「やる気がでない」「イライラする...」は老化のサイン!? まずは「脳の老化タイプ」をチェックしてみて

#くらし   
「やる気がでない」「イライラする...」は老化のサイン!?

なんだか最近、「やる気がでない」「集中できない」「イライラする...」。疲れているからかな...と考えがちですが、それは脳が老けてきたサインかもしれません。まずは、あなたの「脳の老化タイプ」をチェックしてみましょう。脳を老けさせないための3つの習慣もご紹介します!

教えてくれたのは▷西 剛志先生

西 剛志先生

脳科学者。2002年に東京工業大学大学院にて博士号を取得後、特許庁を経て独立。脳科学の観点から、うまくいく人とそうでない人の違いを研究。著書は『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)ほか多数。

思い当たることはない? 脳の老化タイプをチェック!

A~Eのすべての項目の中から当てはまるものにチェック。あまり深く考え込まず直感で答えましょう。

Aタイプ

□新しい場所に行くのがおっくう
□集中力が続かない
□食べたいものがあまりない
□新商品に興味が湧かない

Bタイプ

□ ものをどこに置いたか分からなくなる
□ 約束の日時や場所を忘れる
□ アイドルが皆、同じ顔に見える
□ 何度も忘れ物がないか確かめたくなる

Cタイプ

□ 考えるより感覚で買い物することが増えた
□ 同時に2つの作業ができなくなった
□ 家事や仕事でうっかりミスが増えた
□ 家族にイライラすることが増えた

Dタイプ

□ 店員さんにタメ語をよく使う
□ 批判されても気にならない
□ 他人の意見に共感することが減った
□ 服装に気を遣わなくなってきた

Eタイプ

□ 名前をよく聞き間違える
□ ボリュームを上げないとテレビの音が聞こえにくい
□ 高い音が聞きづらい
□ 早口でしゃべられると理解できない

診断結果

A~Eのうち、当てはまる数が最も多かったところがあなたの老け脳タイプ。複数当てはまるケースもあります。

Aが多かった人は…

やる気低下系の老け脳

やる気低下系の老け脳

物事への興味がなくなってきたと感じる人は、やる気の熱量が低下しているサイン。ただし、トレーニングや日々の習慣しだいで回復できます。

Bが多かった人は…

記憶力低下系の老け脳

記憶力低下系の老け脳

記憶に関わる脳の能力は20~30代がピーク。30代後半以降でここに当てはまった人は正常ではあるものの、これ以上進まないための工夫が必要です。

Cが多かった人は…

抑制力低下系の老け脳

抑制力低下系の老け脳

すぐにイライラしたり、自分の感情を抑えられない場合は、複数の視点から物事を見られなくなっています。これも脳の老化現象ですが、改善可能。

Dが多かった人は…

共感力低下系の老け脳

共感力低下系の老け脳

相手に対して無配慮な対応を取ってしまう人がこのタイプ。さらに進むと、キレやすい、クレームをよくいうなどの特徴も出てくるので要注意。

Eが多かった人は…

聴覚低下系の老け脳

聴覚低下系の老け脳

人の声が聞きづらいなど耳が遠くなっている人は、耳の機能低下から脳の老化が引き起こされています。脳によい日々の習慣を取り入れることが大切。

どれも2つ以下だった人は…

健康脳

どれも2つ以下だった人は…健康脳

A~Eのいずれも2つ以下だった人は、脳の老化が進んでいない証拠。ここから老化が進まないために、下記の対策を積極的に取り入れましょう。

全タイプ共通!老け脳にならない習慣

脳の老化タイプを知ったら、次は日々の習慣の見直しをしましょう。脳を老けさせないための3つの習慣に今すぐトライ!

脳の老化は、高齢でなくとも進んでしまう

「ハーバード大学の研究によると、脳の老化は20代から始まり、40歳を境に自覚することが増えていきます」と西先生。ただし、年齢を重ねても脳が若く、認知機能が高い人もいるそうです。

「加齢とともに脳の老化が進む人とそうでない人がいます。それは日々どう過ごすかで違います。考え方や行動、習慣を変えていくことで脳はどんどん変化していきます。逆に、老け脳を進めてしまう習慣もあるので注意しましょう」

1.年齢を気にしない

年齢を気にしない

実際の年齢より自分は若い、と思っている人のほうが脳が若いという研究結果が。年齢を気にして、「もう年だから」のセリフをいうのは脳の老化にかなり影響する可能性があるので気をつけましょう。実年齢よりも気持ち年齢が大事!

2.がんばり過ぎない

がんばり過ぎない

自分に厳しくしたり、がんばり過ぎたりすることは、脳への負担につながります。かえって家事や仕事が思うようにはかどらなくなる原因にもなりえます。無理をするよりは、30分ほど昼寝や休憩をするほうが結果的に作業効率が高まることも。

3.見た目をちょっと意識

見た目をちょっと意識

一日中パジャマでいたり、ダラダラモードがずっと続いたりすると刺激がなくなり、脳の老化につながります。出かけない日は、せめて自分が好きな色の服を着てみましょう。お気に入りの色はドーパミンが出やすくなり、脳の活性化を手助けしてくれます。

* * *

思ったよりチェックが多かった人も、生活習慣で老化を遅らせたり、改善させたりすることが可能と知ると安心しますね。まずは日々の意識から変えていきましょう!

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イラスト/さかがわ成美 編集協力/森田有希子(smile editors) 

文=徳永陽子

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