に比べて、中食や外食の利用が少なく自炊の回数や用意する品数が多すぎるという声も寄せられています。さて、子育て世代はどんな意見を持っているのでしょうか?

・我が家は品数が少ないので、海外よりです!
・「主婦はこうあるべき」の呪いがある。アニメで母親が冷凍食品を夕飯に出したら、子どもが「手抜きだ」と言ったのを観て実感
・一汁一菜や丼物が手抜きというレッテルがなければ、自炊のハードルが下がる気がします
・簡単に済ませることが許されないような雰囲気がある
・作りたければ作ればいい。でも、お金で時間を買うことも大事
・自炊だからこその楽しみ、気づきもあり、栄養面でも良い。無理のない範囲で楽しめたらいい
・誇らしいと思いますね。自炊はお母さんの味の継承や、節約にも繋がるし
・小さい子どもがいるときは事故防止で揚げ物は中食や外食に頼る、など状況に応じて活用したいです
・自分が育った実家の影響もあるかも
・子どもがアレルギー持ちなので作らざるを得ないけど、夫婦だけの時は総菜や弁当を活用している
・中食や外食が嫌なのではなく、家族分買うとかなり費用がかかるから
・日本の一汁三菜の文化はとても素敵なものだけど、毎日揃えるのはとても大変
・主菜、副菜、メイン、ご飯、汁物がないと寂しい気がしてしまいます
・海外の夕飯にパンやハムを食べる、みたいな習慣がうらやましい
・包装ゴミの少ないお惣菜があれば、もっと手軽に利用したい


半数以上が「中食を利用することに罪悪感」、理由は「費用」

買うときになぜか感じる罪悪感…

自炊したくても疲れてどうしようもない時、手間なくおいしい食卓が完成する惣菜や弁当は子育て世代の強い味方。しかし、中には“自炊”でないことに罪悪感を抱いている人も…。
主菜用の総菜や弁当を買うときに、罪悪感はありますか?と聞いてみたところ、「少し感じる(38.4%)」が1位でした。「とても感じる(17.7%)」と合わせると実に半数以上である56.1%が罪悪感を持っていることに!

罪悪感を感じるもっとも大きな理由1位「手作りよりも費用がかかるから(46.5%)」2位「バランスを欠いた食事だから(28.9%)」3位「料理は自分の仕事だと思うから(21.1%)」と、“家計や健康のためには必ず手作りしなくてはいけない”という意識を感じる結果になりました。

家族との楽しい時間を作るために“中食”を利用する人も!

「今日は料理作りを休みます」

総菜や弁当を食卓に並べるとき、自炊ができなかった後ろめたさを感じてつい一言理由を添えてしまう事ってありませんか?そこで、総菜や弁当を買うとき、家族にどのように購入理由を説明しますか?と質問してみました。

・「ちょっと疲れてるから」と正直に言います
・「今週もみんな頑張った!」ということで、金曜日はお寿司にしたり
・みんなで楽しむときはママも!食事の準備に時間をかけるより、楽しい時間をみんなと共有したい!
・見切り品で安かった
・主人は「中食を活用しよう」と言っているので、説明したことはないです
・揚げ物は家で作ると大変だから
・たまにはお店で作ったものを食べよう!
・イベントという名目で食べたいと言われていたものを買うことが多い


出したそばから消えていく!?子どもが喜ぶテッパン“中食”って?

食いつきいいねェ…(遠い目)

お子さんが喜ぶ中食メニューを教えてください、と聞いてみたところ、
1位「寿司(62.1%)」2位「ピザ(58.6%)」3位「フライドポテト(48.8%)」という結果になりました。自炊ご飯とは趣が違う、中食ならではの“特別感”漂うメニューが嬉しいお子さんが多い模様!

ハレの日の“中食”選びには気合が入ります!

お祝いの席の中食って特別感がある!

ハレの日(行事、誕生日など)に中食を使う場合、どのような品を使いますか?との質問では、半数以上を獲得して「寿司(58.6%)」が1位という結果に。次いで「ピザ(45.8%)」「唐揚げ(42.4%)」となりました。お祝いやパーティーの席にふさわしく、みんなでわいわい囲めるメニューが人気です。

「好きなママの料理は…宅配ピザ!」みなさんの“中食”エピソード

中食のおもしろエピソード

中食に関する「おもしろエピソード・トホホなエピソード」があれば教えてください、と聞いてみたところ、無垢な子どもならではの発言や、中食へのマニアックなこだわりを持つ旦那さんなど、個性豊かなエピソードを教えてくれました。

・お母さんの料理で好きなものは「宅配ピザ」と言われました(笑)
・ピザが好きすぎる夫。ピザをデリバリーする日は届く時間を逆算し入浴、皿をスタンバイ、届いた瞬間に食べる。「冷める!」とピザの箱のふたを開けっ放しにすることを絶対に許さない。「いただきます」も言わずに食べて、5歳の娘に「パパ、いただきますは?」と注意されてました(笑)
・子どもが旦那にコソッと「家よりお店の唐揚げの方が美味しいけど、お母さん悲しむから内緒にしてね」と話していました。そりゃ専門店の唐揚げ美味しいよね~と聞こえないふり
・時間がないから出前でごめんねって言ったら大喜びされた
・中食で夫に買い物を任せたら、お高めなものばかり買ってくる。これなら中食を減らして外食した方が良かった…!
・パパが在宅ワークの時は頑張って料理をしてくれるのですが、子どもにはあんまりだったらしく…。ショックを受けたパパは、最近はメインは必ず総菜にしてます。ちょっとかわいそう…
・好きな惣菜を買うと決めて家族それぞれ選んだら茶色のものだらけになってしまった
・子どもがお店によって唐揚げの味の違いを覚えてしまいました
・惣菜の春巻きを自分で作ったと言っていた


まとめ

今回のアンケートでは中食の便利さにどこか後ろめたさを抱いているという意見もみられました。手作りでなければ、出来立てでなければ、と自身に高いハードルを課している子育て世代の姿が目に浮かびます。むしろ、家事に育児に忙しい子育て世代こそ、手軽においしく食べられる中食は必要で、それを利用するのは当然のこと。上手に利用して、無理なく毎日を乗り切りたいですね!

【レタスクラブ もやもや総研とは?】
子育て世代の『日々の小さな不満』をセキララに分析する総合研究所。「レタスクラブ アンケート部」のメンバー約10,000名に調査を実施し、子育て世代のインサイトを不定期でお届けしています。

文=ナオ・ケイ

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