あなたの習慣、実は逆効果かも!?「暑くて眠れない」を解消する3つのポイント

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あなたの習慣、実は逆効果かも!?「暑くて眠れない」を解消する3つのポイント

暑さ厳しい今日このごろ。夜になってもあまり気温が下がらない日が続いています。涼しい格好で寝ているのに、暑くてなかなか寝つけない…そんな経験はありませんか? 涼しく寝るためにやっているあれこれ、実は逆効果かもしれません。そこで今回は、夏の睡眠やりがちNGリストや涼しく乗り切るための快眠テクニックをプロに伺いました!

教えてくれたのは▷三橋美穂さん

快眠セラピストの三橋美穂さん

快眠セラピスト。1万人以上の眠りの悩みを解決してきたスペシャリスト。講演活動のほか、グッズのプロデュースも手がける。著書に『眠りのさじ加減 65歳からのやさしい睡眠法』(青志社)ほか。
三橋美穂オフィシャルサイト「スリーピース・カフェ」

夏の睡眠やりがちNGリスト

□ 就寝中にエアコンが切れる設定にしている
□ 肌を露出させて裸に近い姿で寝ている
□ 寝る前に冷たいものを食べているor 飲んでいる
□ エアコンや扇風機の風を体に直接当てている
□ 布団を剝いで寝ている

コレが寝苦しさの原因かも!


冷房機器は「つけっぱなし」が令和時代の眠り方です

現代の夏は、エアコンを使わなくても乗り切れた時代と違い、気温が上昇傾向にあり、熱帯夜も増えています。

「そのため、エアコンなどの冷房機器は、朝までつけておくのが正解。そして、体が冷え過ぎないよう、掛け布団やパジャマなどの寝具で布団の中の温度を調整するのが令和時代の眠り方です」と語るのは、快眠セラピストの三橋美穂さん。

「人が快適に感じる布団の中の温度は、体温よりも少し低い33℃前後だといわれています。これは一年を通して変わりません。寒い冬には厚手の寝具が、暑い夏には薄手の寝具が心地よく感じるのは、この布団内の快適温度におのずと調整しているからなのです」

就寝中に冷房を消すと、暑さで目が覚め、睡眠の質を落としてしまう可能性大。とはいえ、電気代が高騰している今、「つけっぱなし」が気になる人もいるはず。そんな場合は、設定温度を高めにしたり、エアコンの代わりに扇風機を使えば、電気代の節約につながります。冷房で体が冷える場合は、長袖長ズボンのパジャマで肌の露出を減らしましょう。

「暑くて眠れない」を解消するポイント3

令和時代の厳しい夏の夜を涼しく乗り切るための快眠テクニックを紹介します。この3つのポイントを押さえるだけで、熱帯夜でもぐっすり眠れること間違いなし!

【POINT1】温度33℃、湿度50%に布団の中を調整する

【POINT1】温度33℃、湿度50%に布団の中を調整する

真夏の夜は、エアコン、または扇風機をつけっぱなしにしておくことがポイント。室温が28℃を超えると熱中症のリスクが高まるので設定温度は26~28℃(冷やし過ぎや電気代が気になる人は28℃)を目安にしましょう。その上で掛け布団の厚さを見直し、布団の中の温度が33℃、湿度50%になるよう調整を。

室内の目安
温度…26~28℃
湿度…50~60%

布団の中の目安
温度…33±1℃
湿度…50±5%

【POINT2】ミントブレンドの香りで清涼感を取り入れる

【POINT2】ミントブレンドの香りで清涼感を取り入れる

寝苦しい夏は、体感温度を2℃下げる作用のあるペパーミントと、ラベンダーやゼラニウムなどのリラックス系のアロマを1対2の割合でブレンド。リラックス系の香りには、副交感神経を高め、快眠へと導く効果があるので、ミントで清涼感を取り入れつつ快眠をサポートします。

ブレンドの割合
ペパーミント1:リラックス系2

※妊娠中の方は、アロマの専門店や医師に相談の上、使用をご検討ください。

【POINT3】敷きパッドの素材は体質に合わせて選ぶ

敷きパッドは、体に密着する寝具なので、適していないものを使うと熱をためて寝苦しさをアップさせます。そのため、体質に合ったものを使いましょう。夏に人気の接触冷感素材は、ひんやり感の指標である「Q-max 値」を参考に通気性のよさも加味して選んで。

Q-max値の目安
0.2以上…「接触冷感」と表示できる
0.3以上…少しひんやり感じる
0.4以上…しっかりとひんやり感じる

* * *

冷房や扇風機だけでなく、効果的な香りや敷パッドを選んでより快眠できる環境を作っていきましょう!

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イラスト/すぎやままり 編集協力/オフィス・エール

文=徳永陽子

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<レタスクラブ ’23 8月号より>


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