このプリクラ代があれば数日食いつなげる!?　金欠で友達づきあいを楽しめない／明日食べる米がない！（16）

日本において7人に1人の子どもが貧困状態にあると言われています。今でこそ、無料または低額で食事を提供してくれる「子ども食堂」の存在が認知されてきて、困窮する子どもたちへの関心や救いの手も広がりつつありますが、ほんの少し前までは、人知れず辛い思いを抱えていた子どもたちが大勢いました。

5歳の頃に両親が離婚し、専業主婦だった母と2人暮らしを始めることになった、やまぐちみづほさんもその一人。実家に頼れず、まだ幼かったみづほさんを育てながらお母さんは懸命に働くのですが、十分な収入を得ることができなくて家は常に困窮状態。必死で働く母を支えながらも、明日の食事にも困るようなギリギリの生活を、みづほさんはどう感じていたのでしょうか。

貧困家庭のリアルを描いたエピソードをお届けします。

※本記事はやまぐちみづほ著の書籍『明日食べる米がない！～親が離婚したら、お金どころか、なーんにもなくなりました!!』から一部抜粋・編集しました。